行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
新穂高温泉(05:20)・・・笠新道登山口(06:35)[休憩 3分]・・・わさび平小屋(06:48)[休憩 21分]・・・小池新道登山口(07:27)[休憩 5分]・・・秩父沢出合(08:30)[休憩 10分]・・・シシウドが原(10:05)[休憩 15分]・・・鏡平山荘(11:20)[休憩 50分]・・・弓折乗越(13:14)[休憩 15分]・・・双六小屋(14:30)
【2日目】
双六小屋(04:15)・・・双六岳(05:20)[休憩 60分]・・・双六小屋(07:46)[休憩 35分]・・・弓折乗越(09:43)[休憩 14分]・・・鏡平山荘(10:44)[休憩 50分]・・・シシウドが原(12:25)[休憩 10分]・・・秩父沢出合(13:55)[休憩 15分]・・・小池新道登山口(14:49)・・・わさび平小屋(15:10)[休憩 35分]・・・笠新道登山口(15:59)[休憩 3分]・・・新穂高温泉駅(17:00)・・・新穂高温泉(17:05)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
毎年、台風やらなんやらで潰れてしまう8月の北アルプス遠征。今年も当初の予定では台風7号にドンピシャだったのですが、何度も計画変更を重ねて何とか双六岳に行くことが出来ました。
17日の朝5時頃に新穂高口に到着。我々貧脚パーティーに山行前後の鍋平移動は不可能なので、深山荘登山者駐車場を予約してのスタートです。まずまずの天候の中、ひたすら林道歩きでわさび平へ向かいます。笠新道入口で「これが急登で名高い笠新道かぁ」と、眺めていたら小柄な女性ソロの方がサクサク登っていったのでビックリ。我々では恐らく登りでも降りでも使えません。
そこから10分ほどで、わさび平小屋に到着。水の補給とトイレを済ませて出発して20分ほど行くと、いよいよ林道と別れを告げて小池新道へと歩を進めます。小一時間ほどで秩父沢に到着で一休み。次に目指すはシシウドヶ原。が、ここからがキツかった。樹林帯で風通しがあまり効かないところが大く蒸し暑い中、結構な急登続きで中々息をつかせてくれません。やっとの思いでシシウドヶ原に到着して、暫く休憩。お腹も空いてきましたが、次の鏡平でお昼の予定なので、ナッツや菓子などを軽く摘まんで出発です。1時間程で鏡平に到着も、槍穂高は雲の中。それよりもお腹ペコペコなので、取り敢えずお昼ご飯です。食べ終わる頃には、自分達の所は日が射しているものの、周辺の山々はちょっと怪しげな雲行きに。まあ、気にしてもどうにもならないので、まずは弓折乗越へ。しかしながら乗越への中ほどでポツポツポツポツと、やって参りました雨さん。急いでザックカバーかけてレインウエア着終わった所で、ピタッと雨が止むのもいつも通り。まあ、また何時降りだすか分からないので、そのまま乗越に着いたところでザァー。もう、暫くは止みそうもない本降りになってしまいましたが、幸運なことに雷鳴などは一切聞こえてこないので、急いで双六小屋へ。結構な本降りに心が萎えかけて来たところで雷鳥さんが登場で一気にテンションも上がり、弓折乗越からは1時間程で今宵のお宿、双六小屋に到着しました。双六岳も双六小屋も初めての我々ですが、この山小屋のホスピタリティは素晴らしい❗️スタッフ教育含めて完全に山小屋レベルを越えていて、下界の旅館やホテルでもここに遠く及ばない施設はかなりあるのでは、と言うのが双六小屋に対する印象です。おかげで気持ち良く一晩を過ごすことができました。
二日目は3時半に起床して、お弁当と最低限の道具をアタックザックに詰め込んで双六岳へ。ヘッデンの灯りを頼りに登って行くと次第に夜が明けてきて、周囲は言葉にもならないようは大絶景が。天空の滑走路まで上がり歩を進めているときに日の出を迎えましたが、周りの景色が凄すぎて日の出を見ようなどということはスッカリ忘れていました。そこから山頂に行くと今度は今まで見えていた絶景に続いて、黒部五郎岳や雲ノ平、薬師岳などもお目見えして、まさに北アルプス南部オールスター総出演。これは、スゴいの一言につきます。しばし、というかかなりこの絶景を堪能した後、来た道を戻らず中道分岐に向かい、分岐から少し小屋側に戻った槍を真正面に見るなだらかな斜面に腰かけて持ってきたお弁当を頂きました。
最高の景色に包まれながら朝御飯を頂いた後、中道経由で小屋に戻り帰り支度をして帰途に着いたのが8時半前。帰りは勿論、昨日と同じ小池新道を下るわけですが、景色が素晴らしすぎてなかなか前に進めない。しかも、弓折乗越から鏡平に向かう途中でオコジョ登場のハプニングなどもあり、雨の中の修行とは正反対の山行を楽しみつつ鏡池で逆さ槍を見て鏡平山荘でお昼ご飯(記録では休憩3分になっていますが、実際はお昼ご飯に味噌ラーメン食べて、食後にかき氷食べて最低45分くらいは滞在していたはずなんですが…)。その後は、お約束の、登りは遅いが、下りはもっと遅い我々パーティーらしいゆっくりとした下山。わさび平山荘でゆっくりとそうめんや胡瓜を頂きつつ、夕方に新穂高口に到着した後、ひがくの湯と登山者食堂さんで、温泉と夕御飯を頂いてから帰途につきました。
今回、我々パーティーがあれだけの本降りの中、初めてにしてはしっかりと歩けたのは良かったのですがやっぱり下山が遅い。これは、もうそういうものなんだと最初から折り込み済みで計画を立てないといけないと言うことが改めて再確認出来ました。まあ、それならそういう計画を立てるだけなので。
それにしても双六は素晴らしかったです。次回こそは三俣山荘までという想いが一層強くなった山行でした。
フォトギャラリー:47枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | ソフトシェル・ウインドシェル | フリース | ロングパンツ |
靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック | サブザック | スタッフバック |
スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター |
カップ | クッカー | カトラリー |