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北アルプスを縦断しよう!第二部立山連峰編 最終回 笠ヶ岳から目指せジビエシチュー!

笠ヶ岳・双六岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (ピーちゃん さん )

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行程・コース

天候

1日目 晴れ➡ガス➡雨➡晴れ 2日目 晴れ➡ガス 3日目 晴れ➡ガス

利用した登山口

新穂高温泉  

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

【1日目】
新穂高温泉(06:00)・・・笠新道登山口(07:00)・・・2000mの草付(09:30)・・・杓子平(11:20)・・・笠新道分岐(12:50)・・・笠ヶ岳山荘(14:00)・・・笠ヶ岳(14:20)・・・笠ヶ岳山荘(14:35)

【2日目】
笠ヶ岳山荘(05:00)・・・笠新道分岐(06:00)・・・秩父平(07:00)・・・大ノマ乗越(08:20)・・・弓折乗越(09:00)・・・双六小屋(10:00)・・・双六岳(11:00)・・・三俣蓮華岳(12:25)・・・三俣山荘(13:05)

【3日目】
三俣山荘(05:00)・・・双六小屋(07:15)・・・弓折乗越(08:20)・・・鏡平山荘(09:00)・・・シシウドが原(09:40)・・・秩父沢出合(10:30)・・・小池新道登山口(11:10)・・・わさび平小屋(11:30)・・・笠新道登山口(11:45)・・・新穂高温泉駅(12:27)・・・新穂高温泉(12:32)

コース

総距離
約39.7km
累積標高差
上り約3,544m
下り約3,537m
コースタイム
標準24時間12
自己24時間12
倍率1.00

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

「北アルプスを縦断しよう❗第二部立山連峰編」は、立山連峰の南端の笠ヶ岳山頂から劔岳山頂までの稜線を全てつなごうという計画です。
 今回、その最後の稜線となる「笠ヶ岳~弓折乗越」間を歩いてきました。
また、第二部立山連峰編完結にプラスして、「北アルプスを縦断しよう❗第一部」で悪天候のために心折れて小屋泊になった三俣山荘でのテント泊リベンジ(第一部では、全てテント泊という自己規定がありました。)と、暴風雨ガスガスだった双六岳の天空の滑走路を晴天の下で見てみたいリベンジの二つのtry againを兼ねていました。

1日目 新穂高~笠新道~笠ヶ岳
本当はクリヤ谷ルートで登りたかったのですが(その方が地図上南端から登ることになるため)、クリヤ谷ルートは昨年から通行止め。いろいろな方のレコを見ても、ひどい藪状態でルート超不明瞭とのことで、藪が大嫌いな僕としては諦めるしかなく、急登で知られる笠新道を登ります。
笠新道は急登とは言っても九十九折りになっていて、そんなに歩きにくいというルートではありません。急登具合から言えば「薬師沢小屋~雲の平」間の急登の方がはるかに狂暴です。
ただ、約6時間ほどひたすら登りが続き、途中、水場は1カ所もなく、夏の暑い時期は暑さとの闘いになります。夏場に登る場合は、最低2Lの水分を持つことをお勧めします。
標高2,000Mの草付きを越えて、杓子平に着くとやっと展望が開けますが、残念ながらそこからガス+雨。笠ヶ岳の頂上はなかなか姿を現してくれません。
抜戸岩を抜けると笠ヶ岳山荘は近いです。
大きな岩のダイニングテーブルの前にテントを張り、頂上に向かいます。天候が良くなかったので、明朝でいいかなとも思ったのですが、1日で山頂に立たないと笠新道をクリアした気がしないので、ビールを我慢して山頂に立ちました。ガス…視界ゼロ。
テント場の水場は枯れていて、小屋では1Lだけしか水は売れないとのことでした。(300円)
小屋とテントサイトは結構離れており、小屋前でビール飲んで、お家まで帰ります。結構長い道のりになります。
水を節約しながら夕食を作り、爆睡でした。

2日目 笠ヶ岳~弓折乗越~双六小屋~三俣山荘
4:15にテントを出てもう一度笠ヶ岳に登ります。頂上で槍ヶ岳からのご来光と景色を見ることが出来ました。テントに戻ってだらだらと朝食とテント撤収を済まして6:30頃出発。残りテントは2張りだけでした。
笠ヶ岳~弓折乗越間は割とアップダウンがあります。秩父平で既に暑さに負けて、弓折乗越から下山の気分になってました。(弓折乗越で、北アルプスを縦断しよう第二部計画は完結です。前回の東海フォレスト帝国での予定変更で負け癖がついていたかも…)
暑さに負けてダラダラと歩き、弓折乗越に着いたのが、既に11:00。かなり下山な心境でしたが、負け気分を引きずりたくないのと、第一部のリベンジを果たすべく、本当に重い腰を上げて、気合を入れなおして双六小屋に向かいました。
双六小屋~三俣山荘は巻き道ルートを取ります。ここは初ルートです。高山植物がたくさん咲いていて、眺めも良く、水場もあっていいルートです。
15:00前に三俣山荘に着きましたが、テント場はすでに一杯。完全に満室御礼でした。仕方なく、沢沿いの急斜面にわずかな平地を見つけてテントを張りました。奥穂高以来の崖っぷちのお家でした。
三俣山荘で、テント受付、ビール、念願のジビエシチューの夕食券を確保。夕食は豪華に、お父さんと第二部完了をお祝いしました。
18:00を過ぎてもテント難民の方がいらっしゃって、この日のテント場は僕の登山史上最大?最悪?のOver capacityでした。朝7:30分の埼京線、赤羽~新宿間を完全に超えてます。やっぱり予約制もやむを得ないですかね…。
崖っぷちのお家で、テントごと沢に落ちないようにしながらも爆睡でした。

3日目 三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~新穂高
この日はちゃんと3:00に起きました。ラーメンの朝食を済ませて、三俣蓮華の中腹からご来光を見るべく、4:15に出発。ちょうどハイマツ帯を抜けた辺りで、きれいなご来光を拝めました。
三俣蓮華岳や双六岳が赤く染まります。
前回、暴風雨、ガスガスで次のケルンを見つけるのさえ困難だった双六岳も今日は快晴!本当にきれいな北アルプスの名峰が一望できました。前回、どこが滑走路か全く分からず、ただ修行の道だった「天空の滑走路」も満喫できました(前回の天候では全便欠航)。本当に気持ちいい広い稜線を槍ヶ岳に向かってTake off!です。ここでも第一部のリベンジを果たすことができました。
すっかり満足して、慣れた小池新道を下山します。小池新道は登りでも下りでもホントに歩きやすいです。ほしい所に足を置きやすい平らな岩が階段状に配置されてます。もちろんルートミスもあり得ません。初心者の方にはちょっと長いかな?ぐらいがこのルートの難点です。
第二部で歩いたルートをいろいろ思い返しながら長い林道を歩き、新穂高に到着。

笠ヶ岳~劔岳の稜線をつなぐ「北アルプスを縦断しよう!第二部」が終了しました。

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装備・携行品

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スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器 テント
シュラフ シュラフカバー テントマット スリーピングマット ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー

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登った山

三俣蓮華岳

三俣蓮華岳

2,841m

双六岳

双六岳

2,860m

弓折岳

弓折岳

2,592m

抜戸岳

抜戸岳

2,813m

笠ヶ岳

笠ヶ岳

2,897m

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