行程・コース
天候
初日:曇り 2日目:曇りのち晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
島々谷登山口にある公衆トイレ前駐車場にマイカーを駐車、2日目は上高地から路線バスで安曇支所バス停まで帰ってきた。
この登山記録の行程
【1日目】
島々(04:00)・・・二俣(05:42)[休憩 5分]・・・中間ベンチ・・・岩魚留小屋(08:05)[休憩 45分]・・・力水[休憩 5分]・・・徳本峠(12:05)
【2日目】
徳本峠(03:50)・・・ジャンクションピーク(04:55)・・・K1(07:32)[休憩 8分]・・・霞沢岳(08:26)[休憩 29分]・・・K1(09:35)[休憩 40分]・・・ジャンクションピーク(12:23)・・・徳本峠・・・明神(14:06)[休憩 36分]・・・河童橋(15:30)[休憩 5分]・・・上高地バスターミナル(15:45)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
山登りを始めて50年以上が経ち、幾度となく上高地に訪れ穂高連峰の圧倒的な姿に感動を覚えていたが、常に背後には見落としがちな霞沢岳が気になる存在として静かに見守ってくれていた。一度は登ってみたいと長年思い続けていたが、夏山中心に1年で2~3回しか登山ができない私には先ずは100高山制覇が目標であった為、霞沢岳は後回しになっていた。2年前に100高山制覇が達成でき、これからは気になっていた山に登ろうと方向転換を図った。霞沢岳に登るには絶対に島々谷を辿るクラッシックルートからと決めていたが、生憎このルートは4年前の豪雨災害で通行止めとなっていた為、実現できなかったが今年の夏以降、色々な情報を集めているうちに正式ではないが通行可能との書き込みがあった為、いよいよ実行する時が来たと判断した。まだ通行可能の正式な発表が無かったので徳本峠小屋の宿泊予約も気が引けていたが、9月に入り漸くGOサインが出たため、安定しない天気情報と睨めっこしながら何度かの予約変更をしながら、決行日を迎えた。
【初日】
前日夜中に島々宿にある公衆トイレの駐車場に車を停め仮眠し、まだ暗い4時にスタートする。
真っ暗な林道をヘッドランプの灯りを頼りに進むが、林道のいたるところで獣の気配を感じたので時々大声を出して歩いた。(熊鈴は持参していない)単調な林道歩きも二俣を過ぎれば本格的な山道となったが、ずっと島々谷沿いの道で急登は全くない。なるべく速足で歩き距離を稼ぐが単調な道は延々と続いた。救いは川沿いの道であるためとても涼しかったことが印象である。スタートから4時間かかって岩魚留小屋に到着、休業(廃業?)してかなりの年数が経っていると思うが、昔の栄華は… といったところか。50分程の大休止をとり、歴史の余韻を味わっていた。
徳本峠に向って再び歩き出したが、暫くは川沿いの道であったが途中からは本格的な急登が始まった。つづら折りの道を休み休み登り、岩魚留小屋から約3時間かけて昼の12時過ぎに漸く徳本峠小屋に到着した。峠からは眼前に広がる穂高連峰の圧倒的な景観を期待したが、残念ながら雲の中…。ウェストンと同じ感動を味わうことは出来なかったが、小屋の中でノンビリと寛いでいたら夕方になって徐々に雲が切れ、絶景を望むことが出来た。山小屋の夕食は期待通りの豪華さで満足した。同宿者は自分を含めて10名程度で高齢者が殆どで静かな夜を過ごすことが出来た。天候がはっきりとせず、夜空は残念ながら見ることが出来なかった。
【2日目】
霞沢岳を往復し上高地経由で下山するため早朝3時に起床し、前日に頼んでおいた朝食用の弁当を食堂で食べ、4時少し前に小屋をスタートする。峠はガスがかかっており微妙な天気だ。約1時間でジャンクションピークに到着、日の出近くで東の空が明るくなってきたが雲が多い。ジャンクションピークからK1ピークまではアップダウンが多く体力を消耗するが徐々に天候が回復気味となり期待を持つ。前夜に山小屋の主人と話していた時に、霞沢岳までのコースタイムは地図上で相当辛口に表示されており、普通の人ではタイム通りに歩くのは厳しいとのことだったが、確かにその通りで思いのほか距離も長く、辛い行程であった。それでもK1ピークにはほぼコースタイム通りに着くことが出来た。また、天候も急速に回復し、穂高連峰が時々顔を出すようになった。ここから霞沢岳本峰まではアップダウンが続くことが見て取れるが意を決して進む。嫌気がさす頃漸く霞沢岳本峰に到着!コースタイムの30分ではとても歩けない距離であった。それでも天候の回復した頂上では眼前の穂高連峰をはじめ、眼下の焼岳、南の乗鞍岳など絶景を楽しむことが出来た。頂上で30分程滞在した後、眼下の上高地に向けて下山を開始し、再びアップダウンの厳しい徳本峠までの長い道のりを黙々と歩く。途中、ジャンクションピークの手前でシャリバテし40分程食事の為の大休止をとった。徳本峠小屋には立ち寄らず、明神への直接下る道を進む。明神へ一気に下り、明神館には1時間10分程で到着し30分程休憩の後、観光客ばかりが目立つ上高地への遊歩道を他人には目もくれず速足で進み、外国人だらけの河童橋の雑踏に足を停めずにバスターミナルに向い4時出発の新島々行きのバスに乗る。約1時間で安曇支所前のバス停に到着し、重い足を引きずるように愛車の置いてある駐車場に戻り、長年の目的を達成した2日間の充実した今回の山旅の余韻に浸った。
フォトギャラリー:30枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | ショートパンツ | サポートタイツ | 靴下 |
| レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
| コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
| 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
| 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | ライター | カップ |
| ヘルメット |


































