行程・コース
天候
快晴
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
東武日光駅より湯本温泉行きバス(8:40)
竜頭ノ滝バス停(9:46)
徒歩で竜頭ノ滝を眺めながら滝上へ
今回も「まるごと日光フリーパス」を利用。北千住から通常の片道(電車+バス)2810円が、バス乗降自由で往復4520円(夏季)とお得
この登山記録の行程
歩行4時間30分
竜頭ノ滝(9:46)・・・滝上(10:06)・・・高山[休憩 16分](11:06)・・・無名坂(11:59)・・・熊窪[休憩 5分](12:21)・・・千手ヶ浜[休憩 44分](12:42)・・・熊窪(13:38)・・・赤岩(14:11)・・・地獄茶屋(14:36)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
竜頭ノ滝からまだ新緑が楽しめる奥日光の高山に登り、中禅寺湖畔で寄せては返す波音を聞きながら歩き、千手ヶ浜でクリンソウを愛でてきた。
実はこのコースは先週末に登るつもりで準備していた。元々の狙いは、このコースの魅力である新緑と高山周辺のシロヤシオや千手ヶ浜クリンソウ、それに紅葉の名所でもある中禅寺湖周辺の様子見であったのだが、諸般の事情で結局登らずじまいだった。ところが「すーさん」の素晴らしい記録(http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=94797)を拝見して大いに後悔。自戒の念も込めて今週末に登ってきた次第である。望外の喜びは、竜頭ノ滝などでシロヤシオが咲き残っていたこと。
シロヤシオの群生が確認できたのは、高山の山頂を中心に標高1400m以上の地帯、および中禅寺湖畔の赤岩の周辺だ。今年のシーズンは過ぎているし、どうやら奥日光でもシロヤシオは裏年だったようだが、当たり年にはさぞやと思われた。機会を改めてまた訪れてみたい。なお、このコースはシャクナゲも楽しめるはずだが、今回は咲いているところに出会えなかった。
このコースに危険なところはないが、高山から無名坂に下る道は、複数の踏み跡があり、つづら折れの箇所もあり自分がどちらの方向に向かっているのか意識しておかないと、誤った踏み跡に誘い込まれやすく感じた。実際、道迷いに気づいて引き返してくる先行パーティーもいた。まして、私はシロヤシオの咲き残りに誘われて上を見ながらフラフラしていたものだから尚更だった。所々地表に赤い杭が打たれているのがコースを示しているようだったので、目印にすると良いだろう。
高山からくだり、熊窪で中禅寺湖畔に出るのだが、そこからは寄せては返す波音を聞きながら歩く、登山では珍しい経験をした。千手ヶ浜のクリンソウは、遊覧船やバスで乗りつけた観光客もいてかなりの賑わい。湖畔を竜頭ノ滝に戻るが、こちらは歩く人もまばらで、時折現れるヤマツツジやミツバツツジ、それにシロヤシオの咲き残りを愛で、波音とハルゼミの鳴き声を聞きながら静かな山歩きを楽しんだ。
出戻り登山者のように都心から公共交通機関利用だと、歩き始めがどうしても午前10時ごろと遅くなってしまう。しかし、このコースなら歩行時間は4時間強なので、休憩や花や景色を楽しむ散策に時間を割いても、十分日帰りができる。
ルート定数18.1。後日参照した栃木県山のグレーディングではAとなっているので、主観的なBから表記を改める。
それにしても、今年は雲竜渓谷に戦場ヶ原、三毳山、そして今回と栃木県の山にすでに4回も出かけている。栃木県侮りがたし!
フォトギャラリー:30枚
電車が到着したら、皆さんダッシュ!湯本温泉行きのバスを待つたくさんの人
竜頭ノ滝ではヤマツツジが出迎えてくれた
そして、なんとシロヤシオの咲き残りが!
竜頭ノ滝は、さすが名勝ですね
茶屋の前に見事に咲いていたヤマツツジとシロヤシオ
このコースの出発点は「滝上」バス停だが、一つ手前の「竜頭ノ滝」から歩き始めることをお勧めしたい。竜頭ノ滝を眺めながらわずか数分の登りである。
これはズミの花でしょうか?あたりは、まだまだ新緑
高山への登りでも、所々シロヤシオの咲き残りがあった。
展望は利かないが、時折南側に中禅寺湖を望めるところがある。
同様に北側には戦場ヶ原が垣間見える
高山山頂。この日は気温も低めで、爽やか。登山者のみなさんが思い思いに昼食を取っていた。
無名坂で、コースは戦場ヶ原と中禅寺湖畔に分岐する。時間に余裕があれば戦場ヶ原も歩きたいところだが、今回は割愛。
熊窪に出ると、そこは白い砂浜が広がる中禅寺湖畔。波音を聞く山歩きというのは初めての体験。
湖畔から男体山を望む。このあと男体山には黒い雲に覆われていった。
クリンソウ
観光客も詰めかけていて、皆クリンソウを熱心に撮影していた。
湖畔を竜頭ノ滝目指して歩く。起伏もあまりなく、寄せては返す波音やハルゼミの声を聞きながら、静かな山歩きができる。




