西穂高岳 | 西穂山荘

ようやく雪の上で冬山道具を使って歩くのに楽しめる量になってきました

山荘も雪に埋まってきました (2009.12.22 西穂山荘 )
山荘も雪に埋まってきました (2009.12.22 西穂山荘 )
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天気・気温

12/07(月) 快晴。最高気温-2.5℃、最低気温-12.0℃。日の出6:47頃、日の入16:40頃。
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
17℃
6℃
明後日
27℃
4℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 4:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
17℃
5℃
明後日
27℃
2℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今年は今のところ、例年に比べ積雪量は少なめですが、ようやく雪の上で冬山道具を使って歩くのに楽しめる量になってきました。先日は冬山が初めてという方が山荘周辺でアイゼン・ピッケルを使って雪上訓練をしていました。
この季節は山荘前、稜線上でもご来光を見ることが出来るので冬山の写真を撮りに来る方が大いいに楽しめます。本日も山荘前ではややガスが掛かってしまいましたが、丸山からは幻想的な御来光が見られたようです。また、晴れた日の夜には素晴らしい星空が広がります。

登山道の状況

新穂高ロープウェイ頂上駅から西穂山荘までの間は全て雪の上を歩くようになります。先日の降雪の後、一度ワカンを履いて歩いてみましたが現在の雪では携行のお勧め程度の装備です。山荘までの方も軽アイゼンとストックがあると良いでしょう。
気温差が大きいので登りと下りで雪質が変わりますのでご注意ください。

登山装備

いよいよ本格的な冬山装備が必要になってきました。雪の状況等は気象条件によって大きく変化する時があります。服装や装備を整えてお越し下さい。また、天候の良い日でも稜線に出ると飛騨側から冷たい風が吹いている事が多いです。防風対策もお忘れなく。
降雪があれば一日で状況は変わりますので、ロープウェイから山荘までの間でもアイゼンは用意した方が良いでしょう。まとまった雪が降ればワカンまたはスノーシューが必要になります。ストックはあると便利です。
独標から山頂方面へ向かわれる方はアイゼン・ピッケル等、冬山の標準的な装備が必要です。

注意点

車でお越しの方は雪対策をお忘れなく、お願いします。夜から朝にかけては水道の水が出なくなりますので、翌日の分は前の晩のうちに汲んでおいてください。

お知らせ

西穂山荘は通年で営業を行っています。
年末年始の時期は、「山荘まで」ならば冬の間で最も登りやすい時期ですので、おすすめです。大勢の人が登山道を歩いて、ラッセルの必要がないからです。夏と変わらない1~2時間で登ることができます。
ただし、山荘から上の稜線へ行くとなると、技術・体力・経験などによって大きな差があります。判断できるのは御自身だけです。無理のない、安全な登山をお楽しみください。

昨年の今頃の様子は?

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

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