行程・コース
天候
21日:快晴! 22日:曇り時々雨
登山口へのアクセス
バス
その他:
塩山駅始発のバスに乗車、乗客は18人。9時前に着いた大弛峠の駐車場は満車、路上駐車も10台程度とオフピークでした。帰りは新地平からバスに乗車、こちらも西沢渓谷からの登山者で満員でした。
この登山記録の行程
【1日目】
大弛峠(09:00)・・・北奥千丈岳[休憩 10分](09:30)・・・国師ヶ岳[休憩 10分](09:50)・・・国師のタル[休憩 10分](11:20)・・・東梓[休憩 10分](12:00)・・・両門ノ頭[休憩 10分](12:30)・・・甲武信岳[休憩 10分](13:40)・・・甲武信小屋(14:00)
【2日目】
甲武信小屋(05:00)・・・巻き道分岐・・・笹平(破風山)避難小屋(5:50)・・・西破風山・・・雁坂嶺・・・雁坂峠・・・雁峠(10:00)~新地平(12:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
それは山登りではなくて山下りだろう、そう思われそうなルートですが、この縦走は厳しい登り返しに核心があるのです。
大弛峠から北奥仙丈ヶ岳までは木の階段でよく整備されており、そのわずか先にある国師ヶ岳も含めてアプローチしやすいハイキングコースです。北アルプスから南アルプス、富士山まで望める素晴らしいビュースポットです。
国師より先は延々と続く樹林帯の稜線歩き。数あるピークでも印象的なのが東梓。『春を背負って』では架空の梓小屋があるとされていた場所の近くです。シャクナゲと針葉樹の森の中にあるひっそりとしたピークで、その先にある断崖絶壁のビュースポット、両門ノ頭もあり、本当に小屋があったら理想的な場所です。
この稜線上ではほとんど人に会いませんでしたが、水師を過ぎると川上側へ下山する人が増え徐々に百名山の賑わいが始まりました。
登頂したころの甲武信ヶ岳山頂はちょうど登頂ラッシュ、振り返ればこの日辿った稜線が歪な柄杓型に伸びています。しかし印象的なのはその柄杓よりも乾徳山から北奥仙丈ヶ岳へ至る突き上げるような稜線、登りたいと思わせる山がまだまだあります。
少し早めについた甲武信小屋のテント場は既に70%程度埋まっており、夕方には満床。3連休の初日らしい喧騒に包まれていました。
翌朝は4時に起床、ガスが降下して視界はほとんど効かないものの5時に行動開始。シャクナゲの森の中を破風山避難小屋へ稜線上を一気に下降します。2141ピーク手前から雁坂小屋のテント群の明かりが煌々と輝いているのが見えました、雁坂も多くの登山者で賑わっていたのでしょう。
一息つこうと立ち寄った避難小屋の煙突からは火の粉混じりの煙が。中ではストーブに薪をくべて暖を取っている3人の宿泊者が。トイレはありませんが、こちらは静かでいい夜だったのでしょう。
避難小屋から破風山の登り返しは今回の縦走最大の革新。厳しい岩場を200m以上直登していきます。風も強く途中からは森林限界を超え、体に直接冷風が叩きつけられます。
ここで夜明け、ヘッドライトは必要ない程度ですが、今にも雨が降り出しそうな空模様、濃いガス、想定していたより天気の悪化が早いようです。
当初は笠取小屋でもう1泊する予定でしたが、雨の降りだしのタイミングの早まり方によっては下山が難しくなる可能性を考慮し、雁峠まで前進して下山を決断。
水晶山、燕山といった北アルプスのような山々を越えて雁峠下降点から下山を開始。
何度も渡渉をしながら高度を下げ、正午、新地平に下山しました、
笠取山、、、必ず登りにくるからね
みんなのコメント