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雲上の楽園♪五色ヶ原(室堂から黒部ダムへ)

浄土山、龍王岳、獅子岳、五色ヶ原、黒部ダム( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (太っちょパパ さん )

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行程・コース

天候

晴れ夕立、晴れ

登山口へのアクセス

その他
その他: 扇沢市営無料駐車場に8/2(水)6:15頃到着し数台分の空きがあり駐車できた。
Webチケットで始発7:30の黒部アルペンルートの事前購入で、6:30頃から自動受取機に並び7時少し前に受領。乗場では前から3列目くらいに並べ、始発の電気バスに座って乗ることが出来た。ロープウエイは1回待ちになってしまい室堂到着は8:54と約1時間半掛かった。

この登山記録の行程

【1日目】5時間08分(うち休憩29分)
室堂ターミナル(09:06)・・・北峰(10:17)・・・南峰(10:37)[休憩 20分]・・・龍王岳(11:07)・・・獅子岳(12:33)[休憩 9分]・・・ザラ峠(13:30)・・・分岐(13:59)・・・五色ヶ原山荘(14:14)

【2日目】6時間50分(うち休憩25分)
五色ヶ原山荘(05:47)・・・テント場(06:04)・・・刈安峠(07:29)[休憩 3分]・・・平ノ小屋(08:23)[休憩 22分]・・・ロッジくろよん(12:10)・・・黒部湖駅(12:37)

コース

総距離
約21.7km
累積標高差
上り約2,103m
下り約3,090m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

お花畑が見たくて北アルプスの五色ヶ原へ行ってみた。
扇沢から7:30始発の黒部アルペンルートで室堂へ9時頃到着。準備を整えて出発。
先ずは浄土山へ。岩場の登りが続くが、幸い今日は眺望に恵まれ楽しみながら登ることができた。
南峰へ向かう途中で雷鳥を見かけるも上手く写真が撮れず(涙)以前立山三山を歩いた時にも浄土山で雷鳥に出会った事を思い出す。
南峰で早めのお昼を済ませ、龍王岳に登ってみる事に。正規の登山道は無いが明瞭な踏み跡があり10分弱で山頂に到着。展望が素晴らしかった。
一旦下って五色ヶ原方面へ向かうとめっきり人がいなくなった。ここからの登山道はガレている所も多いが、沢山の高山植物に出会えた。
鬼岳東面を過ぎると雪渓があるが、もう残雪も少なく軽アイゼンなどは必要なかった。
獅子岳の山頂は少し広くなっており、眺望を楽しみながら休憩出来た。
一息ついたら、ザラ峠まで文字通りザレた急坂を下る。長い下りで腿に効くが、そこでもたくさんの花達が迎えてくれた。
五色ヶ原へ向けて登り返すと、やがて木道となりキャンプ場を左に分けた先にはハクサンコザクラとチングルマのお花畑が広がっていた。
五色ヶ原山荘手前には広大なチングルマのお花畑が広がっているようだが、今回は既に果穂となっており、もう少し早く来るべきだったかと少し後悔。それでも台地に広がるチングルマの穂は圧巻で素晴らしいのもだった。
14時過ぎに山荘に到着。早速冷たいビールを購入し外のテラスで一息つく。至福の時間である。五色ヶ原山荘では水の豊富なときには風呂にも入れるそうで、今回も15時から男女交代で汗を流す事ができた。5人部屋にソロ同士2名での利用ではあったが、ここの小屋ではほぼコロナ対策は終わっているようであった。16時過ぎから夕立がありテン場にはだいぶ水が出たようで小屋泊まりに変更する方も居たようだが、17時の夕飯後には雨も上がり山間に大きな虹も出て、小屋の近くを散策しながら夕暮れを楽しむことができた。
夜は雲が多く星空を見ることは出来なかったが、2日目の朝は晴れて日の出と赤牛岳と槍の穂先のモルゲンロートを見ることが出来た。
5時の朝食を済ませ6時前に小屋を出る。
黒部ダムへ向けてテン場方面に歩き出すと、既に日差しが暑いがチングルマの群落と広い高原台地にテンションも上がり気持ちよく歩けた。
やがて樹林に入ると昨日の雨のせいか泥濘が多く足元を取られる事も多くなりスピードダウン。刈安峠を過ぎ1時間ほどで平乃小屋に到着すると途中で追い越された有名人お二人が休憩されていた。10分ほど貴重な体験をさせていただき忘れられない時間となった。
小屋から先は黒部湖を回りこんでダムへ向かうが、湖畔を歩くのではなくアップダウンを繰り返しながらの山間コースなので、風の通りも少なく、時折出てくる沢の冷たい水で顔を洗うのを楽しみにしながら歩いた。またこのコースには丸木の梯子のような階段が多く、特に下りは滑らないように気をつけたが、それでも一度コケそうになり危なかった。
体幹衰えてるかな(汗)
「ロッジくろよん」までは3時間掛からないかと思っていたが、結局3時間20分ほど掛かってしまった。疲労と暑さで食欲も無いので休憩はせず、ダム内の涼しいベンチを思い出し黒部ダムへ向かう。
ダムまでは舗装された道でもう下山したも同然だが、黒部湖とかんぱ谷橋が見えた時には正直ホッとした。
行程はなかなかハードな部分もあったが、雲上の楽園と謳われる五色ヶ原は、その名のとおり多彩な植物や自然に彩られた素晴らしい場所だった。

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フォトギャラリー:98枚

長野県の扇沢から黒部アルペンルートで室堂へ。

9時頃に室堂着。まずまずの天気。

先ずは浄土山へ。すでに五色ヶ原の表示あり。

イワイチョウが沢山。

チングルマのお花畑。

ヨツバシオガマもたくさん。

ミクリガ池を見下ろす。

浄土山登山口

岩場の登りが始まる。

奥大日岳とベニイタドリ?

あと一息(汗)

北峰付近から雄山を眺める。

剱岳

イワツメグサとイワキキョウ

槍ヶ岳

五色ヶ原山荘が見えました。

ハクサンイチゲのお花畑。

浄土山南峰でひと休み。

正規のルートではないが龍王岳へ登ってみる。

ザックは分岐辺りにデポして空身で登り10分と掛からずに山頂。でも眺望はなかなか良い。

分岐に戻って、ガレた山道を五色ヶ原へ向かう。

ハクサンフウロのお花畑。

ミヤマトリカブト

鬼岳東面を通過すると下りが始まる。

梯子を降りて雪渓へ。

もう雪もだいぶ減り安全に渡れた。

雪渓の先にはコイワカガミ。

ダイモンジソウ。

シナノキンバイ

ハクサンイチゲとシナノキンバイのお花畑。

荒々しい岩場にお花畑が美しい。

2つ目の雪渓もノーアイゼンで平気。

草原にコバイケイソウ。

ウメバチソウも咲いてた。

山道脇にダイモンジソウの群落。

ゴゼンタチバナ

花に癒されながら獅子岳まで登り返してひと休み。

黒部湖かな。

雄山方面

ハクサンイチゲのお花畑。

ザラ峠へ向けて激しい下りが始まる。

梯子も何ヶ所か下った。

楽しそうな尾根歩きに見えるがザレて地味に疲れた。

イブキジャコウソウ

ミヤマコゴメグサ

腿がプルプルしながらやっと下りきってザラ峠でひと休み。

登り返しがほんの少し嬉しく感じたりして(笑)

小屋とテン場の分岐。

ファイトの文字に、もう直ぐだと感じる。

ハクサンコザクラのお花畑。
アップが撮れてなかった(涙)

イワオトギリ?

チングルマは果穂になっていたが広大なお花畑。

チングルマの花の時季は凄い事だろう。
あと1~2週間早ければ?

小屋まで気持ちの良い木道が続く。

五色ヶ原山荘到着。
休憩込みで室堂から5時間ほど掛かった。

とりあえず缶ビール購入してひと休み(笑)
エゾシオガマ?

小部屋がたくさんあり、本日は4~5人部屋の2人利用だった。

夕立前に小屋に着いて良かった。
15時くらいから男女25分交代で入浴できた♪

夕飯はトンカツ定食。

雨上がりにきれいな虹!

雨に濡れてもハクサンコザクラは頑張っていた。

川と化した山道に負けず少し散策(笑)

談話室にて30分100円で携帯充電できた。
ありがたい。

雲が多くて星空は良く見えなかったが、日の出は堪能できた。

チングルマの果穂が朝日に輝く。

赤牛岳と槍の穂先のモルゲンロート。

2日目は黒部ダムへ。

チングルマのお花畑をテン場へ向かう。

一部まだ花の残っている場所もあった♪
ハクサンイチゲとチングルマ

テン場。
夕立のときは海と化していたらしい。
皆さんよく耐えました。

テン場から黒部湖へ。

6時だというのに既に暑い(汗)

でも素晴らしい景色。
次は花の時季にあわせて来よう。

樹林帯に入った。

今年初めてのクロマメノキに出会った。

ぬかるみ滑りながら刈安峠に到着。

アザミや笹が多くなり朝露で濡れるが、もう汗なのか露なのか分からない(笑)

足場の不安定なトラバースを恐る恐る渡る。

平乃小屋でひと休み。
幸運な出会いもあった(ナイショ)。

勝手に昔ながらの手漕ぎの渡し舟を想像していた(笑)

船には乗らずに黒部ダムへ向かう。

手作り感満載の丸太橋を何度か渡る(汗)

足場の狭いトラバースを慎重に。

落ちたらドボンだな(汗)

長い丸木の階段が何ヶ所かある。滑るので下りは特に怖い。

滝の様に流れる沢と橋が黒部を感じさせる。

だいぶ下流にある長めの橋を渡る。

川原にナデシコ?

ロッジくろよんに到着。
平乃小屋から3時間25分も掛かった(汗)

小屋の前を通過して黒部ダムへ。

黒部ダムが見えた!

かんぱ谷橋を渡り黒部ダムへ。

橋を渡るとガルベ船乗場だった。

戻って来れました。

ダムのトンネル内は涼しい!

ダムの上から豪快な放水を見物。
もう観光客です(笑)

暑さと疲れであまり食欲なかったが、バスを待つ間に五色ヶ原山荘のお弁当を戴き復活。

13:35発の電気バスで扇沢に戻った。
薬師の湯に入って帰ります。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ソフトシェル・ウインドシェル ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス
ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 携帯トイレ 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器 ライター カップ カトラリー

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登った山

龍王岳

龍王岳

2,872m

浄土山

浄土山

2,831m

獅子岳

獅子岳

2,714m

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