登山記録詳細

無雪期登山
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快晴の尾瀬沼ー燧ヶ岳ー三条の滝周遊 (6B) 燧ヶ岳(関東)
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記録したユーザー

すてぱん さん
  • 日程

    2015年8月1日(土)~2015年8月2日(日)

  • 利用した登山口

    沼山峠   御池  

  • 登山口へのアクセス

    電車
    その他:東武鉄道 「尾瀬2355」で浅草駅(23:55発)から会津高原尾瀬口駅(翌朝3:18着 そのまま車中で3:50くらいまで仮眠できます)
    同4:20に専用バスに乗り換えて朝6時30分に尾瀬御池に到着

  • 天候

    一日目:快晴(小屋到着後夕刻曇、夜雷雨) 二日目:快晴(下山後激しい雷雨)

この登山記録の行程

【1日目】
沼山峠(06:36)・・・大江湿原(07:08)・・・浅湖湿原(07:51)・・・ナデッ窪道分岐(09:51)・・・俎嵓(10:15)・・・柴安嵓(10:57)・・・俎嵓(11:27)・・・ナデッ窪道分岐(11:41)・・・沼尻平(13:09)・・・白砂峠(13:48)・・・燧ヶ岳分岐(14:31)・・・見晴(下田代十字路)(14:41)

【2日目】
見晴(下田代十字路)(06:48)・・・竜宮十字路(07:13)・・・ヨッピ橋(07:39)・・・東電小屋(07:57)・・・東電小屋分岐(08:22)・・・赤田代(08:35)・・・三条ノ滝分岐(09:23)・・・三条ノ滝展望台(09:30)・・・三条ノ滝分岐(09:48)・・・兎田代(10:13)・・・兎田代分岐(10:18)・・・天神田代(11:05)・・・上田代(11:43)・・・御池(12:20)

総距離 約29.5km 累積標高差 上り:約1,646m
下り:約1,844m
コースタイム 標準:14時間15分
自己:11時間57分
コースタイム倍率 0.84
快晴の空のもと燧ヶ岳に登り、尾瀬沼や尾瀬ヶ原を巡り、三条の滝を眺めてきた。GWに残雪の至仏山と尾瀬ヶ原を巡ったときに、次は燧ヶ岳と三条の滝に行こうと決めた。尾瀬は有名なところだが、それだけ魅力があるところだ。

ニッコウキスゲが目当てだったのだが、交通手段手配の関係で先週登った八ヶ岳と順番が逆になってしまった。東武鉄道の「尾瀬夜行23:55」で、夜中の浅草駅を出発、朝4時頃会津高原尾瀬口駅で専用バスに乗り換え、沼山峠に6時半に到着。週末しか時間のない登山者にはありがたいサービスだ。アイマスクを持参するとよく眠れるだろう。ただ、今時座席がリクライニングしないのは少々辛い。

尾瀬沼や尾瀬ヶ原は一般コースなので、ここでは書かない。ただ、老若男女たくさんの人が狭い木道を歩くために渋滞し、なかなか自分のペースで歩けないこともあるので、何事も早めの行動が良いだろう。樹林帯にはアブが飛び回っていてうるさいが、トンボが飛んでいるせいかやっかいなブヨなどはおらず、思ったよりは快適だった。いずれにせよ日焼け防止と共に虫除け対策は用意するべきだろう。

ニッコウキスゲは時期を外してしまったので、わずかに咲いていただけだが、キンコウカやワタスゲ、アザミ、オニユリなどなどたくさんの草花が目を楽しませてくれた。

日程と登山口の関係から燧ヶ岳には長英新道から登ったが、下りのナデッ窪は岩がゴロゴロして段差も大きな急斜面なので膝への負担が大きい。逆コースも考えていいだろう。長英新道は、緩やかな樹林帯を延々と進むが泥濘が深くやっかいだ。四合目あたりから尾瀬沼を見下ろす展望も開け始め、急登となる。俎嵓から最高峰の柴安嵓に往復。ここから見晴新道を下れれば宿泊先の見晴に直接下れるので一番良いのだが、昨年の台風で登山路が流出、現在も通行止めになっている。快晴で気温も高く、大汗をかいたが、所々涼しい風が吹く。ふとみると雪渓が残っていたりしてしばしの涼を楽しむ。ナデッ窪を苦労して一気に下ると、沼尻。白砂峠を経て見晴に向かうが、疲れたせいかここが思いのほか長く感じる。

見晴の檜枝岐小屋に宿泊。尾瀬の山小屋は設備や食事も充実していて、風呂があるのもありがたい。ニッコウキスゲのピークを過ぎていたからなのか、6人部屋に通されたが、結局一人で個室のように使わせて頂いた。

翌日は、尾瀬ヶ原を周遊してから三条の滝を経て尾瀬御池に下る。ヨッピ吊り橋や東電小屋の辺りは、尾瀬ヶ原の中心から外れているせいか人も少なく、きれいな景色を楽しめる。三条の滝へ向かう下りは、木道から再び登山道の様相でもう一度気を引き締めたい。泥濘が深く、昨夜の雷雨で岩や木も濡れていて滑りやすい。私は一度何でもないところで滑った。三条の滝は落差の大きな立派な滝。一息入れて兎田代に向け登り返す。だが、この日は暑くて汗だく。兎田代、天神田代上田代などを樹林帯をはさみながら進むが、大江湿原や尾瀬ヶ原とはまた違う、人が少ない分たおやかな湿原の景色をのんびりと楽しめる。裏燧林道はお勧めだ。

尾瀬周辺は発雷で有名なところだそうだ。朝は快晴でも、気温が上がる午後になると雲が湧いて雷雨になることもあるそうだ。今回はまさにそれで、昼頃には雲がわき始め、夜には雷雨となった。翌日も朝の霧が晴れると快晴だったが、昼頃から入道雲が見え始めた。早い時間からの行動は、尾瀬のようなところで登山をしない場合でも肝要だろう。

出戻り登山者は、復帰後、今回で30回目の登山となったが、これまで一度も雨に降られたことがない自称晴れ男だ。今回も快晴のまま下山したが、帰りの電車は雷雨の影響で不通となり、駅で三時間電車を待つ羽目に陥った。これが山中だったらと思うと、山登りは早い行動が重要だとあらためて感じた。

登山中の画像
  • 東武鉄道の尾瀬夜行2355で出発
  • 6時半には沼山峠に到着。週末をフルに楽しめる。
  • 樹林帯を抜けて大江湿原へ
  • ワレモコウですか?
  • ギボウシ?
  • 大江湿原はニッコウキスゲの群落で有名なところだそうだが、さすがに8月にかかってしまってはわずかに咲くばかり
  • コオニユリ
  • これから登る燧ヶ岳を望む
  • 尾瀬沼
  • ギボウシ?
  • 長英新道の分岐。ここからいよいよ登山。しばらくは緩やかな樹林帯を延々と進む
  • 長英新道は、泥濘に苦労する
  • ギンリョウソウ?
  • 四合目あたりで視界が開け、尾瀬沼を臨む。思わず歓声
  • ニガナでしょうか?
  • 大汗をかきながら登ると、俎嵓が
  • 涼しい風が吹いたと思ったら、そばに雪渓が
  • 俎嵓から尾瀬沼を見下ろす
  • 頂上にもトンボが。林道などではアブにわずらわされたが、頂上にはトンボの大編隊。あたかもアブから守ってくれているようだ
  • 俎嵓から最高峰の柴安嵓。ここまで大汗をかいてちょっとどうしようかなあと迷ったが、ここまで来て登らなければきっと後悔するはず。意を決して前に進む。
  • 柴安嵓への登り
  • 柴安嵓に到着。本当はここから見晴新道を下れれば、時間的にも距離的にも膝への負担軽減という意味でもいいのだけれど、通行止め
  • 柴安嵓からは尾瀬ヶ原の景色が素晴らしい。俎嵓からではここまで見えませんよ
  • 難路で知られるナデッ窪。いきなり岩がゴロゴロした段差の大きな急斜面。それに長い。沼尻まで急降下。私は密かにKnee Crasherと呼ぶことにした。若い頃、下りで苦労した岳沢の重太郎新道を思い出した。
  • 一息ついたところで振り返ったが、こんなのが長く続く
  • ナデッ窪の難路を急下降すると、沼尻休憩所が天国のように見える
  • キンコウカ?
  • ああ、天国だあ。俺はもう登山なんて止めて、こういう美し景色のところを逍遙する趣味に鞍替えしようかなと思ったりした。
  • ヒツジソウは見あたらず残念
  • 夕刻には雲が湧いてきた
  • 夕映えのキンコウカ
  • 夜には雷雨も
  • 朝露に濡れるノアザミ
  • 朝靄の尾瀬ヶ原
  • 昨日登った燧ヶ岳も朝靄の彼方
  • 尾瀬ヶ原越しの臨む前回登った至仏山
  • ヨッピ吊り橋から東電小屋の辺りは人も少なく、美しい景色をゆっくり楽しめる
  • 至仏山
  • 三条の滝を目指す。しばらくは木道だが、やがて高度を落とす登山道になる。滑りやすいので、気を引き締める
  • この道も泥濘が出てくる
  • 三条の滝 やはり来て良かった
  • 天神田代、上田代などなど。人も少なく渡る風は爽やかで、天国的なところだ
  • キンコウカ?が大群落をなしていました
  • 天神田代の辺りには所々立派な杉の大木が
  • 昼頃には雲が湧いてきた。どうも雲の様子が変。大気が不安定に思える。早々に下山して風呂でも浴びよう
  • ギボウシ?に白い花の株が混じっていた
  • 道も平らだし、ウグイスの鳴き声や風が渡るばかりの静けさ。もうゴールの御池はすぐそこだが、このまま下りてしまうのがもったいなく思われる。
  • 大汗かいたけど、今回もああ満足、満足
  • 案の定、帰りの電車が動かない 自称晴れ男はこれで30回、雨に降られず登山したが、自身は雨に一滴も当たらなかったが、乗る電車は落雷、大雨、倒木の影響で不通。これが山中でなくて本当に良かった
この山行で使った山道具
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  • やぎやぎ さん
    すてぱんさん こんにちわ
    尾瀬の清々しい風景。風や温度まで感じられそう…
    トンボの大発生はこの時期ならではのものなのでしょうか?
    磐梯山の頂上でも尋常では無いトンボの大群に出会い驚かされました。
    どの写真も素晴らしいです…

  • すてぱん さん
    やぎやぎさん、コメントをありがとうございます。
    尾瀬はいいところですね。一度花や木、動植物などに詳しいガイドさんと歩けたら、もっと味わい深くなると思いました。残雪期ともまた違って、折々に楽しみがあることを実感しました。
    経験的には低山や樹林帯の羽虫は、トンボがたくさん飛ぶようになるといなくなるように思います。食べちゃうからなんですかね?それとも、トンボが出てくる時期には繁殖を終えて、うまく棲み分けているのでしょうか?いずれにせよトンボは頼もしい応援でした。
    会津磐梯山に登られたレポートも楽しく拝見しました(すごい数のトンボですね)。東北もたくさんいい山がありそうです。また、きれいな写真がたくさんの山行記録を楽しみにしています。

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