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小屋泊

北アルプス古希前縦走6０ｋｍ（大東新道・高天原温泉・雲ノ平・赤牛岳・読売新道）35-44

赤牛岳（ 北アルプス・御嶽山）

パーティ： 1人 (楽人 さん )

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行程・コース

天候

7日間すべて晴れ（一日目：曇り後晴れ、2日目：晴れ午後一時曇り（朝は快晴）、3日目：晴れ一時曇り（朝は快晴）、4日目：晴れ一時曇り（朝は快晴）、5日目：晴れ一時曇り（朝は快晴）、6日目：晴れ一時曇り（朝は快晴）、7日目：晴れ一時曇り（朝は快晴）

利用した登山口

折立 　

登山口へのアクセス

バス
その他： 富山駅～有峰口駅：立山1号（クーラーなし）、1,150円
有峰口駅～折立：バス、3,300円、単独4名

この登山記録の行程

【1日目】
折立(10:42)・・・三角点(11:54)[休憩 4分]・・・五光岩ベンチ(12:56)[休憩 14分]・・・太郎平小屋(13:46)[休憩 4分]・・・薬師沢小屋(16:27)

【2日目】
薬師沢小屋(05:50)・・・Ｂ沢出合(07:14)[休憩 6分]・・・高天原峠(09:03)[休憩 12分]・・・高天原山荘(11:46)[休憩 24分]・・・高天原温泉(12:27)・・・竜晶池(12:40)[休憩 30分]・・・高天原温泉(13:25)[休憩 106分]・・・高天原山荘(15:26)

【3日目】
高天原山荘(05:45)・・・岩苔乗越(08:22)[休憩 8分]・・・徒渉点(09:40)[休憩 155分]・・・祖父岳分岐(13:20)・・・雲ノ平キャンプ場分岐(13:55)[休憩 20分]・・・雲ノ平(14:29)

【4日目】
雲ノ平(05:45)・・・雲ノ平キャンプ場分岐(06:00)・・・祖父岳分岐(06:30)・・・祖父岳(06:53)・・・岩苔乗越(07:39)・・・ワリモ北分岐(07:48)・・・水晶小屋(08:22)

【5日目】
水晶小屋(05:30)・・・水晶岳（黒岳）(06:36)・・・温泉沢ノ頭(07:20)・・・赤牛岳(09:17)[休憩 93分]・・・6/8標識(11:44)[休憩 6分]・・・4/8標識(12:24)[休憩 11分]・・・2/8標識(13:24)[休憩 10分]・・・奥黒部ヒュッテ(14:40)

【6日目】
奥黒部ヒュッテ(06:30)・・・平ノ渡場(09:20)[休憩 60分]・・・平ノ小屋(10:25)

【7日目】
平ノ小屋(06:00)・・・ロッジくろよん(09:20)・・・黒部湖駅(09:45)・・・黒部ダム(09:55)

コース

総距離
約56.9km
累積標高差
上り約5,475m
下り約5,316m
コースタイム
標準34時間40分
自己34時間19分
倍率0.99

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

　昨年は梅雨明け不明瞭、一週間の晴天は期待できなかった。コロコロ変わる北陸の天気予報から、7月21日以降は概ね晴れると予想して折立から入山した。結果は10年ぶり？の猛暑、雨に一滴も降られない最高の登山を体験できた。目的は赤牛岳から読売新道を下り黒部ダム、大東新道を歩き、黒部源流でイワナ釣り、高天原でゆっくり露天風呂、夢の平で道は途切れる高天原新道を夢見た。
1日目（折立～薬師沢小屋）
・三角点まで樹林帯、1934m地点から一部木道、五光岩ベンチから全て木道、休憩用のベンチ多数
・第一渡渉点まで急坂、明瞭な橋は4ヶ所？、登山道の水何処でも飲める？、カベッケが原は見どころ朝靄
・第二渡渉点の橋（左岸端）でイワナ釣り1時間、アタリ2回、3回目はなし
2日目（薬師沢小屋～高天原山荘）
・大東新道（A沢まで）、沢沿い目印多く問題ない
・Ａ沢～Ｂ沢出会でルート見失う、古い木の階段に迷う、逆ルートの場合は歪んだ長大ハシゴがすぐ見つかるはず
・Ｂ沢出会～高天原峠はＣ沢まできつい、以後歩きやすくなる
・岩苔小谷でイワナ釣り2時間弱、釣果なし（雪解けで激急）、雰囲気満足
・竜晶池の先夢見平、高天原新道の痕跡は藪の中に消えていた
・高天原温泉、内湯・露連風呂に1時間、ビールを飲みながら至福の一時
3日目（高天原山荘～雲ノ平山荘）
・朝露の高天原は雰囲気良し
・水晶池過ぎの登山道、熊の糞あり（翌日この付近で熊を見た幾人かいる）
・岩苔乗越直下、道やや不明瞭だが稜線まですぐ
・黒部川源流で最初の一滴（水溜）を確認する
・黒部川源流渡渉点、イワナ釣り2時間30分、釣果ないが満足
・雲ノ平キャンプ場分岐、水汲み往復20分は疲れた足に堪える
・祖母岳よりアルプス庭園からの眺めが素晴らしい
4日目（雲ノ平山荘～水晶小屋）
・雲ノ平は溶岩の集合体、ハイマツの中、木道を歩く
・祖父岳からの眺め、快晴なら北アルプス南部～中部は全部見渡せる
・ワリモ北分岐、登りに集中見過ごし鷲羽岳往復せず（49年前に登っている？）
5日目（水晶小屋～奥黒部ヒュッテ）
・水晶岳（南峰）まで見印多いが、重いザックの人は細心の注意必要
・水晶岳（北峰）から北西への道、目印少ないが二重山稜の雪渓を目指せば道は明瞭
・温泉沢ノ頭手前P2904を過ぎれば危険箇所なくなる
・最低鞍部から望む赤牛岳、ワクワク感最高潮
・赤牛岳、北アルプスの山並が全て見渡せるかも知れない位の眺望あり
・読売新道、7/8まで急峻なガレ場多数あり
・4/8以降は苔付き岩（円礫）、2/8以降は根っこの集合体で非常に歩きずらい
・1/8の脇はガレ斜面、ロープに頼り下る
6日目（奥黒部ヒュッテ～平の小屋）
・アスレチック梯子の連続、梯子自体が一部空中に浮いている
・ヌクイ谷、イワナ釣り5時間、釣果ないが至福の一時
7日目（平の小屋～黒四ダム）
・昨日のハシゴに較べれば、今日は安全なハシゴ
・中ノ谷、木橋を渡るが、谷幅広く目印少ない
・ロッジくろよんまでのコースタイム3時間かなりきつい、ここから遊歩道となる
・かんぱ谷橋を渡れば観光地、遊覧船の乗り場はすぐそこ
〇出会った人
　1日目：下り26名、登り23名（追越し）、2日目：Ｅ沢で下り1組4名、3日目：岩苔乗越まで登り1組2名（水晶池手前）雲ノ平まで多数、4日目：祖父岳2名・水晶小屋まで多数、5日目：水晶岳1名・赤牛岳手前2803付近1組2名、赤牛岳単独4名（登り単独２名・水晶から往復1名・新穂高から往復トレラン1名）、読売新道2/8付近1名、6日目：同行1名、7日目：8名（単独2名？、2名3組？）
　
〇感想
　3月末から足腰を鍛え、一週間の山行に耐える準備はしてきたつもりだったが、読売新道を下った時点で太腿がきつく、針ノ木古道から扇沢へ下山するルートは中止。それでも最後は黒部湖沿いの登山道（奥黒部ヒュッテ～平ノ渡場）でアスレチック梯子を堪能できた。もうすぐ古希、「赤牛岳から眺めた北アルプス（奥穂から白馬岳以北）は半世紀前の記憶を少しだけ呼び起こした」、夢のような一週間。

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赤牛岳

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