• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

裏銀座で銀ブラ

鷲羽岳、水晶岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (モリゾー さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

オールタイム晴れ

利用した登山口

高瀬ダム  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 七倉温泉までマイカーで入れますが、一杯の時は高瀬ダム下の駐車場が利用できます。高瀬ダムまでは、歩くか、タクシーの利用かになります。

この登山記録の行程

【1日目】
高瀬ダム(09:44)・・・ブナ立尾根登山口[休憩 20分](10:06)・・・三角点[休憩 10分](12:21)・・・烏帽子小屋[休憩 120分](13:33)・・・山頂分岐(15:51)・・・烏帽子岳[休憩 10分](16:09)・・・山頂分岐(16:29)・・・烏帽子小屋(16:59)

【2日目】
烏帽子小屋(04:48)・・・三ッ岳北峰(05:40)・・・野口五郎小屋[休憩 20分](07:01)・・・竹村新道分岐[休憩 10分](08:03)・・・東沢乗越(09:06)・・・水晶小屋[休憩 10分](09:50)・・・水晶岳(黒岳)[休憩 20分](10:24)・・・水晶小屋(11:21)・・・ワリモ北分岐(11:50)・・・鷲羽岳[休憩 20分](12:52)・・・三俣山荘(14:04)

【3日目】
三俣山荘(03:51)・・・徒渉点(04:27)・・・ワリモ北分岐(05:51)・・・水晶小屋(06:29)・・・東沢乗越[休憩 20分](07:02)・・・竹村新道分岐(08:19)・・・野口五郎小屋[休憩 20分](09:09)・・・三ッ岳北峰[休憩 10分](10:36)・・・烏帽子小屋[休憩 10分](11:30)・・・三角点(12:19)・・・ブナ立尾根登山口(13:38)・・・高瀬ダム(13:59)

コース

総距離
約38.3km
累積標高差
上り約4,530m
下り約4,530m
コースタイム
標準29時間25
自己21時間39
倍率0.74

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

計画段階で悩んだ今回のルート。新穂高温泉から目指すルートは距離は長くとも累積標高差が少なく、また双六小屋をベースとすれば荷物を一日デポして周辺を周回できるので、一番利便性の良いと考えられます。でも槍ヶ岳、笠ヶ岳を目指す人の起点ともなるため、混雑っぷりを想像しただけでも恐ろしかったのでここは回避。飛越新道を起点にして黒部五郎小舎をベースに登る方法だと混雑は避けられそうですが、距離が長すぎます。そうすると裏銀座一択で、あとはこの道中での混雑を回避するならば湯俣温泉を経由する方が良いのでしょうが、噂によれば日本三大急登と呼ばれるブナ立尾根より強烈らしく、行きにしても帰りにしても何となく気が進まない、という訳で王道中の王道の裏銀座をブラリすることとしました。

10時登り開始ということで少しゆっくり現地に着くと、駐車場は超満員で高瀬ダム下の駐車場に駐車を余儀なくされ、まぁそうだよねと思いながら準備を進め高瀬ダムへ。高瀬ダムに着くとこれから行く稜線が見えるので、それはもう気分は上々でウキウキしながら登頂開始。裏銀座に入る手前で高瀬ダムへ流れる沢を横切りますが、この沢かなりの土砂を運んでいるようでした。雨が降っていない状態でこんな感じですと大雨の際はどうなってしまうのでしょうか?後で知りましたが、ここにかかる丸太橋はよく流されるようで、往路の際には橋はなく、復路の際には修復していました。裏銀座登山口と書かれた標識を過ぎれば、悪名高い日本三大急登の始まり。かなり気を張って望みましたが、登ってみるとあら不思議、騒がれているほどでもないなと思いました。私としては越後駒ヶ岳のグシガハナを経由するコースの方が極悪だったなと感じています。ブナ立尾根を黙々と登ると夏山の雰囲気が薄れていき、三角点を過ぎたあたりからは秋山の風情でした。秋の山を堪能しながら進めばあっという間に烏帽子小屋に到着です。烏帽子小屋は大賑わいで13時過ぎの到着でしたが、もうテン場にスペースはなく、張る場所を確保するのに右往左往しました。なんとかテントを張って(斜めになってしまって、寝て起きた時に変なところが筋肉痛になってました)気持ちが落ち着いたところで、時間もあったこともあり予定していなかった烏帽子岳を登ることに。ガスが掛かってしまったため、ただ登ったといった感じでしたが、近くで見ると風格はありました。ただ聳え立っている場所が良くなかったのでしょう、遠目から見ると周りがノッポ君達ばかりで見劣りし、威厳が…(´・ω・)カワイソス。
2日目からは裏銀座本領発揮の道。終始飽きることなく野口五郎岳~水晶岳~鷲羽岳と楽しい以外何物でもない時間を堪能。危険箇所はほとんどなく快適で爽快、感動で目一杯、心踊らされっぱなしの至極の贅沢コースでしたが、やはり荷物との戦いは避けられず、後半バテました。特に赤岳の登りがきつかったのか、その後水晶岳までは荷物をデポして甘えさせたからなのか、水晶小屋から鷲羽岳を経て三俣山荘へ向かう道中、荷物がズーンとのしかかったような感覚に襲われ、非常にシンドかったです(´Д⊂。三俣山荘に着くと初日以上に大混雑で、テン場生活が危ぶまれましたが、なんとか場所を確保して初日よりは快適な休み時間が取れました。
3日目は疲れが溜まって中々ペースアップせず、高瀬ダムに着く頃にはもう死に体のようでした。でも結果的にはただ素晴らしい旅路となったと大満足しています。

続きを読む

フォトギャラリー:75枚

高瀬ダム、ここからスタートです。期待しか抱かせないこの好天(*∩∀∩*)ワクワク♪

吊り橋、南アルプスと違ってご立派

銀ブラ開始の標識(((o(*゚▽゚*)o)))

日本三大急登のブナ立尾根、確かに急登ですが、この後に待っている裏銀座の景色のことを考えると、大して急登とは思えず登りきれました

地味な登りのブナ立尾根。こういうひたすら登ることに集中して、展開ない急坂を急登と呼ぶのでしょうか?

たまに覗ける船窪方面

たまに覗ける餓鬼岳方面

今思えば凄く地味…

三角点到着

何がタヌキなのか…私には分からない?(・ω・*≡*・ω・)?

色付き始めた木々達に元気をもらう

まだ少し早いのでしょうが、私には十分過ぎるくらい元気戴きました

ブナ立尾根も終了になります、2605のピークが見えたらガッツポーズ(ง •̀_•́)ง‼可です

本日のベース地、烏帽子小屋に到着

烏帽子小屋のテン場は超満員で、場所を確保するのに非常に苦労しました

時間が余ったので、烏帽子岳に行くことに

2605のピークから見た烏帽子岳は立派でした

紅葉が烏帽子岳を引き立たていました

烏帽子岳へは少しだけ鎖場があります

標識がこんな場所にwww

2日目は1日目以上の好天の予感でスタートしました

槍ヶ岳が見えました、ただの男前ですね

日が昇りました、綺麗ですね

三ッ岳北峰到着、これから歩く尾根が見えます

三ッ岳北峰の稜線に出ると赤牛岳、薬師岳が望めます

薬師岳から更に北側を見ると立山が見えました

登ってきた稜線を振り返ると、烏帽子岳は勿論、針ノ木岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳と目白押しです

野口五郎岳の稜線を望むとその先には槍ヶ岳

本日の第一目標の水晶岳も発見

第二目標の鷲羽岳も見つけました

朝日に霞む浅間山、あんなに噴火してましたっけ?

Road to 野口さん

表銀座の稜線、燕岳、大天井岳、ちょっとだけ常念岳が見えました

野口五郎小屋到着

野口五郎小屋から稜線に上がると、立山が先ほどよりくっきり浮き上がっていました

野口五郎岳到着

野口五郎岳から見た鷲羽岳と笠ヶ岳

野口五郎岳から見た赤岳と水晶岳

野口五郎岳から見た薬師岳

野口五郎岳から五竜岳、鹿島槍ヶ岳、北信五岳方面

野口五郎岳から表銀座

野口五郎岳から槍ヶ岳、穂高岳、乗鞍岳、御嶽山

裏銀座はまだまだ続きます

竹村新道分岐から見た鷲羽岳と水晶岳とこれから歩く稜線

槍ヶ岳がこんなに近くなりました

水晶岳のカールは見事ですね、名無しの権兵衛ですけど…

赤岳(水晶小屋)までの稜線と鷲羽岳、水晶岳

東沢乗越到着

東沢乗越辺りから見た鷲羽岳、惚れる(*´∀`*)

歩いてきた稜線を振り返ると、もう野口五郎岳は遥か彼方に…

黒部湖が見えました、後ろには赤牛岳、立山、白馬岳、鹿島槍ヶ岳…とちゃんぽんです

水晶小屋到着、賑やか

水晶岳へ至る稜線からは黒部五郎岳がよく見えました

水晶岳の稜線から見ると鷲羽岳はこんな感じ

三俣蓮華岳だったり…

雲ノ平だったり…

そして目指す水晶岳

水晶岳到着

水晶岳の三角点は北峰にあります、ここには人はほとんど来ないようです

第二目標の鷲羽岳に向かいます

ワリモ岳分岐。疲れてきたからか、このまま三俣山荘に向かいたい誘惑が襲ってきますヾ(・∀・;)オイオイ

誘惑を振り払い、鷲羽岳に向かいます

鷲羽岳到着、長かった…(´Д`;)

槍ヶ岳がこんなに近くに

裏銀座の長い稜線

鷲羽湖

三俣山荘に向かいます、よく見るとテン場は一杯ジャマイカ

三俣山荘、人居過ぎ(;・∀・)

三俣山荘から見た鷲羽岳もカコ(・∀・)イイ!!

三俣山荘から見た水晶岳もヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ

帰り道に見た三俣蓮華岳、雲の掛かり方が激シブε- (´ー`*)フッ

朝のうちだけ見えた、富士山と南アルプス

さぁ、帰りましょう(・∀・)カエル!!

一気に登山口辺りに移って、行きにはなかった橋が出来ていました

ゴォォール( ´ ▽ ` )ノ

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 健康保険証
ホイッスル 医療品 虫除け ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー
【その他】 行動食7食、非常食3食、日本酒4合瓶

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

烏帽子岳

烏帽子岳

2,628m

三ツ岳

三ツ岳

2,845m

野口五郎岳

野口五郎岳

2,924m

水晶岳

水晶岳

2,986m

鷲羽岳

鷲羽岳

2,924m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

烏帽子岳 富山県 長野県

裏銀座コースの展望稜線を行く

最適日数
1泊2日
コースタイプ
周回
歩行時間
19時間
難易度
★★★
コース定数
74
烏帽子岳 富山県 長野県

蓮華岳・船窪岳・烏帽子岳縦走3泊4日

最適日数
3泊4日
コースタイプ
縦走
歩行時間
23時間5分
難易度
★★★
コース定数
86
鷲羽岳 富山県 長野県

黒部源流の山々をめぐる人気のコース

最適日数
3泊4日
コースタイプ
周回
歩行時間
25時間20分
難易度
★★★★
コース定数
97
登山計画を立てる