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(小川谷右岸下段道〜コツ谷左岸尾根)酉谷山(タワ尾根)ワンデイハイク

小川谷右岸下段道、旧・酉谷登山道、コツ谷左岸尾根、酉谷山、都県境尾根、タワ尾根、ウトウの頭、( 関東)

パーティ: 1人 (加藤キーチ(モンターニャ) さん )

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行程・コース

天候

薄く雲かかるが暑い。風ほとんどなし。

登山口へのアクセス

バス

この登山記録の行程

08:11~東日原バス停をスタート
08:48~右岸下段道取り付き
09:36~材木小屋尾根を横切る(廃道標)
09:47~鳥居谷~09:53
11:13~三又~11:26
12:26~コツ谷左岸尾根取り付き
13:39~縦走路を横切る
13:52~酉谷山~14:10
14:47~タワ尾根分岐
15:21~ウトウの頭~15:29
16:38~一石山神社に降りる~16:42
16:42~日原鍾乳洞売店~16:46
17:08~東日原バス停フィニッシュ

コース

総距離
約20.3km
累積標高差
上り約2,154m
下り約2,155m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

先々週届かなかった、コツ谷の左岸尾根を登り酉谷山へ。小川谷林道が通行止めなので酉谷までの径路に右岸下段道を選んだが、予想通り「目的の尾根へのアプローチがもっとも難関」な、妙なハイキングになってしまった。
概略は本文を、詳細は写真のキャプションを参照。
.
〇 小川谷右岸下段道
二度目となる今回の下段道のレポートはかなり端折っている。5月6日の初回通過時も参照ください。
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/20230506、小川谷右岸下段道~小川谷右岸上段道(四間小屋尾根より先)~三又/
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=266840
.
終盤の、直進すれば難所となるザレた斜面は高巻く踏み跡を見つけて回避できたが、鳥居谷通過後にルートを失うミスをした(写真14)。唯一のロープ場は難場として挙げられるが、記録者はむしろ頻繁にあらわれるザレ場のほうが嫌らしいと感じる。鳥居谷以降はチェーンスパイクをはいたほうが安全だろう。
.
【動画】下段道のロープ場を通過する
https://youtu.be/EVmkZEm0pLI
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〇 旧・酉谷登山道(三又からコツ谷出合いまで)
ルートは上滝尾根のP1480から真東に伸びる尾根末端を高巻いてから酉谷に降りる。九十九の踏み跡があるしテープも下がっている。しかし途中でサインと踏み跡を見失い、苦労して踏み跡に復帰した。2年前の夏に秩父から都県境尾根に上がり、このルートを降ったときとはサクサク歩けたからずいぶん印象が異なる。降雨などによる経年変化が起きているかもしれず、通過要注意だと感じる。
.
〇 コツ谷左岸尾根
奥多摩のMさんから「岩に当たっておもしろいよ」と教えていただいた尾根。「巻けないんですか。たいてい巻けるはずですが」なんて天邪鬼な返答をしてしまったものだから、まずは巻いてみる。しかし岩のスケールが想像よりはるかに大きく、降参して取り付きに戻りよじ登った。「ハイカーの岩登り」のレベルとしては中くらいかと思う。
倉沢谷の、岩のすき間を縫う岩登りとはまた違い、岩をダイレクトに登る尾根は奥多摩では珍しい。岩場の最後に好展望が待っている。
コツ谷出合いco1200m~酉谷山co1718mの標高差518mに距離1700m、平均30%勾配。
.
【動画】取り付きから数分で岩場に当たる
https://youtube.com/shorts/hFwnhAyDMHY?feature=share
【動画】岩場のてっぺんから、下流方向からスタートして全周
https://youtu.be/zAO1zr-EqG4
.
● メモ
下段道の、ロープ場の手前から三又までチェーンスパイクを着用。
青梅線車中でサンドイッチひとつ食べたあとは無補給。11時間も水だけでやりすごしたのははじめてか。暑くて食欲がわかなかったせいもあるが。
虫が多くタイツ・シャツの上からブヨに刺されて閉口した。立ち止まらないのが一番だと学んだ。
.
(20230621 本文・キャプションともに了)

続きを読む

フォトギャラリー:58枚

1.
お「おはようオルソくん。中日原のブリトー屋さんだがもしかして早く降りてこれるかもしれない、って日に限って店休日だ。マリア様に可及的速やかな改善をお願いしといて」
オ「………」

2.
きっとよじ登った行者がいたはずだ、などと眺めながら。

3.
通行止め小川谷林道。ちょこっと歩いて、すぐにいなくなりますから。すみませんすみません。

4.
取り付きからほどなく上段道と下段道の分岐。

5.
道中。

6.

7.
金袋山P1325から真東に降りる尾根を横切る。

8.
篶坂ノ丸 P1456から真東に降りる尾根の下方(小川谷方向)を撮る。材木小屋尾根のいっぽん南。

9.
サインはぜんぶ撮っておく。ほとんど疑心暗鬼に陥っている(笑

10.
材木小屋尾根の末端。林班界標識もぜんぶ撮っておく。

11.
廃道標ととおせんぼロープ。こちらも材木小屋尾根の、枝分かれした末端。

12.
ここまでは問題ない。

13.
鳥居谷手前の廃桟道から本気の下段道がはじまる。以降、右が山側の写真はすべて「振り返って」。

14.
前の写真から200数十メートル、前回5月6日はすんなり通過しているのに誤った踏み跡をたどってしまう。砂防堤まで上がり「ちがうちがう」。戻って続きを探すがなかなか見つからず15分のロス。

15.
道中。

16.
この写真の前に、評判の悪いロープ場を通過しているが写真を撮り忘れた。本文中の動画を参照。
最終盤、前回ハマったザレた斜面を回避するために高巻く踏み跡をゆく。

17.
とおせんぼロープに出会って下段道は終了。左へ四間小屋尾根~ウトウの頭への巡視路が続く。

18.
三又に着く。

19.
水量多め。6月4日にヒドい目に遭ったので警戒心max。

20.
一連のピンテを無視して水線沿いに行ったのが苦労した原因。きょうは忠実にたどることにする。

21.
喜衛門小屋窪を渡る。

22.
上滝尾根のP1480からほぼ真東に降る尾根を九十九に登って乗越す。途中テープを見失いザレた斜面につかまる。ここはルート探しが難しいと思う。

23.
右岸上段道の、「四間小屋尾根から先」が旧・酉谷登山道と合流する地点候補は3か所あった。
この赤テ地点、

24.
ここと、

25.
ここ。

26.
酉谷に降りている。左は中沢。

27.
道標にしたがいコツ谷を渡ると、

28.
そのままコツ谷左岸尾根の取り付きに立つ。あっけない取り付きに拍子抜けする。

29.
同地点で進行方向。コツ谷左岸尾根の登りはじめ。

30.
さっそく巨岩があらわれる。こちらも全景の写真を撮り忘れた。本文中の動画を参照。
末端の右と、

31.
正面、

32.
踏み跡らしきものもある左。

33.
岩の左の踏み跡をしばらくたどったが延々と岩の基部を歩くようなので引き返し、写真31の正面から登る。

34.
一段上がって。こんどは右から巻くか、

35.
正面を上がるか。写真34の先をのぞくと木の根の階段があり、右から巻き上がる。

36.

37.

38.
みっつめ。意外なことに左右とも逃げられず、巻きようがない。岩のすき間を登る。木の根がよい手がかりになってくれる。

39.
一段上がると幕営適地(笑
崖っぷちだしおっきな熊のフ〇つき。

40.
おお、逆層スラブ的な。順層だが。
登り切ったてっぺんからの展望は本文中の動画を参照。

41.
お「なあオルソくん。なんでここに生えることに決めたんだろうなあ」
オ「………」

42.
また疑心暗鬼にとりつかれ「踏み跡ではないか」とじっと観察している。

43.

44.

45.
縦走路を横切る。

46.
せっかくなので酉谷山へ横から上がる。

47.
お「オルソくん、もう14時だ。オフトレイルをもういっぽん降るつもりだったが、暑いし虫だらけだしギブアップだ。文句ある?」
オ「………」

48.
いろいろ気にしすぎるハイキング。

49.
おなじく。

50.
タワ尾根分岐。

51.
いろいろ気に(略

52.
6月4日に歩いた滝谷・左又出合尾根の下降点。

53.

54.
きょうも無事に下ろしてくださり、ありがとうございました。お礼にクマを置いてきましょうか?押し込めば賽銭箱に入ると思うんですが。

55.
お「いらないってさ。また一緒にヤマノボリができて良かったなあ」
オ「………………………………」

56.
奥多摩駅の観光案内所の半地下ではツバメが巣づくり中。

57.
お父さんはせっせと材料を運び、お母さんはにぎやかに指示を出していた。

すべての写真を見る

装備・携行品

【その他】 ラ・スポルティーバのウルトララプターⅡ。(以下ほとんどモンベル)タイツ・半ズボン。長袖ドライシャツ・ペツルのヘルメット・ブラックダイヤモンドのフルフィンガーグローブ。ザックはロウアルパインの25リッターにヘッドランプ・スマホ(カメラ+GPS)・バッテリー充電器と予備電池・ココヘリ発信機・虫よけネット・雨具・チェーンスパイク・ジャージ・ロールペーパー。ハイドレーションに水1.5L・コッペパンみっつ・カルパス・非常食。着替え一式とサンダルは奥多摩駅のコインロッカー。

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登った山

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