今回は3年前に同一コースを計画したが、途中で計画変更をすることになったリベンジである。
・1日目
新穂高からの双六小屋への道のりは2回目である。前回は初めてのテント泊でザックが肩に食い込み、かつ真夏の太陽が照りつけていたため厳しい道のりであったが、今回は山小屋泊のため、快調に高度を上げていった。
天気は快晴で途中から槍ヶ岳、大キレット、穂高岳を常に右側に見ながらの行程でした。また、今回の目的の一つであった、山の雑誌でよく目にする双六岳中腹からの槍ヶ岳の景色もバッチリ見ることができ満足できる初日であった。
・2日目
双六小屋を出発する時はガスの中であったが、時間とともに晴れ、槍ヶ岳がどんどん大きくなっていく光景を目にしながら西鎌尾根を登って行った。槍ヶ岳山荘に着くころには晴天となり、槍ヶ岳山頂では360度のパンノラマの景色を楽しむことができた。
お昼すぎであったが、南岳小屋には行かずのんびりと他の登山客と談笑しながら過ごした。夕方には綺麗な夕焼けで槍の穂先も赤くやけていた。
・3日目
朝方はガスがかかっており、岩も霧氷におおわれていた。大喰岳を目指して出発したが、あまりの寒さに薄手の手袋では指がかじかんでしまい、厚手の手袋に替えた。話には聞いていたが、大喰岳の山頂がどこだかわからない。あちこち探してやっと見つけたが、前を歩いていた人はあきらめて登頂しないで行ってしまった。
槍ヶ岳はどこから見ても絵になる。写真を撮り続けた。天狗原の紅葉も綺麗に見えてきた。しかし、南岳山頂はガスガスで真っ白、大キレットも見下ろすことはできなかった。
南岳小屋の横を通って南岳新道を下った。南岳新道は急な下りであるが、想像していたほでではなかった。しかし、長かった。南沢を間違って下りかけたが、早めに気が付き事なきを得た。天気も山頂部分のみでガスで、途中から晴れてきた。槍平小屋からは特に問題なく、3日間歩いてきたコースを思い出しながら、ゆっくりと新穂高まで歩いた。