湿原はまだまだ雪の中ですが、一部が顔を出しはじめました。ミズバショウの芽吹きがはじまっています。
天気・気温
山と周辺の状況
当センターは5/1にオープンしました。尾瀬沼にはまだまだ雪があり、現在の積雪が約150cmほどあります。「この雪は本当になくなるのだろうか」と毎年思うのですが、毎日少しずつ減っていきます。ビジターセンターから尾瀬沼を眺めていると、雪の量が少しは減ったのではないかという印象を受けました。
尾瀬沼の湖面には、雪融け間近を告げる『アカシボ(雪が赤茶色に変化する現象)』が目につくようになりました。
湿原はまだまだ雪の中ですが、一部が顔を出しはじめました。
ミズバショウ
ミズバショウ
の芽吹きがはじまっています。白い苞が霜の影響をうけて、茶色くなっています。
ミズバショウ
ミズバショウ
の見頃はまだ先です。例年ですと、5月の下旬から6月の中旬にかけて見頃となります。
登山道の状況
4/28の大清水から尾瀬沼の登山道は、残雪歩きの区間が長く、コースタイムより時間がかかる状況です。余裕のある計画で、十分な装備を調えて安易な入山はお控えください。詳細は、
・大清水~一ノ瀬は残雪があり登山道がまだでていません。
・一ノ瀬~十二曲がりは残雪が多く、融け始めた雪質で足元が崩れやすく、非常に歩きづらい状況です。軽アイゼンの使用が望ましいでしょう。
・三平峠周辺は、標高が高く気温が低いため、固い雪質の残雪です。
・尾瀬沼周辺は、湖面の氷が柔らかくなっていて転落の危険があるので、湖面には立ち入らないでください。
尾瀬沼周りの登山道は、南岸ルートは残雪の急斜面を横伝いに歩くことになり、非常に歩きにくい状況です。できるだけ北岸ルートを通りましょう。北岸ルートは赤い印を目標に歩いてください。
場所によっては少しずつ木道が顔を出し始めています。雪がとけ始めると危険なのが、木道の踏み抜きです。特に雪が薄くなっているところは注意して歩行してください。
登山装備
日中は日差しが強いので、サングラスや日焼け止めが必要です。
お知らせ
5/1に、環境省尾瀬沼ビジターセンターを開館しました。今シーズンもよろしくお願いします。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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