行程・コース
天候
初日:高曇り、2日目:朝は快晴、10時前から稜線は雲の中
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路:西武秩父駅~川又(秩父市営バス)、川又~栃本関所跡(市営バスせせらぎ号)
復路:西沢渓谷入口~塩山駅(山梨交通バス)
この登山記録の行程
【1日目】
栃本関跡バス停(09:45)・・・車道出合・・・一里観音(11:17)[休憩 7分]・・・白泰山頂分岐(12:23)・・・白泰山(12:33)[休憩 2分]・・・白泰山頂分岐(12:45)・・・二里観音(13:03)[休憩 22分]・・・三里観音(14:48)[休憩 5分]・・・四里観音避難小屋(16:15)
【2日目】
四里観音避難小屋(06:05)・・・十文字小屋(06:58)[休憩 6分]・・・大山(07:40)[休憩 5分]・・・三宝山(09:31)[休憩 18分]・・・甲武信ヶ岳(10:18)[休憩 5分]・・・甲武信小屋(10:33)[休憩 22分]・・・木賊山(11:10)[休憩 3分]・・・合流点(12:15)[休憩 10分]・・・徳ちゃん新道入口(13:40)[休憩 30分]・・・三重ノ滝(14:27)[休憩 20分]・・・徳ちゃん新道入口(15:02)・・・近丸新道入口(15:08)・・・西沢渓谷入口(15:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
里程観音が見守る秩父の古道から十文字峠を目指し、甲武信を越えて甲州へ下る。
西武秩父駅からバスを乗り継ぎ、栃本関所跡から出発。すぐに両面神社で、山犬が迎えてくれるのが秩父らしい。1里毎に観音様が置かれた道は、針葉樹と苔の湿潤な森の中を、かつての生活道らしくゆるゆると登りが続くが、細いトラバースで路肩の緩いところもある。せっかくなので分岐から白泰山の山頂を踏んで、しばらく進むとニ里観音。すぐ側ののぞき岩からは奥秩父主脈の大展望、谷間は紅葉の真っ盛りで赤黄緑のパッチワークがとても美しく、ここでおにぎりのランチ休憩。
二里から先はアップダウンが増え、踏み跡の薄いトラバースを落ち葉が覆っていたりと、ピンクテープを探しながら進む。日が傾きかけた頃に四里観音避難小屋に到着。薪ストーブと四面に窓のある綺麗な小屋で、とても大事に維持されているのがわかる。湧き水の水場は徒歩1分。今となっては行き交う人の少ないルートのためか、同宿者はおらず、山中の静かな夜。
翌朝、やや寝過ごして窓の外を見ると、奥秩父主脈の山の端が赤く燃えている。快晴の朝、小屋で朝食と掃除をしてから出発。まずは十文字峠まで登っていく。趣のある十文字小屋で峠はどこかと探していると、小屋番さんが伐採作業のため標識を一時的に寝かせていると教えてくれる。
峠越えして梓山に下りるのもいいが、今日のところは甲武信ヶ岳方面へ。鎖場を過ぎて大山山頂に立つと、両神山から浅間山、八ヶ岳、秩父盆地には一面の雲海のパノラマが開ける。登頂禁止の武信白岩山を巻いてどっしりとした埼玉県最高峰・三宝山へ緩やかに登っていく。展望のない山頂から少し下ると三宝岩なのだが、ここで思わぬ情景。上空は晴れているものの、甲州側から一気に雲が押し寄せてみるみる主脈を覆っていく。風も強い。
岩影で補給してとりあえず甲武信ヶ岳に登り返すと、案の定ガスの中。時間次第では雁坂峠まで縦走して川又に下りることも考えていたが、強風ガスの稜線歩きは楽しくないので徳ちゃん新道を下ることに。戸渡尾根では標高1600mあたりで紅葉が見頃。下山後、西沢渓谷で笛吹川の紺藍の流れを鑑賞し、バス停脇の売店で草だんごを食してから、バスで塩山駅に戻った。



























