行程・コース
天候
一日目:快晴(小屋到着後夕刻曇、夜雷雨) 二日目:快晴(下山後激しい雷雨)
登山口へのアクセス
電車
その他:
東武鉄道 「尾瀬2355」で浅草駅(23:55発)から会津高原尾瀬口駅(翌朝3:18着 そのまま車中で3:50くらいまで仮眠できます)
同4:20に専用バスに乗り換えて朝6時30分に尾瀬御池に到着
この登山記録の行程
【1日目】
沼山峠(06:36)・・・大江湿原(07:08)・・・浅湖湿原(07:51)・・・ナデッ窪道分岐(09:51)・・・俎嵓(10:15)・・・柴安嵓(10:57)・・・俎嵓(11:27)・・・ナデッ窪道分岐(11:41)・・・沼尻平(13:09)・・・白砂峠(13:48)・・・燧ヶ岳分岐(14:31)・・・見晴(下田代十字路)(14:41)
【2日目】
見晴(下田代十字路)(06:48)・・・竜宮十字路(07:13)・・・ヨッピ橋(07:39)・・・東電小屋(07:57)・・・東電小屋分岐(08:22)・・・赤田代(08:35)・・・三条ノ滝分岐(09:23)・・・三条ノ滝展望台(09:30)・・・三条ノ滝分岐(09:48)・・・兎田代(10:13)・・・兎田代分岐(10:18)・・・天神田代(11:05)・・・上田代(11:43)・・・御池(12:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
快晴の空のもと燧ヶ岳に登り、尾瀬沼や尾瀬ヶ原を巡り、三条の滝を眺めてきた。GWに残雪の至仏山と尾瀬ヶ原を巡ったときに、次は燧ヶ岳と三条の滝に行こうと決めた。尾瀬は有名なところだが、それだけ魅力があるところだ。
ニッコウキスゲが目当てだったのだが、交通手段手配の関係で先週登った八ヶ岳と順番が逆になってしまった。東武鉄道の「尾瀬夜行23:55」で、夜中の浅草駅を出発、朝4時頃会津高原尾瀬口駅で専用バスに乗り換え、沼山峠に6時半に到着。週末しか時間のない登山者にはありがたいサービスだ。アイマスクを持参するとよく眠れるだろう。ただ、今時座席がリクライニングしないのは少々辛い。
尾瀬沼や尾瀬ヶ原は一般コースなので、ここでは書かない。ただ、老若男女たくさんの人が狭い木道を歩くために渋滞し、なかなか自分のペースで歩けないこともあるので、何事も早めの行動が良いだろう。樹林帯にはアブが飛び回っていてうるさいが、トンボが飛んでいるせいかやっかいなブヨなどはおらず、思ったよりは快適だった。いずれにせよ日焼け防止と共に虫除け対策は用意するべきだろう。
ニッコウキスゲは時期を外してしまったので、わずかに咲いていただけだが、キンコウカやワタスゲ、アザミ、オニユリなどなどたくさんの草花が目を楽しませてくれた。
日程と登山口の関係から燧ヶ岳には長英新道から登ったが、下りのナデッ窪は岩がゴロゴロして段差も大きな急斜面なので膝への負担が大きい。逆コースも考えていいだろう。長英新道は、緩やかな樹林帯を延々と進むが泥濘が深くやっかいだ。四合目あたりから尾瀬沼を見下ろす展望も開け始め、急登となる。俎嵓から最高峰の柴安嵓に往復。ここから見晴新道を下れれば宿泊先の見晴に直接下れるので一番良いのだが、昨年の台風で登山路が流出、現在も通行止めになっている。快晴で気温も高く、大汗をかいたが、所々涼しい風が吹く。ふとみると雪渓が残っていたりしてしばしの涼を楽しむ。ナデッ窪を苦労して一気に下ると、沼尻。白砂峠を経て見晴に向かうが、疲れたせいかここが思いのほか長く感じる。
見晴の檜枝岐小屋に宿泊。尾瀬の山小屋は設備や食事も充実していて、風呂があるのもありがたい。ニッコウキスゲのピークを過ぎていたからなのか、6人部屋に通されたが、結局一人で個室のように使わせて頂いた。
翌日は、尾瀬ヶ原を周遊してから三条の滝を経て尾瀬御池に下る。ヨッピ吊り橋や東電小屋の辺りは、尾瀬ヶ原の中心から外れているせいか人も少なく、きれいな景色を楽しめる。三条の滝へ向かう下りは、木道から再び登山道の様相でもう一度気を引き締めたい。泥濘が深く、昨夜の雷雨で岩や木も濡れていて滑りやすい。私は一度何でもないところで滑った。三条の滝は落差の大きな立派な滝。一息入れて兎田代に向け登り返す。だが、この日は暑くて汗だく。兎田代、天神田代上田代などを樹林帯をはさみながら進むが、大江湿原や尾瀬ヶ原とはまた違う、人が少ない分たおやかな湿原の景色をのんびりと楽しめる。裏燧林道はお勧めだ。
尾瀬周辺は発雷で有名なところだそうだ。朝は快晴でも、気温が上がる午後になると雲が湧いて雷雨になることもあるそうだ。今回はまさにそれで、昼頃には雲がわき始め、夜には雷雨となった。翌日も朝の霧が晴れると快晴だったが、昼頃から入道雲が見え始めた。早い時間からの行動は、尾瀬のようなところで登山をしない場合でも肝要だろう。
出戻り登山者は、復帰後、今回で30回目の登山となったが、これまで一度も雨に降られたことがない自称晴れ男だ。今回も快晴のまま下山したが、帰りの電車は雷雨の影響で不通となり、駅で三時間電車を待つ羽目に陥った。これが山中だったらと思うと、山登りは早い行動が重要だとあらためて感じた。
みんなのコメント