行程・コース
天候
朝のうち快晴、昼前から雲が増える
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
大弛峠の駐車場は満車、林道を長野側に行ったところに路上駐車。駐車場にはトイレあり。林道は例年11月中旬に冬季閉鎖となる。今年の日付は山梨県のHPで確認のこと。
この登山記録の行程
大弛峠(08:05) ・・・朝日峠(08:40) ・・・朝日岳露岩(09:00) [休憩15分] ・・・朝日岳(09:25) [休憩5分]・・・鉄山(09:55) ・・・賽ノ河原(10:15) [休憩5分]・・・金峰山(10:35) [休憩50分] ・・・賽ノ河原(11:35)・・・朝日岳(12:25) [休憩15分]・・・朝日峠(13:05)・・・大弛峠(13:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
この夏は猛暑と天候不順で静かにしていた。晴れ予報に誘われ、2年ぶりに金峰山を訪れた。日差しは強く暑かったが、帰路で太陽を背に受けたとき、歩く影が長くなっているのに気がついた。時計を見るとまだ午後1時を過ぎたばかり。やはり季節は夏から秋に向かっていることを実感した。
出発の大弛峠の車の社外温度計は10度Cを指していた。最初の樹林帯の登りを過ぎ、尾根に出ると左手、梢越しに見事な夏の富士が顔を出した。山頂での大展望に期待が膨らむ。
大弛峠から約1時間で、最初の好展望地、朝日岳手前の露岩に到着する。地平線には少し雲がかかってきたが、真っ青な空のもと、白い雲の上に富士がくっきり。左には南アルプスの山々が連なる。東には甲武信岳やその左に両神山も。北には雲の上にかろうじて浅間山が確認できた。朝日岳山頂の西側も好展望台。これから向かう金峰山の五丈岩がよく見え、右手には八ヶ岳連峰が連なり、御嶽山も見えていた。
朝日岳から一度下って登り返すとシャクナゲの群落が鉄山なのだが、山頂へはロープがあり侵入禁止。巻道で通過する。
登山道両脇の木々が低くなってくると森林限界の賽の河原に到着する。ここも好展望地である。眼下に瑞牆山の岩峰が見え、その向こうに八ヶ岳連峰。左手、編笠山の左には北アルプスの乗鞍岳、さらに御嶽山、中央アルプスと続く。青い空に白い雲が浮かび、大展望を満喫できた。
賽の河原から山頂までは大小の岩がゴロゴロしているがまさに雲上のプロムナードである。道の両側に緑のロープがあるので道を外れないようにしたい。
金峰山のシンボル・五丈岩は山頂標識から少し下ったところ。昔は五丈岩に登る人がいたが、今は登頂禁止となっていた。鳥居の後ろに山頂一帯を境内地としている金櫻神社の真新しい看板が建っていた。
山頂は広く、休むところはいっぱいあるが、五丈岩の南側がお勧め。この日は休んでいるうちに地平線の雲が増え、正面の富士は見えなくなってしまったが、晴れていれば富士と南アルプスを堪能できる。
帰路は往路をそのまま戻った。コースは全体を通して難しいところはないが、朝日岳西側のザレ場は注意が必要。踏み跡がいくつもあるが、滑らないように足元をしっかり確認して登ろう。朝日岳から振り返ると、稜線に雲がかかり、五丈岩はガスに隠れてしまった。
本コースの秋は見事である。マイカーの場合、土・休日は大混雑で駐車に苦労するので平日がいい。土・休日は塩山駅からツアーバスが出ているのでこれを利用することもできる。今シーズンは10月27日まで運行。片道3000円。詳しくは「栄和交通」で検索のこと。
フォトギャラリー:23枚
大弛峠の駐車場。平日午前8時前なのに満車
朝日の縦走路
梢越しに夏の富士が
朝日岳手前の露岩から
富士と南アルプス
朝日岳に向かう
朝日岳
五丈岩と八ヶ岳。朝日岳から
五丈岩と甲斐駒ヶ岳
編笠山の左ひ乗鞍岳がのぞく
御嶽山
鉄山。巻道で通過
賽の河原から八ヶ岳連峰
賽の河原から山頂へ向かう
眼下に瑞牆山。向こうは八ヶ岳連峰
金峰山山頂
金峰山のシンボル・五丈岩。雲が増え、富士は山頂だけ
山頂には山座同定版がある
五丈岩
金櫻神社の注意看板。「落書き及び岩に登ることは厳禁」とある
五丈岩の南側。遠く見えるのは南アルプス
帰路の朝日岳から。稜線に雲がわいてきた




