行程・コース
天候
Day1:曇り時々晴れ/Day2:晴れ時々曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
自宅8月22日2300 ⇒ 五竜ゴンドラP8月23日0300
この登山記録の行程
【1日目】
地蔵ノ頭(09:01)・・・小遠見山(10:22)[休憩 27分]・・・大遠見山(11:48)[休憩 47分]・・・五竜山荘(14:53)
【2日目】
五竜山荘(04:22)・・・五竜岳(05:25)[休憩 31分]・・・五竜山荘(06:45)[休憩 70分]・・・大遠見山(09:29)[休憩 23分]・・・小遠見山(10:43)[休憩 5分]・・・地蔵ノ頭(11:42)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
数年前のとある山小屋で「山が好き 酒が好き」というTシャツを見かけて、絶対欲しいと思っていて、今回ようやくその機会を得た。
ということで、今回は山竹の会で五竜山荘を予約して、百名山の五竜岳(2814m)へ!!
水曜の夜、出張後の23時に自宅を出発し、3時に道の駅 白馬に到着。
山竹の会メンバーも既に到着しており、しばし仮眠。
ゴンドラの始発8時15分に合わせて移動、乗車。
更にリフトに乗り継ぎ高山植物園トップに到着。
天気予報でモヤモヤしていたが、金曜から土曜の昼頃まではなんとか持ちそうだったので決行した。
ゴンドラトップのアルプス平駅では白馬三山が望めたが、徐々に雲が増していき、リフトトップでは白い世界に。
まぁ暑さが和らぐだろうと期待してスタート。
ものの数分で地蔵ケルンに到着し、小遠見までの遊歩道を進む。
小遠見までは登山道ではないのでよく整備されているが、斜度はそれなりにある。
1時間半ほどで小遠見山に到着。
ここまでもそうだが、ここから先も曇ってはいるものの風が無く、灼熱地獄が続く。
中遠見、大遠見、西遠見まで、急登はないがアップダウンが続き、とにかく汗が止まらない。
ガスで眺望はなく、花は咲いているが、気を紛らわす術がなく、気を失いそうになりつつなんとか西遠見に着いた。
ここでおにぎりを食べてしばし休憩。
ところが行く手の白岳への登りを目の当たりにすると、はたして歩ききれるのか?と不安に・・・。
体温と心拍が少し下がったので白岳へアタック開始。
一旦下って登り返すが、階段を過ぎてからの数ヶ所の鎖場が山荘までの核心だ。
あとで山荘の常駐隊の方が本峰より滑落事故が多いと言っていたので要注意である。
なんとか白岳まで登りきり、ほんのわずか下れば五竜山荘に到着だ。
周囲は真っ白けで何も見えず、時々雲が薄れる程度の眺望。
ホントにやっとたどり着つけたという安堵と達成感と疲労がいり混じった感情になった。
そんな感情もつかの間、念願のTシャツとビールを購入。
山小屋では水不足ということで、ペットボトル水の販売はもちろんなく、煮沸水を有料(400円/500ml)での提供のみとなっている(歯磨きも個々その水の使用となるので要注意)。
チェックインし部屋で早々「山が好き 酒が好き」Tシャツに袖を通し満ち足りた感情に浸る・・・と爆睡してたようだ(笑)。
17時から晩ご飯のカレーを食べ、酒好きだけにお酒を少々追飲み。
就寝前の19時頃に外に出てみると、先ほどまでの白い世界ではなく星空になっていた。
アーベントを見逃した後悔よりも翌日の快晴への期待を胸に眠りについた。
翌日は3時過ぎに起床し準備をして、4時20分に不要な荷物をデポし、ヘッデンを点けてスタート。
しばしガレた登山道を進んでいるとライチョウの鳴き声が聞こえるが姿は見えず。
徐々に明るくなり岩場の全容がはっきりし出すにつれ慎重に登るよう心掛ける。
マーキングがしっかりされ、要所には鎖も設置されているので見た目ほどの危険度はない。
唐松側は曇っているが、鹿島槍方面はキレイに望める。
本峰直下でご来光となり気温が一気に上がる。
ちょうど1時間で五竜岳山頂に登頂!!
360°の展望があり南に鹿島槍と右に本家の槍が望め、西に立山、剣の眺望がある。
残念ながら北の唐松方面は雲の中。
それでも昨日の状況から考えると最高の眺望である。
山頂はあまり広くないので眺望を満喫したら即下山。
登山あるあるだが、このルートも登りより下りのほうが怖かった。
あれだけの快晴だったのに下り始めるとあっという間にガスに包まれた。
登頂時に晴れていて良かったとの思いを抱きつつ無事山荘に戻りついた。
山荘でお弁当(シャケ&エビ天)を食べて下山開始。
昼から荒天との予報だったので休憩少な目で と思っていたが、少々風はあったが下山時も暑くて休みやすみ、4時間ちょいかけて無事リフトトップに戻りついた。
今回はもやもやしながら予報とにらめっこしつつ決行したが、結果的に雨に降られることなく登頂でき、山頂からの眺望も満喫できたのでいい山行だった。
また念願だったTシャツも無事購入でき、最大の目的も達成できたので満点に近いのではないだろうか??
ただ計画時は唐松経由での下山を考えていたが、予報でピストンに変更せざるを得なかったのが残念だ。
また、遠見尾根は日陰でもなく風も抜けずに蒸し風呂のような環境であり、夏の猛暑時期はあまりお勧めできない。
五竜山荘まで水場も小屋もないので、携行水量と重量の相談がポイントとなるルートだと思った。
下山後は十郎の湯で2日間の疲れを癒して、眠い目をこすりながら帰路についた。




























