湿原では、ニッコウキスゲも終りの時期。現在はコオニユリが見事で、湿原を渡る風にそよいでいます
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬沼周辺では、暑い日が続いています。尾瀬でも30℃を超える日が来るのでしょうか? 現在は朝から昼までは晴れ、夕方になると一時雨となる天気が続いていて、雨具は必須です。
湿原では、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
も終りの時期で、次の季節の花が咲き始めています。現在は
コオニユリ
コオニユリ
が見事です。
コバギボウシ
コバギボウシ
や
ネジバナ
ネジバナ
も咲き始め、湿原を渡るさわやかな風に気持ちよさそうにそよいでいます。ほかにも尾瀬沼周辺では、カキツバタ、
キンコウカ
キンコウカ
、シロバナニガナ、サワラン、モウセンゴケ、ワレモコワなどが咲いています。
小淵沢分岐は
キンコウカ
キンコウカ
が満開です。ほかにも、
ノアザミ
ノアザミ
、
コオニユリ
コオニユリ
、
コバギボウシ
コバギボウシ
などが見られます。
また、人の背丈を超える高さまで生長して大き目の花をつける、オオウバユリが花芽を付けてきました。「ウバ」は、花の咲くころに葉がかれることから、世話をしていた女の子が年頃の「花」の時期には、歯(葉)がない姥にたとえたという説があります。名前の由来などを追って、湿原で花を見つけて歩くのも一興です。
また、虫たちの成長も盛んです。
シシウド
シシウド
の葉に産み付けられたキアゲハの卵を以前紹介しましたが、孵化した幼虫がムシャムシャ食事をしていて、食欲旺盛です。
ビジターセンターの周囲にはアサギマダラが今年もやってきました。沖縄や九州から海を渡ってやってきて、秋には南へ戻っていきます。約10cmの大きな美しい蝶です。
また、朝方に湿原を見渡すと、日中はあまり気づくことが少ない蜘蛛の巣を、あちらこちらで目にすることが出来ます。じっくり見ていると芸術作品です。
登山道の状況
御池から見晴方面へ行く裏燧林道では、木の根が出ている箇所がありますので、つまづきや滑りに気をつけてください。また、三条の滝方面は、岩場もあるので、注意してください。
途中の登山道では、
キンコウカ
キンコウカ
、白色の
コバギボウシ
コバギボウシ
、オレンジが鮮やかな
コオニユリ
コオニユリ
などが目立ちます。
登山装備
日中は日差しが強いので、サングラスや日焼け止めが必要です。
注意点
雨の季節、木道が滑りやすくなっています。またぬかるみには注意してください。
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターでは、尾瀬を紹介する「尾瀬国立公園の四季」と「尾瀬沼の四季」と題したビデオの上映しています。共に15分程度のものです。尾瀬沼にお越しの際は、ビジターセンターにお立ち寄りください。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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