行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
十字峡登山センター(07:28)・・・二合目(08:39)・・・日向山(10:09)[休憩 20分]・・・池ノ段(12:06)・・・中ノ岳(12:26)[休憩 6分]・・・中ノ岳避難小屋(12:37)
【2日目】
中ノ岳避難小屋(05:23)・・・中ノ岳(05:28)[休憩 5分]・・・池ノ段(05:55)・・・鞍部・・・小兎岳・・・兎岳(08:02)[休憩 8分]・・・大水上山(08:39)・・・丹後山(09:15)[休憩 35分]・・・シシ岩(八合目)(10:05)・・・ジャコ平・・・ジャコの峰(10:44)・・・二合目(11:26)・・・丹後山登山口(12:06)・・・十字峡登山センター(12:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
数年前の10月に雪で撤退した中ノ岳、日本海側は晴れ予報の週末に再挑戦する。
関越トンネルを抜けるとなんと小雨、PAで仮眠して天候待ちしつつ十字峡登山センターへ、ガスの中で入山。中ノ岳までは5~6合目の池塘ゾーンを除きほぼ急登、特に8合目あたりは見上げる斜面で寧ろ降りる方が大変そう。山頂部は紅葉が進んでいるようだが生憎のガスで展望は効かず、中ノ岳山頂を踏んでから12時半頃に避難小屋に一番乗り。快適過ぎる小屋内で豚汁とおにぎりのランチ、名著「山と渓谷」を読んでうとうとしたらドリップコーヒーとアールグレイクッキーでおやつ。暗くなってきたので野菜たっぷりのキムチ鍋と締めのラーメンで夕食、と小屋ライフを満喫。悪天候時の安心感と快適度はテントとは段違いだ。小屋外には天水を貯めたポリタンクあり、自分は4L担ぎ上げていたので使用せず。この日は計10名余りの同宿者。
夜明け前は星が出ていたが出発時はガス、天候回復に期待して縦走路へ。すると日の出とともにみるみるガスが晴れ、たおやかな利根川源流域の稜線が現れる。数年越しの見たかった景色、歩きたかった稜線に心が踊る。振り返ると朝日が照らす中ノ岳の斜面を鮮やかな紅葉が彩っており、秋晴れの最高の朝ハイクに、昨日ガスの急登を登ってきて本当に良かったと思う。
中ノ岳から兎岳の間は急斜面やトラバースが多く、濡れた岩や倒れた熊笹など、滑らないものがない意外とタフな道。兎岳まで登り返すと、越後三山がきれいに並んで見えるようになり、あとは笹原の散歩道。関東勢には馴染みの深い坂東太郎の最初の一滴、利根川源流碑を過ぎると、丹後山はすぐそこで、補修中の小屋で朝食休憩させてもらう。この頃には稜線を再びガスが覆い始めたが、もう大満足だ。
丹後山からの下りは2合目までは比較的緩やかで、その下は急斜面だが、岩場がない分、中ノ岳側よりは穏やかに感じる。林道に出て、三国川の渓谷美を楽しみながら駐車場に戻る。帰りがけに道の駅で南魚沼産コシヒカリの新米とおにぎりを調達し、越後三山完登の山行を終えた。














