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吾妻連峰

西吾妻山( 東北)

パーティ: 1人 (asparakiwi さん )

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行程・コース

天候

1日目:晴れ
2日目:晴れ

利用した登山口

白布温泉   浄土平  

登山口へのアクセス

バス
その他: 行き:米沢駅前バス停から山交バスで白布温泉バス停にて下車、950円。

この登山記録の行程

【1日目】
白布温泉(10:35)・・・若女平(12:30)・・・西吾妻小屋(14:35)[休憩 30分]・・・西大巓(15:36)・・・西吾妻小屋(15:55)

【2日目】
西吾妻小屋(04:05)・・・西吾妻山(04:22)・・・梵天岩(04:37)・・・中大巓分岐(05:20)[休憩 15分]・・・人形石(05:55)・・・藤十郎(06:35)・・・弥兵衛平分岐(07:35)・・・烏帽子山(09:20)・・・兵子分岐(10:20)・・・家形山(11:41)・・・家形山分岐(11:51)・・・一切経山(12:55)・・・酸ヶ平(13:50)・・・浄土平(14:20)

コース

総距離
約24.5km
累積標高差
上り約2,320m
下り約1,558m
コースタイム
標準13時間40
自己14時間50
倍率1.09

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今年は
・週末の天気に恵まれなかった
・体調不良でトレーニングが全くできていなかった(4月にひどい風邪をひき、以後ずっと軽めの咳が治らない。結果、トレーニング不足の状態が続いた)
ことで登山に行けていなかったが、気が付けば6月末になっていた。
今回、体力を測るの適した、それほどきつくないルートを探す。
今年も既に案の定の猛暑。好天だと既に2千メートル級の山でもかなり暑い。
迷った末、東北の山で、比較的アクセスのよい吾妻山を歩くことにした。
昨年裏磐梯の湖畔から眺めた山群。
行程は小屋泊まり一泊二日にしたが、体を慣らすため装備はテント泊用にした。

天気は2日とも快晴。少々暑いが、心地よい山旅となった。

早朝に起床し、新幹線で米沢へ、駅そばで卵そばを頂いた後、そこから山交バスで白布温泉へ。
新幹線は、始発の予約が取れなかったものの、2便目で米沢へ。10:30頃に白布温泉に着いた。(つばさ号が故障して、東京-福島間は運行していなかったもよう。)

登山道はよく整備されていた。暑さは厳しかったが、森に守られて暑さは凌げる。
途中、登山者とすれ違う。登山道の上の方は藪になっていて道が分かりにくいから気を付けて、とのこと。

途中の沢で一休み。身体がザックに慣れていない感じ。思っていたよりも楽に歩けているが、明日の行程も長いことを考えて、体力を温存することを心掛けた。

西吾妻山の山頂に近づくと、やがて木道が現れた。1900mを超えてもなお水が豊富なのに驚く。
ほどなく、西吾妻山の避難小屋に着いた。

小屋にザックを置く。床が掃除されいないようだったので、先に掃き掃除を行った。その後、西大巓へ向かう。
木道の傍に花畑が広がっていた。

西大巓に向かう途中、傍らの斜面には雪が残っていた。雪解け水がひんやりと心地よい。
そこから一登りすると西大巓に着く。あいにくと南の方は雲が掛かっていて眺望は得られない。しばらく腰を下ろして休憩していると、雲の合間に磐梯山が見えた。美しい。天に掛かる岩の梯子とはよく言ったものだ。

西吾妻山の避難小屋に戻る。今日すれ違った登山者は4人だけだった。静かで良い。
今晩の宿泊者は、私だけだった。
17:00に夕食。熱中症気味なのか食欲がない。食べやすいインスタントラーメン+ゆで卵にした。
腹もふくれたところで横になって休む。夜はそれなりに涼しいので、寝袋にくるまって朝を待つ。軽い頭痛がした。熱中症の症状でなければよいのだが。

3時過ぎに起床し、4時過ぎに西吾妻山の避難小屋を出発。陽は登っていないが、既に大分明るくなっていた。
間もなく、西吾妻山山頂に到着。残念ながら景観は無い。

そこからしばらくして、陽が昇ると世界は一変し、結構な暑さ。熱中症にならないように、ペースを抑えて歩く。

大凹の水場で小休止。暑さも相まってか、冷たい水が本当に美味しい。タオルで体中の汗をぬぐう。

イロハ沼の辺りを過ぎると、辺りの登山道は、木道が渡してある箇所も多く、心地よく歩くことができる。
周囲には花畑が広がる。所どころに雪が残っていた。強い日差しで焙られる状況では、本当にありがたい存在。

藤十郎で、登山者とすれ違う。昭元山から家形山にかけては登山道が分かりにくく、藪漕ぎが必要、と脅かされる。

草むらから兎が現れ大慌てで走り去っていった。毛は白と灰色の混ざったかわいらしい兎のしなやかな走りに目を奪われる。
「兎追いしかの山」体験。思えば山で兎を見たのは初めてかも。

昭元山で3人パーティーとすれ違う。姥湯温泉から周回中という。地図を見ると、成程よいルート。登山道はやはり荒れているとのこと。

昭元山から家形山までは、藪漕ぎ状態。倒木が道を塞ぐカ所も多い。幸い登山道自体はしっかりしているので、道を見失うことは少なかったが、暑さも相まって予定よりもだいぶ時間を使ってしまった。

家形山から景観が一変した。五色沼、一切経山の景観が素晴らしい。一切経山の山頂は礫地で、登山者の姿がくっきりと見える。風通しが良くて涼しそう。

そこから五色沼の畔に降りた後、一切経山山頂まで最後に一登り。暑さがきつく、木陰を探しては一休み。
へとへとになりながら、何とか山頂に到着した。
山頂ではパノラマの素晴らしい景観。五色沼や、西大巓までの縦走路、吾妻小富士の火口や、福島市街、どちらを眺めていても飽きない。

山頂から下山を開始して早々、ひどい空腹感に襲われる。
朝からから熱中症気味で食欲がないから、喉を通りやすい行動食で繋いできたが、ガス欠になった模様。
ブリトーを貪るように食べる。食欲がないものとばかり思っていたが、意外に食欲がある。空腹は間もなく収まった。

酸ヶ平まで降りて、ベンチで一休み。
当初計画では、酸ヶ平から鎌沼を周回する予定だったが、予定からだいぶ遅れていたので断念。

浄土平レストハウスでは、ソースかつ丼+レモネードを頂きました。満腹。
車で来るのが一般的なようで、観光客が詰めかけていた。

浄土平レストハウスからは、花月ハイランドホテルまで徒歩で下った。約15km=3時間。
残り2kmぐらいのところで、若い登山者のカップルが車から声を掛けてくれたので、ご厚意に甘えて、花月ハイランドホテルまで乗せてもらった。

花月ハイランドホテルでは日帰り温泉で汗を流す。汗を洗い流し、乳白色の湯船に浸かって、生き返ったようにさっぱりした。
フロントの対応も非常に丁寧で本当に良いホテル。
そこからはタクシーで福島駅へ。
30分ほどでタクシーが来てくれたので、登山靴の靴紐を慌てて結んでいたら、買ったばかりのお土産を置き忘れてしまった。トホホ。

まとめ:
・天候に恵まれて、心地よい山歩き。ただ、陽光が強すぎて、風が止むとかなり暑い。木陰を上手く利用しながら暑さをしのぐ。
・東西で山域の印象が全く異なっており、その変化を楽しめた。登山道はとてもよく整備されており、危険個所はない。数々の山頂を超えていくが、高低差は小さめで負担も小さい。一部が藪化していたが、全然ましな範囲。
・登山口の多くに温泉があり、疲れた体を休めつつ、美味しい食事も頂ける。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル ロングパンツ ショートパンツ
靴下 レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター
水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル 帽子 グローブ
着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 ナイフ 修理用具
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 携帯トイレ 非常食
行動食 テーピングテープ GPS機器 テント シュラフ シュラフカバー
テントマット ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー
カトラリー カラビナ

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登った山

西吾妻山

西吾妻山

2,035m

西大巓

西大巓

1,982m

東大巓

東大巓

1,928m

一切経山

一切経山

1,949m

家形山

家形山

1,877m

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