西穂高岳 | 西穂山荘

北アルプスに入山される方は表層雪崩に十分な警戒が必要です

エビのシッポも成長してきました (2010.01.25 西穂山荘 )
エビのシッポも成長してきました (2010.01.25 西穂山荘 )
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天気・気温

01/04(月) 晴のち曇り。最低気温-15.6℃。日の出7:01頃、日の入16:51頃。
松本市の天気予報
明日
25℃
7℃
明後日
28℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
8℃
明後日
30℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

年末年始は予想通りの大荒れの天候で、12/31と1/1はロープウェイが運休と大荒れとなりましたが、1/3~1/4はようやく太陽が顔を出し今朝は今年最初の日の出を見ることが出来ました。しかし、この晴天も長くは続かず明日からの天気予報は雪マークが並んでいます。
年末から多量の降雪に加え、明日以降も新たな降雪が予想されていますので、北アルプスに入山される方は表層雪崩に十分な警戒が必要です。沢筋等の雪崩の起きやすい場所にはなるべく立ち入らないようにしましょう。
1/4現在、9日からの連休の天候はまずまずといった予報が出ています。登山者の皆様は直前の気象情報をよく御確認の上、安全に十分配慮して行動してください。
この季節は山荘前、稜線上でもご来光を見ることが出来るので冬山の写真を撮りに来る方は大いいに楽しめます。また、晴れた日の夜には素晴らしい星空が広がります。

登山道の状況

西穂山荘~ロープウェイまでのルートは、全域で冬道に移行しました。赤布や看板等の目印が付いていますが天候によっては不明瞭なこともあります。装備を整え万全の準備でお越し下さい。
雪の状況等は気象条件によって大きく変化する時があります。ロープウェイから西穂山荘までの登山道でも、アイゼン不要で登りやすい時、アイゼンをしっかり効かせてないと滑りやすい時、カンジキやスノーシューが必要な雪の深い時など様々です。状況に応じた装備が必要となりますので、服装や装備をしっかり整えてお越し下さい。

登山装備

積雪は日を追うごとに増え、いよいよ本格的な冬山装備が必要になってきました。朝晩の気温は氷点下10℃近くまで下がることもありますので、防寒対策が必要です。
降雪があれば一日で状況は変わりますので、ロープウェイから山荘までの間でもアイゼンは用意した方が良いでしょう。まとまった雪が降ればワカンまたはスノーシューが必要になります。ストックはあると便利です。
独標から山頂方面へ向かう方はアイゼン・ピッケルなどの標準的な冬山装備が必要です。
なお、稜線に出ると天候の良い日でも飛騨側から冷たい風が吹いています。防風対策をお忘れなく。日差しの強い日は雪からの照り返しも強く、サングラスなどで目を守ることも必要になってきます。

注意点

車でお越しの方は雪対策をお忘れなく、お願いします。夜から朝にかけては山荘の水道の水が出なくなりますので、翌日の分は前の晩のうちに汲んでおいてください。

お知らせ

西穂山荘は北アルプスの稜線で唯一通年営業している山小屋です。なお、冬期間は水の確保が困難なため、飲料水はペットボトルで有料販売となります。

昨年の今頃の様子は?

新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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西穂高岳 標高 2,909m

 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

焼岳 標高 2,455m

 北アルプスの玄関口、上高地にずっしりと腰をすえる焼岳は、乗鞍火山帯で唯一の活火山として知られている。  何よりも場所がいい。釜トンネルを抜けてさあいよいよ山だ、と沸き立つ視野に初めに飛び込んでくるのが荒々しい焼岳の下堀沢。大正池に影を落とす姿も、数少なくなった枯れ木と調和しているし、田代池、穂高橋、河童橋と、上高地の要所で必ず姿を見せる。山頂からわずかに白い蒸気を見せる鐘状火山(トロイデ)である。  噴火の歴史は古く、歴史に残っている初めは天正13年(1585)、近いところでは大正4年(1915)6月6日の大爆発で、1日で梓川を大正池に変えてしまった。最近は昭和37年(1962)で、今度は泥流で大正池を埋め、浅い幅広の川のように変えてしまった。それ以来、長い間登山禁止だったが、最近全面的に解除されたため多くの登山者の姿が見られるようになった。頂上には溶岩円頂丘には珍しい噴火口があり、池になっている。  北側の肩は中尾峠で、ここを乗越せば蒲田川の中尾集落に通じる歴史の古い峠道だ。また、新中尾峠には焼岳小屋がある。山頂へは上高地から所要4時間。中尾口から所要4時間30分。

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