行程・コース
この登山記録の行程
大岳鍾乳洞入口(07:33)・・・高岩山(08:57)・・・上高岩山(09:26)[休憩 20分]・・・鍋割山分岐・・・鍋割山(10:14)・・・長尾平(11:16)[休憩 15分]・・・御岳山(11:40)[休憩 20分]・・・随身門(12:04)・・・神代ケヤキ・・・裏参道分岐・・・滝本駅(12:44)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
サルギ尾根から奥之院にシロヤシオを訪ねてきました。標高800m以上で開花していましたが、株によっては3分から5分咲き程度で蕾が多く、このコースのシロヤシオが見頃や満開になるのは来週末(4月30日あたり?)くらいではないでしょうか。
いきちがった登山者にもシロヤシオ目当ての方が多く、みなさん異口同音に「御岳ビジターセンターの上高岩山で見頃というコメントを見てきた」、「こんなもんなんでしょうか?」やや戸惑いがち。私が実見した限りでは、まだ蕾が多く、見頃にはまだもう少し時間がかかりそうです。
また、昨年は裏年だったとするレコが多いようですが(私は22年のシーズンを残念ながら登っていません)、今シーズンは花付き自体は悪くないようです。ただ、開花している花は小ぶりなものが目立ち、大当たりではなさそうというのが本日登ってみた率直な印象です。(23年4月23日記)
ともあれ、2年ぶりにシロヤシオの花に再会できました。花つきは悪くなさそうですが、全般的に花は小ぶりな印象でした。表年、裏年、さらには大当たり、何が左右する要因なんでしょうね?充実した個体によっては、表裏とは関係なくコンスタントに花をつけるようにも思っています。また、当たり外れのフレが大きい奥多摩に対して、西丹沢は比較的にせよ安定しているような・・・。アカヤシオやその他のツツジの当たり外れと、シロヤシオのそれは関係があるのだろうかとか、興味は尽きないです。
諸事情で2022年はほとんど山に登れませんでしたが、今シーズンはもう少し登れればと思っています。自分のコースタイム比は、以前歩いた時と比較してさして違いはありませんでしたが、ブランクによる体力の低下はおおいがたいですね。少しづつ体力と感を取り戻し、「あの日の彼女にもう一度会いたい」なと思います。
コースはサルギ尾根が取り付きから急登。岩の痩せた箇所もあり、誤った踏み跡を進んでしまうと切り立ったところに出てしまいます。リカバリーは困難ではありませんが、ぼんやり登らないように。芥場峠で大岳山と御岳山を結ぶメージャールートに合するまでは、静かに歩くことができます。
コース定数25。サルギ尾根の痩せた箇所で踏み跡を間違う可能性に注意。主観的グレードB
フォトギャラリー:52枚
養沢神社から出発
シャガの花が今年も迎えてくれます
いきなりの急登
登山にはいろいろな楽しみがありますが、その一つは間違いなく新緑を愛でることでしょう。
岩がちの場所に生えることが多いシロヤシオの花を訪ねるのですから当然ですが、サルギ尾根も岩が多いです
今年最初のシロヤシオの花との邂逅。標高800m付近でした。
サルギ尾根は誤った踏み跡を漫然と辿ってしまうと、切り立った箇所に出てしまうことがあるので注意すること
咲始めのトウゴクミツバツツジ
山桜も咲いています
山桜の花びらがハラハラと落ちてきますが、姿は見えません。おそらく高い梢に咲いているのでしょう
いい季節です
まだ蕾が多いトウゴクミツバツツジ
上高岩山手前の展望台。周りを囲むように数株のシロヤシオが生えています。
御岳ビジターセンターの事前情報(4月20日付)では「見ごろ」とのことでしたが、私が見る限りまだ咲き始めで蕾も多く、見頃から満開を迎えるにはもう少し時間がかかりそう。
昨シーズンの奥多摩のシロヤシオは花つきが悪い裏年だったようですが、今シーズンはまずますかと・・・
展望台から御岳山を望む
同じく大岳山
展望台からしばらく先に上高岩山山頂。ここにもシロヤシオとその足元にイワカガミが咲いているはずなのですが、今回はイワカガミを見つけられませんでした。
奥之院峰を巻く道もありますが、シロヤシオは山頂付近に多く生えているので、ここは巻いてはいけません。
奥之院峰山頂手前の北西斜面(それもコースをややはずれたあたり)には、シロヤシオがまとまってはえていました。
満開になったらさぞや素敵でしょう
開花状況の参考にしていただくため、あえて「絵としては」いまひとつなものも多く掲載しています
これはこれで綺麗なのですが、この日の彼女はツンとお澄ましして、にこりと微笑んでくれませんでした・・・
南関東の標高1000-1100mあたりのシロヤシオのピークは、あと1週間ほど先でしょうか・・・
奥之院峰山頂の祠
奥之院から下ると、今度は北東斜面のシロヤシオが迎えてくれます
花つきは悪くなさそうですが、やや小ぶりの印象です。
奥之院の下の鎖場
長尾平でランチ
御嶽神社では、卯年の今年、12年に一度の大口真神式年祭を行なっていました。オオカミと犬が近縁だとすると、なぜ戌年ではなく卯年に式年祭を行うのか、聞いてみたく思いました。
鎌倉時代のいい男、畠山重忠の像。
御嶽神社でオオカミの護符をいただきました




