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雨の大峰奥駆道

弥山・八経ヶ岳( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (あし0316 さん )

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行程・コース

天候

小雨、時々雨。午後14時頃から雨から曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: レンタカー 大台ヶ原山上駐車場5:40…山麓休憩施設6:19~6:35★朝食&WC休憩…行者環トンネル東…行者環トンネル西…登山者用駐車場7:20★WC休憩
登山者用駐車場自動車1日/1,000円 ★駐車場トイレ100円/1回

この登山記録の行程

駐車場7:30…奥駆道出合8:33…弁天ノ森8:56…聖宝ノ宿跡9:23…弥山小屋10:17…弥山10:23…弥山小屋10:28…八経ヶ岳10:56…弥山小屋11:54★WC休憩…オオヤマレンゲ保護林…弥山小屋11:54…聖宝ノ宿跡12:35★休憩12:40~44…弁天の森13:08…奥駆道出合13:26~13:36★休憩…駐車場14:20

コース

総距離
約10.6km
累積標高差
上り約1,217m
下り約1,216m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 奥駆道は修験道。2泊3日の2日目は雨模様。西大台とトレードするか悩ましく前夜は天気予報と相談。宿を出て現地で決めるつもりで出発。1時間弱のドライブは行者環トンネルまで落石にも気を遣う区間が続く。急峻な山と谷。多雨地帯の紀伊山地。古の修験者たちは大峰千日回峰行で雨の日や雪の日も含め、千日歩き通した筈。途中、空には日環が見え「ひょっとして」という期待を持たせるが、歩き出す頃には雨。それも大峰山脈のいい思い出になる。雨の日山行はいつぶりだろう?
 落葉樹の自然林で葉の茂る木立が見当たらないこの山では折傘が有効。急登に息切れする頃、尾根に出た。「奥駆道出合」の看板だ。あっけないが、ここからがメインルート。アップダウン、山を巻き雪解けの水溜まりを通過。弁天の森を通過して理源大師像。聖宝の宿跡を過ぎると、聖宝八丁の階段道がきつい。そして残雪。ここからが難所の始まり。雨で融解した雪はやがて水となり、地中に沁みていき、沢となり岩を削って険峻な谷を作っている。柔らかいその水は川や湧き水となって、生ける物に恵みをもたらす。
 チリーン、チリーンと熊除け鈴をお供に弥山小屋の脇に出てきた。「弥山」の看板の向こうにある鳥居の先が弥山山頂。残雪を踏み、お参り。小屋に戻り、最高峰の八経ヶ岳へ向かう。鹿避柵をくぐると枯れ木の森。このあたりがオオヤマレンゲの純林らしい。登山道を覆うように残雪がたっぷりつく。ズボッたり、融解し地表の出た道脇を通っていく。そして遂に八経ヶ岳。残念ながら、霧で視界はなし。時間があれば明星ヶ岳から狼平を弥山への周回コースを楽しめるが、時間が遅れれば宿の人が心配する。さっくり帰るつもりで弥山小屋でトイレ休憩して、ザックカバーが外れていたことに気づく。再び八経ヶ岳方向へ空身で回収。雪に足を取られ、コケた場所で外れたらしい。
 来た道を戻る。いつかは吉野から熊野までの100キロの道程を歩いてみたい。今日はその一部だけ。宿の人が心配しないように15時半には大台ヶ原の宿に戻った。GPSのお陰で見知らぬ土地をリルートせずに歩ける。古の人は、時に熊などに遭遇する事もあっただろう。靴下までびしょ濡れになりながら、かつての修験者に思いを馳せる大峰山脈の静かな山歩きは終わった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池
タオル 帽子 グローブ 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト 健康保険証
ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 トレッキングポール GPS機器
【その他】 山と高原地図『大峰山脈』
※あれば良かったもの/ツェルト

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登った山

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弥山

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