尾瀬沼・燧ヶ岳 | 尾瀬沼ビジターセンター

湿原では、ニッコウキスゲも終りの時期。現在はコオニユリが見事で、湿原を渡る風にそよいでいます

尾瀬沼周辺はコバギボウシが目立つ (2010.07.30 尾瀬沼ビジターセンター )
尾瀬沼周辺はコバギボウシが目立つ (2010.07.30 尾瀬沼ビジターセンター )
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天気・気温

07/27(火) 晴れ一時雨。9:00の気温20.1℃、最低気温12.1℃、最高気温24.2℃。
会津若松市の天気予報
明日
27℃
15℃
明後日
雨のち曇
22℃
16℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 0:00発表
みなかみ町の天気予報
明日
曇のち雨
23℃
12℃
明後日
雨時々曇
19℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

尾瀬沼周辺では、暑い日が続いています。尾瀬でも30℃を超える日が来るのでしょうか? 現在は朝から昼までは晴れ、夕方になると一時雨となる天気が続いていて、雨具は必須です。
湿原では、 ニッコウキスゲ ゼンテイカ も終りの時期で、次の季節の花が咲き始めています。現在は コオニユリ コオニユリ が見事です。 コバギボウシ コバギボウシ ネジバナ ネジバナ も咲き始め、湿原を渡るさわやかな風に気持ちよさそうにそよいでいます。ほかにも尾瀬沼周辺では、カキツバタ、 キンコウカ キンコウカ 、シロバナニガナ、サワラン、モウセンゴケ、ワレモコワなどが咲いています。
小淵沢分岐は キンコウカ キンコウカ が満開です。ほかにも、 ノアザミ ノアザミ コオニユリ コオニユリ コバギボウシ コバギボウシ などが見られます。
また、人の背丈を超える高さまで生長して大き目の花をつける、オオウバユリが花芽を付けてきました。「ウバ」は、花の咲くころに葉がかれることから、世話をしていた女の子が年頃の「花」の時期には、歯(葉)がない姥にたとえたという説があります。名前の由来などを追って、湿原で花を見つけて歩くのも一興です。

また、虫たちの成長も盛んです。 シシウド シシウド の葉に産み付けられたキアゲハの卵を以前紹介しましたが、孵化した幼虫がムシャムシャ食事をしていて、食欲旺盛です。
ビジターセンターの周囲にはアサギマダラが今年もやってきました。沖縄や九州から海を渡ってやってきて、秋には南へ戻っていきます。約10cmの大きな美しい蝶です。
また、朝方に湿原を見渡すと、日中はあまり気づくことが少ない蜘蛛の巣を、あちらこちらで目にすることが出来ます。じっくり見ていると芸術作品です。

登山道の状況

御池から見晴方面へ行く裏燧林道では、木の根が出ている箇所がありますので、つまづきや滑りに気をつけてください。また、三条の滝方面は、岩場もあるので、注意してください。
途中の登山道では、 キンコウカ キンコウカ 、白色の コバギボウシ コバギボウシ 、オレンジが鮮やかな コオニユリ コオニユリ などが目立ちます。

登山装備

日中は日差しが強いので、サングラスや日焼け止めが必要です。

注意点

雨の季節、木道が滑りやすくなっています。またぬかるみには注意してください。

お知らせ

尾瀬沼ビジターセンターでは、尾瀬を紹介する「尾瀬国立公園の四季」と「尾瀬沼の四季」と題したビデオの上映しています。共に15分程度のものです。尾瀬沼にお越しの際は、ビジターセンターにお立ち寄りください。

昨年の今頃の様子は?

尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17

ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31

尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子

  • カラマツの紅葉も終盤の尾瀬
  • 今朝は冷え込んで霧氷が付きました
  • 高い霜柱が立ちました
  • カラマツの黄葉がピークです
  • 三本松カラマツもすっかり色づきました
  • 三本カラマツも色づき始めました
  • 尾瀬沼周辺の紅葉
  • 一ノ瀬付近の紅葉
  • 霜が下りて真っ白になりました
  • だいぶ樹木の紅葉が進みました
  • 草紅葉は盛りですが、樹木はまだこれからです
  • 大江湿原の草紅葉

尾瀬沼ビジターセンター

電話番号:
連絡先住所:

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関連する山

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

栃木県 群馬県 / 南会津・尾瀬

鬼怒沼山 標高 2,141m

 栃木県の北西部、日光市と群馬県片品村との境にあり、別名、絹沼山などとも書かれる。  山頂近くには高層湿原では日本一の高所にある、鬼怒沼がある。鬼怒沼は大小50余りの池塘からなり、まさに高山植物の宝庫である。また、湿原からは遠く尾瀬の山々や白根山が望める。周辺にはコメツガ、オオシラビソなどの自然林も多く、カモシカなどの野生動物の貴重な生息地となっている。  鬼怒沼山は眺望に恵まれないためか、登る人はまれで、不遇をかこっている。  しかし、山麓には奥鬼怒四湯として知られる秘湯があり、温泉プラス山旅で存分に楽しめる。  バスの終点女夫淵温泉から鬼怒沼湿原まで3時間40分、鬼怒沼山まで4時間20分。  群馬県側の大清水から物見山経由で3時間30分、丸沼から湯沢峠経由でも入山可能。

ユーザーの登山記録から

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