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2023.7.24~5 五竜・唐松岳縦走

( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (いずみやま さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

7月24(月)☁/☀ 20℃ 微風 五竜Ski場小屋泊℗ テレキャビンでアルプス平駅へ
  25(火)☀15℃ 静穏 

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 白馬五竜登山口から八方登山口移動はデマンドタクシー無料がある。
ウイークデーでも運航の可能性がある。問い合わせて見ると良い・・☺

この登山記録の行程

アルプス平駅Start(07:40)・・・地蔵ノ頭(08:26)・・・小遠見山(09:45)・・・大遠見山(11:10)・・・五竜山荘(14:10)泊
五竜山荘(04:20)・・・五竜岳(05:48)・・・五竜山荘(06:50)・・・最低鞍部(08:30)・・・唐松岳頂上山荘(10:38)・・・唐松岳頂上山荘(12:00)・・・丸山(13:21)・・・八方池山荘(15:15)・・・ゴンドラ八方駅Goal(16:00)

コース

総距離
約20.8km
累積標高差
上り約2,193m
下り約2,963m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

梅雨明け10日と言われる晴間を狙い、甲信地方の梅雨明け直後に出かけた。
2日目のてんくら予報がC判定。迷ったが、天気図が安定、風が静穏判定なので雨は覚悟で出発。結局、2日間お天気、雨にも合わずに後立山連峰2座を歩くことが出来ました…(^_-)-☆

今回も前日昼過ぎに出発。550㎞走って9時過ぎ白馬さんさんパーク駐車場へ着いて車中泊。夜は雨が降っていましたが、朝方上ったようでした。6時過ぎにはエスカルプラザの小屋泊登山者駐車場へ着き、周辺を散策。

7時半の始発は、登山者20人位が並びました。

テレキャビンでアルプス平へ着き、植物園の園路を登ります。見たかったヒマラヤの青いケシが、残っていてくれました。地蔵の頭へ続く園路は、様々な高山植物が見られます。花好きにはたまりませんが、先があるのでチングルマとコマクサコラボのショットで打ち止めし、上部へ向かいました。

地蔵の頭へ入山挨拶し、小遠見を目指します。
小遠見迄意外と長く感じ、沢山の登山者へ道を譲ります。昨夜の雨の湿気がガスに変わって、あまり眺望は利きません。階段や展望ベンチが次々にあり、小遠見までは遊歩道。一般観光客も登れるようです。

9:48分小遠見到着、予定時間通り。年配女性とガイドさんのバディーと一緒に休憩します。このパーティーさんとは小屋に着くまで前後し、上部では声掛けしながら伴に頑張りました。翌朝は五竜登山でもお会いし、互いに健闘エールを交換しました。

中遠見は、えっ‼と思えるくらいすぐに着きました。そして尾根伝いに大遠見へ到着。
11時、ここでお昼にします。休憩中も次々登山者が行かいます。おにぎりと味噌汁でお腹を満たし次へ転進だ。

残すは西遠見と西山。モミジカラマツ・コイワカガミ・チングルマ・ツガザクラ・セリバオウレン等確認しながら西遠見へ着く。やがて、痩せ尾根を渡ると、西山斜面へ取り付けた。急登だが階段や鎖が設置され、1っ歩ずつ歩数を重ねていけばそれほど難は無い。

辺りのガスも晴れて来て、雪渓が残る山肌が見えだした。道脇の残雪で火照った体をクーリング。ウサギギク・ミヤマアズマギク・クロトウヒレン・シナノキンバイ・ニッコウキスゲ・ヒョウタンボクなど確認し、上に小屋を見ながら西山へ着いた。

唐松岳から来る縦走路へ合流すると、小屋はすぐ目の下に、14時6分チシマギキョウに迎えられ小屋到着だ。早速用意してきた宿帳を受付へ。祝杯を携え入宿、今日は五竜岳の鞍部、五竜山荘の五竜部屋が我ヶ屋。

お楽しみ小屋飯は5:40分から。カレーにサラダ・コロッケ・味噌汁・漬物・デザートでした。カレーはお変わり自由ですが、1杯で十分。今日は満室で3ラウンドに分けた夕食でした。

夕方雲が谷底から沸き上がり、雲を纏った五竜岳が衝立のように眼前に聳えます。最後に太陽の赤い光が雲を染める、絶妙の夕焼けが見られました…\(^o^)/

翌朝は3時半起床、支度して4時過ぎスタート、五竜岳に向かいます。バックパックを小屋にデポし、水と雨具だけでアタックだ。もちろんGPSとカメラは帯同します。

途中で日ノ出。夜の暗闇がやがてピンク色に染まり、雲の縁で横に光の帯が走り、朝日が差し込んできた。ご来光は、何時も改まった気持ちになる。

ザレから岩登りになると山頂は近い。八峰キレットへ向かう縦走路分岐まで登ると、キレットから鹿島槍の双耳峰が見えてきた。山頂稜線をしばらく進むと五竜岳山頂到着だ。

先着15人パーティさんがおられて、三角点も山頂標も人に埋まっていました。しばらく様子を伺いながら、ぐるりと眺望を楽しみます。毛勝三山から剣・立山・薬師・野口五郎・水晶・三俣蓮華・双六・笠ヶ岳そして、鹿島槍の向こうに槍から穂高が見えている。北へ伸びる北アルプスは唐松から白馬槍・杓子・子蓮華・白馬乗鞍そして頚城三山の大パノラマだ。

山荘へ下り朝食。山荘のお弁当は鮭・エビ天・梅干しに野沢菜漬のふりかけ飯。持参の味噌汁で戴き、7時前縦走へ向かいます。昨日の西山をトラバースして、最低鞍部向け下ります。なだらかな縦走路はハクサンシャクナゲが見頃です。

1時間程で鞍部へ下りました。大黒岳を越えて、牛首への登りが始まったところで休憩を入れます。日が射すと暑く、日影は涼しいので、縦走路の日陰で休憩。ここでも3・4組ほど通られました。行きかう登山者が多くて、道迷いは心配ありませんが、熱中症に注意が必要…"(-""-)"

牛首の登りは鎖場が続きます。バックパックを背負っての登りはハードでした。10時38分牛首を1時間半掛かって登り切ッた。登りきるとすぐに小屋でした。

一休みして空身で唐松岳へ向かいます。行にコマクサ群落、帰りは雷鳥に出合い幸運でしたが、山頂は団体さんでゆっくり出来ず。三角点とトレッキングの若者にツーショットだけ撮ってもらい下山した。

30分強で山荘に帰り、水補給をして下りへ向かいます。12:00から八方尾根を下りに向かいました。20分ほど下った2,554mピークで昼食。朝と同じ五竜山荘の弁当を広げていたら、オコジョが出てきてこんにちは‼ カ・メ・ラと思ってみたけれど、すぐ隠れてしまいました。

昼からの下りは、疲れて長い道のりでした。扇雪渓を過ぎ、八方池まで降りると、ハイカーが増え観光客も沢山登っておられた。
池に写る天狗の頭を撮っていると、遊歩道に屈みこんでいる登山者が居らした。聞くと八方ミヤマセンブリだと仰る。見ると青い小さな花が咲いている、周辺には雪割草のピンクが目立っているが、つつましく青い花を咲かせていました。

クルマユリ・イワシモツケ・ミヤママツムシソウ・ハクサンタイゲキ・ニッコウキスゲ・ハクサンシャジン・イブキジャコウソウ等を確認、雪渓で遊ぶ鹿や人面の八方ケルン・花畑より上に広がるダケカンバの逆相大木林を満喫して八方池山荘へ無事下山。

下り始めて4時間、ここからクワッドリフトとテレキャビンで八方へ。下山の御褒美はソフトクリーム。五竜スキー場へ帰り、大町温泉郷の薬師の湯で汗を流し、翌朝無事帰宅した。

2度目の遠征も天気に恵まれ、青いケシ・ハッポウミヤマセンブリを初見、北アルプスの絶景と鹿やオコジョ・雷鳥にも出逢え、大満足の山行になりました…\(^o^)/

詳しいレコはブログいずみやまでどうぞ
https://izumiyama-ogawa.blogspot.com/2023/07/2023.html

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登った山

唐松岳

唐松岳

2,696m

五竜岳

五竜岳

2,814m

小遠見山

小遠見山

2,007m

地蔵の頭

地蔵の頭

1,673m

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