西穂高岳 | 西穂山荘

丸山では「エビのシッポ」が成長してきています

エビのシッポも成長してきました (2010.01.25 西穂山荘 )
エビのシッポも成長してきました (2010.01.25 西穂山荘 )
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天気・気温

01/25(月) 曇りのち晴れ。最低気温-13.4℃、最高-5.0℃。日の出6:55頃、日の入17:10頃。
松本市の天気予報
明日
25℃
7℃
明後日
27℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 10:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
26℃
9℃
明後日
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

この一週間は比較的晴れ間も多く見られ、この時期の北アルプスとしては天気が良い一週間でした。最低気温も平均-15.9℃で、先週より少し寒さは和らぎました。なお最高気温は+3.8℃でした。積雪量は先週と変わらず、山荘周辺で210cm程度です。
丸山では「エビのシッポ(風の強い山稜などの木などにできる霧氷)」が成長してきています。今日現在では「シュカブラ(冬期に高山の山稜で雪面に見られる風紋)」はいま一つです。
エビのシッポやシュカブラは荒れた天候に伴って素晴らしいものができる場合が多いので、荒天の後の天候回復直後が最も芸術的な造形を見られる可能性が高くなります。
この季節は山荘前、稜線上でもご来光を見ることが出来るので冬山の写真を撮られに来る方が楽しみされる時期でもあります。

登山道の状況

西穂山荘~ロープウェイまでのルートは、現在冬道ルートとなっており赤布や看板等の目印が付いていますが天候によっては不明瞭なこともあります。装備を整え万全の準備でお越し下さい。
登山道の雪の状況等は気象条件によって大きく変化する時があります。ロープウェイから西穂山荘までの登山道でも、アイゼン不要で登りやすい時、アイゼンをしっかり効かせてないと滑りやすい時、カンジキやスノーシューが必要な雪の深い時など様々です。状況に応じた装備が必要となりますので、服装や装備をしっかり整えてお越し下さい。
なお、表層雪崩に十分な警戒が必要です。沢筋等の雪崩の起きやすい場所にはなるべく立ち入らないようにしましょう。
雪の状況は気象条件によって大きく変化する時があります。ロープウェイから西穂山荘までの登山道でも、アイゼン不要で登りやすい時、アイゼンをしっかり効かせてないと滑りやすい時、カンジキやスノーシューが必要な雪の深い時など様々です。

登山装備

本格的な冬山シーズンに入っておりますので、しっかりと冬山装備を整えて入山してください。状況に応じた装備が必要となりますので、服装や装備をしっかり整えて本格的な冬山装備でお越し下さい。天候の良い日でも稜線に出ると飛騨側から冷たい風が吹いています。防風対策もお忘れなく。日差しの強い日は雪からの照り返しも強く、サングラスなどで目を守ることも必要になってきます。ストックはあると便利です。
独標から山頂方面へ向かう方はアイゼン・ピッケルなどの標準的な冬山装備が必要です。
丸山から上の稜線上は強風が吹いていることが多いため、防風対策も必要です。顔や手足の凍傷に注意しましょう。

注意点

車でお越しの方は雪対策をお忘れなく、お願いします。

お知らせ

西穂山荘は北アルプスの稜線で唯一通年営業している山小屋です。なお、冬期間は水の確保が困難なため、飲料水はペットボトルで有料販売となります。

昨年の今頃の様子は?

新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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西穂高岳 標高 2,909m

 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

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