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足首ラッセル 笠取山 唐松尾山 withくまさん(暫定)

笠取山 唐松尾山( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

快晴 柳沢峠4:30で-13度 笠取小屋7:00で-15度

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 勝沼ICから国道411号線
411号の柳沢峠、411号から作場平までは多数凍結。スタッドレス必須。

この登山記録の行程

作場平(05:30)・・・笠取小屋[休憩 10分](06:48)・・・雁峠分岐(07:12)・・・笠取山[休憩 20分](07:54)・・・唐松尾山[休憩 20分](09:53)・・・水干[休憩 30分](12:00)・・・雁峠分岐(13:08)・・・笠取小屋(13:18)・・・作場平(14:14)

コース

総距離
約14.8km
累積標高差
上り約1,340m
下り約1,340m
コースタイム
標準7時間50
自己7時間24
倍率0.94

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

前回の雲取山の様に、雪山でも踏み跡をトレースしてノーマルな山歩きになるか、それともそれどころじゃなくなるか挑戦してみました。
今回の武器は安く買えたORのクロコゲイター。
ほか、-15度の世界に自分の服装でどこまで耐えられるのか、風が吹いた場合はどうなのか、ダメならすごすご引き返す気で多摩川の源流を目指しました。
一番寒い時間帯を体験したくて、夜明け前の登山開始です。 
 
【上半身】
モンベル ジオライン
ミズノ 山シャツ
モンベル ライトシェル
【下半身】
モンベル ジオライン
モンベル サウスリム(中厚手)
【靴・スパッツ】
キャラバンシューズ C1-02S
OR クロコゲイター
極厚靴下
【その他】
スキー用手袋(全面革張りのゴツいヤツです)
耳ワッカ(ニット帽・目出し帽は苦手)
※スパッツ以外は完全に秋用でしょう。
 
結果、風が吹かなかったこともあって寒さは問題なし。
(手元の計器で最大風速が13m程度)
笠取小屋で-15.5℃でしたが、それほど寒くはなかったです。
北海道育ちとしては、鼻毛が凍ってまずまず寒い、まつげが凍って結構寒いという判断基準があったりしますが、まつげまではいきませんでした。
 
ひざ下ラッセルもかなり行いましたが、全く濡れず染みこまずサラサラでした。
足が濡れて冷え切って、ほうほうの体で逃げ出す事も想定していましたが、気温が思った以上に低かったのも幸いしました。
融ける雪の方が厄介です。
 
ただ、足が埋まるような雪の世界ではチェーンスパイクは全く役に立ちませんでした。
予備で持っていった土踏まず用の4本アイゼンを追加でつけて事なきを得ましたが、それでも笠取山など急な斜面では何度も足が滑りました。
子供の頃の、スキー場登りを思い出します。
もっとも12本アイゼンだったら安全だったかと言うと、尾根上のピーク超えで結構狭い岩登りを強いられましたから、正直分かりません。
 
下りはスケートの様に滑り降りたり出来て最高でした。
富士山の砂走りみたいなものでしょうか。
 
なお、道中出会った人はひとりだけでした。
その代わり唐松尾山の近くでクマらしき動物をを見かけました。
こちらのクマベルに驚いて斜面を駆け下りて行きましたが、あんな巨体があんなスピードで走るとは驚きでした。
最初は誰か登山客が滑落したかと思ったほどでした。
 
この時期に奥多摩の様に活動例があるか、一応山梨県に確認中です。
カモシカあたりとの見間違いなら、それはそれで写真撮れなかったことに地団駄を踏みます。
(追記)
山梨県から返信を頂きました。
冬のクマは眠りが結構浅いので、起きて活動がすることもあるそうです。
 
帰り道も道路は凍結したまま。
ある意味クマより怖かったです。

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フォトギャラリー:29枚

国道411号線の柳沢峠。4:30です。
-13℃。車の中でもガンガン冷えているのがわかります。

作場平に車を止めて、ヘッドライトをつけて登山開始です。車は自分のだけでした。

1時間程登った登山道です。

笠取小屋の温度計。

雪は固まっていませんでした。

小さな分水嶺。

笠取山。なにこのジャンプ台。

でも登ります。30度位だったでしょうか。
富士山と大菩薩嶺が並びます。

来た道を振り返ります。

江ノ島も見えました。

こういう雪に隠れた岩超えが結構ありました。
手足をフル稼働して越えます。
丈夫な手袋必須です。

姿を現した唐松尾山。

山頂に眺望はありません。

北の岩場はバリケードがあり、踏み後もありません。

だけどせっかく来たので、注意して進みます。

辿りついた北の岩場からの眺望1

辿りついた北の岩場からの眺望2

寒そう。
多分赤岳。

雪で体力がどれ位削られるかわからないので、早々に下山開始します。

唐松尾山側から見る2044峰。
笠取山にも劣らぬおにぎり。
まき道はありません。

地理院地図では2024ピークとなっている黒槐の頭。
少しだけルートを外れて登ります。

帰りは水干に寄るので笠取山はまきます。

水干です。

水干から大菩薩嶺を望みます。

この一滴が多摩川になるんですね。

水干のかまぼこ。

水干のはんぺん。
ここでお昼にしました。

雪山はみんなフリーダムに歩きますね。

帰りの柳沢峠。-2℃。
そろそろと運転して帰ります。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック サブザック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス
ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール
シュラフ ストーブ 燃料 ライター カップ クッカー
ローソク・ランタン アウターウェア
【その他】 風速計、温度計

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登った山

唐松尾山

唐松尾山

2,109m

笠取山

笠取山

1,953m

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