高水二山

ハイキング

高水・惣岳山（関東）

2016.07.10（日）

パーティ： 1人 (RX-0 さん )

RX-0さん

行程・コース

天候

晴れ時々くもり

登山口へのアクセス

電車
その他： 06:46 JR青梅線軍畑駅

この登山記録の行程

06:49 軍畑駅 - 07:30 高源寺 07:38 - 08:59 常福院 - 09:43 馬ぼとけ峠 - 10:28 惣岳山 - 12:10 沢井駅

コースタイムは休憩込み。
惣岳山⇒沢井駅に時間がかかっているのは、途中でちょっと寄り道をしたから。

コース

総距離: 約9.1km

累積標高差: 上り約768m; 下り約769m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

前回の山歩きから2週も空いてしまっているけれど、今日は昼からBBQのお約束が。
でも山登りたい…ということで、駅から登れる高水三山への山行を計画しました。
ついでに街を長歩きしている際に掴んだコツを実践してみることと、この前買ったメリノウール手袋と、
前日に買ったキュロットと、ワンダーフォーゲルの付録サコッシュのテストも兼ねて(笑)
　
　
寝不足だったことあってか舗装路歩きだけでは体が馴れず、尾根に登るまでが大変。
元々の気温が高いうえに斜面の日当たりが良いこともあって汗も大量。
熱中症対策に持って行った塩漬け胡瓜に助けられました。
ただ尾根に上がるとそこまでに暑さは無く、風が吹くと涼やかで心地良かったです。

岩茸石山は面倒になって巻いてしまった(笑)ので、高水二山になりましたが、
色々な要素が詰まってて中々よいコース。次は晩秋あたりに来たい。
　
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余談。

今回は久々に低山で他の登山者と心に残る交流がありました。
日照りの斜面を登り上げた時、『このままだと熱中症になるな』という兆候を感じたので、
休止して水分塩分エネルギーなんかを摂りながら休憩していたんです。

そろそろ出発しようかな、という時に年配のお父さんが上がってきまして。
当たり障りの無い会話を交わしたあと、『抜かされると思いますけど、お先に』と歩き出しました。
　
その後、割とすぐに写真14枚目を撮った場所に着いたんですが、
奥に見える坂道で一気に疲れた気分に(苦笑)。
ちょっと休むつもりで写真を撮っていると先ほどのお父さんが追いつくも、
私を抜かすことなく立ち止まっているご様子。
さっき休んだばっかりだから、またここでご一緒ってなるとチョット気まずいな～と、
怠けたい気持ちをグッと堪えて進みました。
　
すると、お父さんもちょっと距離を取ってスタート。
以降、私が坂の下で気合い入れの一呼吸で止まる(笑)たびに、お父さんも停止。
混雑している登山道ならともかく、今ここにはお父さんとワタクシしかいない。
先を行きたければ一呼吸入れたところで抜くはず。これは間違いなく付けられてる…！

山中で殿方にヒタヒタと付けられるって、女性登山者はご理解いただけると思うんですけど、
ほとんどの方が付けているつもりが無かったり、何かするつもりなんて無いと分かっていても、
もともとの力の差がある以上、本当に恐怖。
どうにかしないとなー、と考えながら歩いていると15、6枚目の写真の地点に差し掛かりました。
　
私は手入れが入って整然と並んでいる杉林って結構好きなんですが、
なだらかな場所だったこともあって、均一に生えている杉が広範囲に見えて、
思わず『わ～！(*'▽'*)』って立ち止まったんです。
高速の待避エリアみたいなスペースもあったんで、ちょっと避けて写真を撮ろうとしていると、
お父さん、今度は立ち止まらずに抜いて行ったんですが、
　
『足の裏が見えると思って見ていたけど、残念ながら見えませんでした』
　
と追い越しざま、ぶっきらぼうに一言。
一見、遅いペースに見えるお父さんはなかなかのご健脚で、
私が林に目を向けている少しの間で、美しい足さばきであっという間に遠くへ。
とっさのこと過ぎて『そうですか』としか返せず、二の句を継げないまま見送るだけでした。
　
　
追い抜いて行ってくれた安心感と、整然さを満喫したこともあって再び歩き出しましたが、
お父さんにかけられた一言に『コムスメだと思って舐めてたってこと…？』と初めはモヤモヤ。
　
『こっちは初期から歩行フォームには気を遣って歩いてきてンのよ！』と、
一瞬プンプンしましたが、キュロットがスカートっぽく見えるでしょうし、
靴はキャラバンな上にエメラルド色だから更に超ビギナー臭プンプンな見た目で、
『よくよく考えたら仕方ないかーw』と独りごちました。
　
更によく考えてみると、一般的に言われている歩き方が身についていたという事が、
言えなくも無いんじゃないかと思えなくもなくて、今度はニヤニヤ(笑)
誰かに評価されたくてフォームに気を遣っていた訳ではありませんが、
何だかちょっと嬉しかったです。

ちなみに、このお父さんとは、この後追いつき追い越し追い越されで、
何度か顔を合わせたのですが、初回の追い抜き以降はニコニコと接してくださいました。

あの時のお父さん、ありがとうございました。
これからもお怪我に気をつけて、元気に山を楽しんでくださいね。

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