行程・コース
天候
初日:晴れ
2日目:霧のち曇り、のち晴れ
3日目:霧のち、晴れ時々曇り、最後に雨
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
県道で大井沢集落を抜け、根子まで来て林道に入る。しばらくは細いが舗装されている。残り3kmで未舗装となるが状態は良い。昨年まで日暮沢を濡れながら越えたが、今年は簡易な橋となっていた。日暮沢の駐車場は約30台駐車できる。避難小屋と水場がある。
この登山記録の行程
【1日目】
日暮沢小屋(08:30)・・・清太岩山(12:20)[休憩 40分]・・・ユーフン山(14:10)・・・竜門山(15:00)・・・竜門小屋(15:20)
【2日目】
竜門小屋(06:00)・・・竜門山(06:20)・・・西朝日岳(07:45)・・・中岳(08:45)・・・大朝日小屋(09:25)・・・大朝日岳(09:45)[休憩 40分]・・・大朝日小屋(10:35)[休憩 25分]・・・中岳(11:50)・・・西朝日岳(13:10)・・・竜門山(14:05)・・・竜門小屋(14:15)
【3日目】
竜門小屋(06:10)・・・寒江山(07:15)[休憩 30分]・・・竜門小屋(08:45)[休憩 40分]・・・竜門山(09:40)・・・ユーフン山(10:45)・・・清太岩山(11:15)[休憩 20分]・・・日暮沢小屋(13:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨年は以東岳のみだったので、元山形県民のHeroの隊長が是非大朝日に登りたいとのこと、体力自慢のSKさんと3人でゆったりと大朝日岳の花旅を楽しんだ
8月3日(木):日暮沢駐車場には10台も停まっていない。冷たい沢水を汲んで、ゆっくりと急坂を登る。蒸し暑く風がない巨木の森を一気に200mほど登り、ようやく一息。立派なブナと松が日陰を作ってくれる。
少しのアップダウンの後、また激しい登りとなり、地面が湿気てきた所がゴロビツの水場。沢の水はチョロチョロすぎて、この時期は飲用には不向き。冷たいことは確かなのでタオルを濡らし、首に巻く。
森の木が低くなり、日差しを感じるころ、視界が開けてきてようやく主稜線が見え始める。きつい日差しのもと、何とか清太岩山にたどり着き、ハイマツの隙間に頭を隠して日陰を作り、昼食。小朝日から大朝日、中岳、西朝日、竜門山。寒江山、以東岳まですべて見える。遠い。
一旦急坂を下り、ユーフンに登り返す。竜門小屋までもう少し。急に高山植物が目立ち、マツムシソウ、ハクサンシャジン、アキノキリンソウが彩る。コバイケイソウやニッコウキスゲもわずかに咲き、最後の登りを後押しする。竜門山から竜門小屋までの下りは、期待していなかったハクサンイチゲのお花畑だった。終わりかけのヒナウスユキソウと咲きはじめのミヤマリンドウが更に加わり、ヘトヘトなのに気分は高まった。
竜門小屋は空いていて、とても静かだった。ただ、水が細くなっているとのことで、いつまで持つか、とのことだった。
8月4日(金):以東岳往復の予定を大朝日往復に変更した。昨日の疲れが残り、無理しないことにした。日の出はきれいだったが、すぐに雲が下がってきて、大朝日は臨めない。風が強いおかげで昨日の蒸し暑さはないのは幸い。西朝日までの稜線はハクサンイチゲやハクサンシャクナゲ、名の不明な白いセリのような花、その他数々の花の連続だった。遠くは見えないが近くの花を楽しむ。遠くの雪渓近くに黒い熊の姿を一瞬見ることが出来た。
一旦下る時に一株のキンコウカ、ヨツバシオガマ、ウサギギク、クルマユリ、ハクサンフウロ、鞍部の湿地ではイワイチョウ、中岳に登り返すとミヤマホツツジ、ツガザクラ、ニッコウキスゲ。中岳を巻いた先に、金玉水。雪解けの湧水とのこと、冷たい。チングルマも残っていた。
登山道が整備され、イワショウブやマツムシソウが見え、霧の向こうに急に大朝日小屋が見えた。一輪のミヤマトリカブト。一気に登り続ける。
たどり着いた山頂(1871m)には数名の先客がいたが、360度の霧で、残念ながら何も見えることが出来ない。晴れていれば飯豊から蔵王、月山の奥に鳥海山まで見えるはずだった。残念だが下る。
大朝日小屋前の花畑にはタカネナデシコ、クルマユリ、ハクサンフウロ、トモエシオガマが咲き乱れていた。金玉水でまた給水し、ゆったりと戻る。西朝日を過ぎたころ、雲が減り、振り向くと大朝日岳が頂を現した。そして急速に空は回復し、竜門小屋に戻るころには多くの山を眺めることが出来るようになっていた。
8月5日(土):下るだけではもったいないので、寒江山までの往復をする。ウメバチソウが咲き始めていた。そして南寒江山への稜線の花畑がすごかった。イブキトラノオが加わり、ハクサンシャジン、ハクサンイチゲ、ミヤマアキノキリンソウ、マツムシソウが大群落で迎えてくれる。歓喜をあげながら寒江山まで楽々ハイキング。以東岳はどうしても雲から出なかったが、相模山までの稜線は良く見える。ツバメが舞い、トンビも飛ぶ。
竜門小屋で荷物を詰め、山を下りる。竜門山まで登るころには晴れ渡り、ユーフン山からは、小朝日から以東岳までの主稜線の山々を見ることが出来た。清太岩山の急坂を登り、森に入り始めの日陰で昼食。雷が遠くで聞こえ始め、日暮沢の駐車場に着いた頃には空は暗くなり、途端に雨が降ってきた。大井沢の温泉で汗を流す。
フォトギャラリー:26枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | サポートタイツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | サブザック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス |
ヘッドランプ | 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス |
着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
ローソク・ランタン |
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