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奥多摩 雲取山 七ツ石山~雲取山~飛龍山 雲取山荘泊

七ツ石山~雲取山~飛龍山( 関東)

パーティ: 1人 (だったん さん )

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行程・コース

天候

1日目: 晴れ→曇り→雨、2日目: 快晴

利用した登山口

鴨沢   お祭  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 鴨沢付近の無料駐車場を利用

この登山記録の行程

【1日目】
鴨沢(07:40)・・・小袖乗越(08:04)・・・堂所(09:17)・・・七ツ石小屋[休憩 10分](10:07)・・・七ツ石山[休憩 10分](10:39)・・・ブナ坂(10:56)・・・雲取奥多摩小屋[休憩 10分](11:22)・・・小雲取山(11:57)・・・雲取山[休憩 10分](12:15)・・・雲取山荘(12:45)

【2日目】
雲取山荘(04:10)・・・雲取山[休憩 45分](04:22)・・・三条ダルミ(05:27)・・・狼平(06:00)・・・北天のタル[休憩 10分](07:10)・・・飛龍権現(07:43)・・・飛龍山(大洞山)(07:51)・・・飛龍権現(08:11)・・・北天のタル[休憩 10分](08:50)・・・三条ノ湯[休憩 20分](10:08)・・・後山林道終点(10:50)・・・塩沢橋(11:36)・・・お祭(12:34)

コース

総距離
約33.6km
累積標高差
上り約3,708m
下り約3,691m
コースタイム
標準15時間5
自己11時間39
倍率0.77

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

日本百名山のひとつで東京都では最高峰の雲取山を登頂してきました!
雲取山は東京都だけでなく、山梨県、埼玉県の県境の山です。

1日目は鴨沢のバス停からスタートし、七ツ石山を登り雲取山へ、雲鳥山荘で一泊。
2日目は雲鳥山荘からスタートし、雲取山へ戻り、三条ダルミを通り北天のタルの分岐から飛龍山へ。
飛龍山からは三条の湯側から下り、お祭りのバス停に下山。

1日目は登り始めは晴れから曇りに、七ツ石山辺りから小雨に。雲鳥山荘に着く頃にはドシャ降りでした。
2日目は早朝から快晴!
真っ暗な空を見上げると、辺り一面満点の星空でした。流れ星も見れました!
期待を膨らませ早朝の悪路を戻り、雲取山の山頂に到着すると雲一つない富士山がお出迎え!!
天気がとても良かったので南アルプスの山々も拝むことができました。最高の日の出です!
日の出を拝んだ後は、飛龍山に縦走しました。


この時期の雲取山はまだ寒いので防寒着は絶対必須です。
山頂付近は昼でも10℃以下、夜は氷点下を下回ります。
特に雲鳥山荘の北側はとても寒いです。
まだ雪が残っていて悪路になっているのでゲイターがあると良いです。
ローカットブーツの場合は雲鳥山荘側に行くのはオススメできません。
軽アイゼンはなくても大丈夫ですが、かなり悪路になってるのでゆっくり慎重に進みましょう。


飛龍山に行く場合は、軽アイゼンはあった方が良いです。
山道に雪が残っていて道もかなり狭く悪路です。雲鳥山荘の北側よりある意味ひどい道です。
展望が悪く、道も悪路で人気もないマイナーな山なのであえて行かなくて良いと思いますが…
道中、人間は一人も会っていません。鹿が何匹か居たくらいです。

北天のタルまでの三条ダルミのコースは歩きやすく、天気が良ければ早朝に歩きには最適です。
進む方向に富士山があり、風も気持ちよく、太陽がほどよく顔出すのでとても気持ち良いコースです。

下山の三条の湯~お祭りは単調で超ながーーいコースです。
お祭りのバス停側から登るのは精神的結構キツイと思います。

水汲み場は途中では七ツ石小屋がベスト。雲取奥多摩小屋は小屋からちょっと下ったところにあります。雲取山山頂の避難小屋は何もありません。雲鳥山荘や三条の湯には水場があります。他、水場と地図に書かれているところに水が汲めるところはありませんでした。
水の所持量の参考にしてください。


【1日目】

▼鴨沢~七ツ石山分岐
登山口は鴨沢バス停の近くにあります。バスの裏の坂道が登山口に繋がる道です。
バスの場合はJR奥多摩駅から。車の場合は近くに村営駐車場があり、鴨沢バス停からちょっと奥多摩駅側に離れたところにトイレ付きの駐車場があります。
登山口に近い小袖乗越にも駐車場があります。当日の混雑具合で駐車場決めてください。鴨沢バス停前の駐車場は登山客用の駐車場ではないため、長時間の駐車禁止です。
一番登山口に近いのは小袖乗越ですが、下山コース次第で駐車場選んで良いと思います。
今回のコースのように、お祭りのバス停から下山してくる場合は小袖乗越はかなり遠く、登りもあるので帰りがツラくなります。

鴨沢バス停の裏の坂道から登ります。民家が近くにあるアスファルトの道を越えるといきなり林道に入ります。
林道越えて小袖乗越まで来るとまたアスファルト道になります。
小袖乗越は登山客用の駐車場があり、トイレもあります。水汲み場はありません。蛇口が付いてませんでした。
すぐ近くに小さいですが神社があるので登山前に寄っていきましょう。
小袖乗越から登山口まではアスファルトの道を登ります。5分程度で登山口に着きます。

登山口から七ツ石山の分岐までは分岐点はなく一本道です。
道が狭いのですれ違う場合は注意しましょう。気合い入れるほどの急登箇所はないです。
途中、「水」と書いてある水汲み場?ぽいところはありましたが、時期のせいなのか汲めるようなところはありませんでした。
チェックポイントの堂所まではそこそこ距離あります。堂所は道標があるだけで特に何もありません。


▼~七ツ石小屋、七ツ石山
堂所から進むと七ツ石小屋とブナ坂の分岐にぶつかります。ここからは分岐がやたら多いのでGPSや地図を頼りに登った方が良いです。
道標もありますが、分岐点が多く混乱します。山荘で会った人たちも迷ったと言ってました。
七ツ石山を越えず、そのまま雲取山に向かうコースもあります。ブナ坂に直接向かうコースです。向かって一番左がそのコースです。
コース状況や天気と体力と相談してコース選択して進んでください。

七ツ石小屋は展望がありトイレあり水場ありの最高の休憩ポイントです。ペットボトルも販売しています。
ここまで休憩ポイントは殆どないので、休憩がてら足休めすると良いと思います。

七ツ石山までは複数の分岐点があります。間違えないように地図とGPSと道標みて進みましょう。ちょっと急登な箇所もあります。
途中、廃墟になってる神社があります。地図上で神社マークがあるのはこの神社です。
神社越えるとすぐに七ツ石山の山頂に到着します。
開けた場所で展望があり、中々良い山頂です。これから向かう雲取山や反対側には鷹ノ巣山も見えます。天気が良ければ富士山も見えると思います。


▼~雲取山
七ツ石山からブナ坂までは一気に下ります。ここからまた登るのかーと思うとちょっと萎えてきますねw
ブナ坂から小雲取山まではゆるやかなで平坦な道を歩きます。このコースはとても歩きやすいです。岩のガレ場ぽいところもあります。
天気が良ければ左手側に富士山や山梨の名峰たちが見えると思います。
開けた道のせいか風も強いので、防寒対策して登りましょう。

途中、雲取奥多摩小屋がありますが、ベンチが少なく水場も遠いところにあるので、ちょっと荷物整理だけしてスルーしました。
小雲取山は特に道標ぽいのがなかったので、山頂の標らしいものは見当たりませんでした。分岐点があるのでその辺りだと思いますが。

小雲取山から雲取山の山頂までは急登が続きます。
結構心拍数上がりました。ここまでゆるーい平坦な道だったので拍子狂わせですね^^;

向かう側に小屋ぽいのが見えたらそこが雲取山の山頂です。小屋は避難小屋で山頂から1分弱程度離れたところにあります。
道標もあるので間違いやすいですが、避難小屋の先が山頂です。
この避難小屋、中に入ったみたら結構キレイでした。ただの避難小屋なので何にもないですが…


▼~雲鳥山荘
雲取山の山頂付近では雨で気温も低かったので早々に退散し、雲鳥山荘に向かいました。翌日の朝どうせ戻ってくるし。
雲取山荘までの道は今までの道とは全く違います。同じ山かよ!!と叫びたくなるくらい悪路です。
北側でしかも林道で太陽も当たらず雪も残っていて、道はグチャグチャです。酷い悪路道です。
山頂から山荘は下りしかないですが、路面凍結している可能性あるので軽アイゼンない場合はゆっくり慎重に下りましょう。
後から山荘のオヤジに聞きましたが、東の巻き道も悪路になっているようです。

雲鳥山荘は13時半にならないと入れないようです orz
カップラーメンのような軽食はありません。ペットボトルやビールは売ってますが、13時半から営業だそうです orz
水汲み場はあります。ブラシがあるので悪路で付いたドロ落としておきましょう。ここの水はちゃんと飲める水です。
ちょっと先にテント場もありましたが、時期によってはかなり気温が低い地点になるので、ここでテントや長い休憩する場合は体調に注意してください。

雲鳥山荘と三条の湯はこの辺りの山荘では広めだと思います。
時期によってはめっちゃ混むそうですが、雲鳥山荘は年中営業しているようですので、利用する場合は参考にしてください。
山荘の中は暖房やコタツもあり暖かいです。山荘のオヤジは変わってますが良い感じの人でしたw


山荘に到着してからさらに天気が悪化し、夕方前はドシャ降りになってました。
この日は夜景や夜空は完全に諦め明日に期待します。
日の出は4:50前後なので、4時には山荘出る予定です。


【2日目】

▼~雲取山山頂
3時半に起床し、夜空を覗いてみたら昨日とはうって変わり満点の星空でした!!
流れ星も見れるくらい超キレイな夜空です。これは日の出が期待できます!

昨日通った超悪路の道をまた通ると思うと憂鬱になります orz
しかも前日雨降ってたので道のコンディションは最悪だと思います。
ところが実際は行きよりは歩きやすかったです。早朝で気温が低かったためかイイ感じで路面凍結しているのでグチャグチャではなかったです。
ただし一部アイスバーンなので登りとはいえ、早朝真っ暗なので気を付けて登りましょう。しかも結構急登です。

山頂に到着すると目の前に雲一つない富士山がお出迎えしてくれました!
真っ暗の寒い中登った甲斐があります><b
晴れていたので日の出も最高でした!
反対側は南アルプスも見えました、南アルプスの名峰が全部見えます。
その隣にちょこっと八ヶ岳の赤岳の山頂が見えます。おそらく冬から春じゃないと解らないと思います。
雲取山は天気が良ければ最高の展望地だと思います。ほんと来てよかったです!


▼~北天のタル (分岐)
最高の日の出とお別れして飛龍山に向かいます。
雲取山から飛龍山へは三条ダルミを通り、北天のタルの分岐まで行く必要があります。
三条ダルミの道は狭いですが、平坦でとても歩きやすい道です。
特に早朝だったので目の前に富士山、背中に太陽がありで風もあり気持ち良い朝の山道でした。

三条ダルミは分岐があります。ここから直接三条の湯まで行けるので飛龍山に行かないのであればここから下る方が良いです。
地図に狼平とありますが、どこだか解りませんでした。
人気のない道なのか、何度か野生のシカと遭遇しました。物音立てると即座に逃げていきますw

しばらく歩くと木道も登場します。崖っぽい道を歩き道がかなり狭いので気を付けて歩きましょう。
北天のタルには道標があります。ここがある意味本当の分岐点です。


▼~飛龍山
飛龍山は悪路で雪がかなり残っています。軽アイゼンないと歩けない場所もあります。
山頂は特に展望もなく人気もなく、獣道みたいなとこを歩いたりします。
地図も解りにくいです。GPSと地図持ち歩いてましたが、それでも解りにくいです。
一応山頂にはポール立ってましたが本当何もありません。展望もありません。
山頂付近は前が見えないほど獣道です。赤テープ頼りにしないと進めません。
笠取山から縦走する場合は通らないと行けない場所ですが、用が無いなら無理して行く必要ない場所です。
雪で滑って落ちたり、ケガでもしたら人も通らない道なので最悪な事態に陥ります。
勇気を持って北天のタルから下山しましょう。

ちなみに三条の湯までは人ひとり見かけませんでした。出会ったのは野生のシカだけです。熊さんじゃないだけマシですがね。
山側から何度か物音しましたが、ここで野生の動物に会ったら人生のアウトになる可能性あるので早歩きして逃げましたw


▼~三条の湯 (山荘)
北天のタルから三条の湯まではひたすら下ります。ずっと下りで登りは全くありません。
逆にここから登ってくるとなると泣きたくなると思いますw
地図上で「水」と書いてあるところは谷になってるところですが、水汲み場ではありません。
カンバ谷というところらしいです。道はかなり狭くところどころ土砂崩れしてるので注意して進みましょう。
尾根をずっと下ると三条の湯の屋根が見えてきます。思っている以上に結構下ります。
川の音が聞こえて来たら山荘が近いところまで来ています。

三条の湯はかなりしっかりした山荘です。トイレもめっちゃキレイです。
売店もあり、温泉も入れるようですが入ったら出れなくなりそうなので止めときました。
ここからバス停まではかなり長い道になるので、しっかり休憩しておきましょう。
水も足りなくなったら補給しておくと良いです。この先水場はありません。

三条の湯からは三条沢という川の隣をずーーと進みます。バス停の手前までずっと川沿いです。
道は整備されていて、川沿いなので風が気持ちよく歩きやすい道です。
ただところどころ土砂崩れしていますので注意してください。

林道終点と地図で表記されていますが道標らしきものはありませんでした。
車が通れるほど整備された道に出るので、多分そこだと思います。
ここからバス停までながーーーーーく単調な道になります。
坂はなく平坦なので歩きやすいですが、2時間くらい歩くので距離が長めです。


▼~お祭りバス停 (鴨沢バス停)
お祭りのバス停から鴨沢バス停までは国道沿いを歩きます。30分程度歩きます。
車がびゅんびゅん通る道なので道路にはみ出ないよう左側を歩きましょう。
アスファルトでさらに太陽光が凄まじいため、ただでさえ長い下山コースだったので余計疲れます。
そしてここで駐車場の選択に気が付くと思います。ここから小袖乗越に戻る場合気が遠くなりますよw

バス利用の場合は、バスの時間を予め調べておいてください。
お祭りバス停の時刻表見ましたが本数はかなり少ないです。
この辺りで一番賑わってそうなバス停は鴨沢なのでそこまで戻っても良いかもしれません。


雲取山は有名な山なので標識もしっかりして、中級レベルの登山では良い山ですがコース次第でかなり変わってきます。
今回の山行はそれを思い知らされましたね。

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ
サングラス 着替え 地図 コンパス 腕時計 登山計画書(控え)
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー 非常食
行動食 テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器
【その他】 防寒着は必須。飛龍山登る場合は、軽アイゼン(4~6本)必須です。
水1.5ℓ+ペットボトル x1本
ウィダーインゼリー x4 (2日分)
プロテインゼリー x2 (2日分)
アミノバイタル x2 (2日分)

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登った山

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