強い寒波が到来し、積雪は一挙に180cmまで増加しました
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
強い寒波が到来し、かなりの降雪がありました。これまでは山荘周辺の積雪も50cm程度しかなく、クリスマスや年末年始を控えて、冬らしい景色になってくれないものかと気をもんでいましたが、一挙に180cmまで増加しました。それでもやっと例年並の積雪といったところです。
この季節は山荘前、稜線上でもご来光を見ることが出来るので冬山の写真を撮りに来る方は大いいに楽しめます。また、晴れた日の夜には素晴らしい星空が広がります。
登山道の状況
新穂高ロープウェイ頂上駅から西穂山荘までの間は全て雪の上を歩くようになります。雪の状況等は気象条件によって大きく変化する時があります。アイゼンが無くても登りやすい時、アイゼンをしっかり効かせてないと滑りやすい時、カンジキやスノーシューなどで歩くと楽な雪の深い時など様々です。服装や装備を整えてお越し下さい。
西穂周辺の登山道では特に心配ありませんが、今回のように多量の降雪があった後は雪崩が起きやすくなります。これから年末年始にかけて山行を予定されている方は、危ない沢筋には立ち入らないようにするなど、十分に注意してお出掛けください。
登山装備
いよいよ本格的な冬山装備が必要になってきました。降雪があれば一日で状況は変わりますので、ロープウェイから山荘までの間でもアイゼンを用意してください。まとまった雪が降ればワカンまたはスノーシューが必要になります。また、天候の良い日でも稜線に出ると飛騨側から冷たい風が吹いている事が多いので、防風対策もお忘れなく。日差しの強い日は雪からの照り返しも強くサングラスなどで目を守ることも必要になってきます。
独標から山頂方面へ向かわれる方はアイゼン・ピッケル等、冬山の標準的な装備が必要です。
注意点
車でお越しの方は雪対策をお忘れなく、お願いします。夜から朝にかけては山荘の水道の水が出なくなりますので、翌日の分は前の晩のうちに汲んでおいてください。
お知らせ
西穂山荘は通年で営業を行っています。西穂山荘は北アルプスの稜線で唯一通年営業している山小屋です。白銀の穂高で過ごす年末年始も良いものです。
年末年始の時期は、「山荘まで」ならば冬の間で最も登りやすい時期ですので、おすすめです。大勢の人が登山道を歩いて、ラッセルの必要がないからです。夏と変わらない1~2時間で登ることができます。
ただし、山荘から上の稜線へ行くとなると、技術・体力・経験などによって大きな差があります。判断できるのは自身だけです。無理のない、安全な登山をお楽しみください。
昨年の今頃の様子は?
新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23
融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30
GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07
天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14
西穂山荘周辺の過去の様子
西穂山荘
- 電話番号:
- 連絡先住所:
- 長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所