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梅雨明けの虹と花・朳差岳 (2023.07.21-22)

頼母木山、朳差岳( 東北)

パーティ: 1人 (まき さん )

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行程・コース

天候

初日) 晴れのち霧、夕立の後は晴れ
2日目) 晴れのち霧

利用した登山口

飯豊山荘  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 国道113号線から県道260号に入り、梅花皮荘の手前で舗装された林道に入る。飯豊温泉の飯豊山荘までずっと舗装路。駐車スペースには、30台は楽に停められる。

この登山記録の行程

【1日目】
飯豊山荘(07:00)・・・地神北峰(12:50)[休憩 20分]・・・頼母木小屋(13:55)

【2日目】
頼母木小屋(05:00)・・・大石山(05:30)・・・鉾立峰(06:10)・・・杁差岳(06:35)[休憩 35分]・・・鉾立峰(07:45)・・・大石山(08:30)・・・頼母木小屋(09:00)[休憩 70分]・・・地神北峰(11:10)・・・飯豊山荘(14:35)

コース

総距離
約18.1km
累積標高差
上り約2,448m
下り約2,448m
コースタイム
標準16時間30
自己14時間25
倍率0.87

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

山を下りてからラジオで梅雨が明けたことを知った。初日夕方のキャンプ中に土砂降りになったが、納めの雨だったようだ。
7/21(金) 平日だからか、数人にしか会わない静かな初日だった。歩きはじめていきなりの岩稜の急登。朝7時を過ぎたばかりなのに、真後ろから陽に照らされ、早々に気が萎える。400m急登後にやや緩やかになり、木陰で休む。
さらに登り続け、夫婦清水でまた休む。ここはすぐに小沢があり、冷たい水を補給できる。
登り続けると山が霧に包まれ涼しくなる。丸森峰まで登り詰め、ようやくひと心地。昼食休憩を取る。
視界が限られる中、急に花畑になる。チングルマとイワカガミ、よく見ると雪田の脇だった。ミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ、イワイチョウ、ヨツバシオガマ、ニッコウキスゲ、数輪のヒメサユリ、雪渓の頭がすぐ近くにあり、頂上も近い。イワカガミの中を歩くと地神北峰、地神山は霧で見えない。
地神北峰からは下り。花が変わり、イイデリンドウとミヤマウスユキソウが目立つ。頼母木山手前はニッコウキスゲも盛んだった。コオニユリ、ハクサンフウロ、マツムシソウを見ながら下り、頼母木小屋へ。水が豊富だ。
テントを出し、ウトウトしていたら、雨脚が強くなり、土砂降りになった。1時間ほどで止み、空には大きな虹がかかっていた。朳差岳も良く見える。テントは2張のみ、小屋は無人だったようだ。

7/22(土) 山には陽が照り、下界は雲海が広がる中、朳差岳を目指す。大石山までは軽いダウウンとアップ、わずかだがハクサンイチゲに会うこともできた。その先の鉾立峰までは、刈り払われていない下草が腰まで濡らす中、きつい登りを登る。登り切ると、朳差岳はもう目の前。
センジュガンピとタカネナデシコがわずかに咲き、ニッコウキスゲの草原を登り詰めると朳差小屋、そのすぐ先が朳差岳。頼母木小屋の奥に地神山が大きい。西に門内小屋も見え、その先の北股岳までは見ることが出来た。二王子岳はひと際目立つ山塊になっている。地神山の東側の奥は飯豊本山と思われ、梶川尾根と大グラ尾根が長く伸びている。北は朝日連峰が雲の上。その先は分からない。
少しだけ北に足を延ばし、長者平の湿原まで。池塘が広がり雲上の楽園のようだ。
存分に楽しみ、帰路。靴の中までビショビショになっていた。頼母木小屋でテントをたたんでいるうちに、ガスが上がってきて、涼しくなった。靴下を履き替え、ゆっくりと地神北峰まで登る。昨日は気付かなかったチシマギキョウが一輪だけ咲いていた。
下りは長かった。急登だけあって下りも急だ。丸森峰まで高山植物を楽しめたが、その後はただひたすら下り。涼しいはずなのだが、体が熱い。
何度も休憩をはさみ、天狗平に下りてきた時には、もうこれ以上歩けない状態だったが、飯豊温泉で汗を流して、生き返った。

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装備・携行品

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登った山

朳差岳

朳差岳

1,636m

鉾立峰

鉾立峰

1,573m

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