尾瀬沼東岸~燧ヶ岳へ登る長英新道はハチが危険で通行止め。尾瀬の花の最後を飾るエゾリンドウがまもなく開花
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
朝晩は冷えるようになりました。8/30は、窓を開けたまま寝ていたら寒くて目が覚めてしまいました。防寒着の準備を忘れないようにしましょう。
また、夕立もあります。8/29は14:00過ぎから激しい雷雨になり、一時、周囲が「雨に煙る」という言葉通りの状況になり、ビジターセンターには外に出れずに足止め状態になりました。この日は夏休み最後の日曜日ということで、沢山の方が尾瀬沼を訪れていましたが、中には雨具を持ってこなかった方もいました。雨具は必須です。
尾瀬の花のシーズンの最後を飾るエゾリンドウ(蝦夷竜胆)が湿原の木道脇で見られるようになりました。間もなく開花することでしょう。今季の花のシーズンが終わりに近づいています。そして、草紅葉、紅葉へと続きます。
それでもまだ、秋の花が見られます。例えば、大江湿原周辺や林内の登山道脇で見られるミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
(深山秋麒麟草)、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
、オヤマリンドウ、オク
トリカブト
ヤマトリカブト
、
イワショウブ
イワショウブ
、
サワギキョウ
サワギキョウ
、ミズギク、
ソバナ
ソバナ
などが見られます。
また、珍しいものでは、ノッポロガンクビソウ(野幌雁首草)。この花はキセルにたとえて名前が付いています。言われてみれば、そう見える気がします。名前を付けた人の想像力はすごいですね。また、目を疑ってしまいましたが、大江湿原では
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
が一輪だけ咲いていました。黒い種が見られ始めていたので、びっくりしです。
また、コケモモ、ガンコウラン、コメバ
ツガザクラ
ツガザクラ
などは実をつけ始め、
キンコウカ
キンコウカ
の葉が染まり始めているなど、秋はもうすぐです。
登山道の状況
尾瀬沼の東岸、浅湖湿原では木道の架け替え工事が行われています。10/30まで行われますので、通行時は注意してください。
沼尻休憩所の夏季休業中により、トイレが使えない時期があるので、注意してください。詳細は下記参照。
燧ヶ岳への登山道は、倒木、ぬかるみ、コケむした岩などがたくさんあり、滑りやすい場所があります。通行時は注意してください。
また、尾瀬沼東岸から燧ヶ岳へ登る長英新道は、8/29現在、登山道わきにハチの巣があり危険なため、通行止めになっています。
登山装備
夕立があるので、雨具は必ずお持ちください。また、朝晩はかなり冷え込むようになりましたので、フリースなどの防寒具を必ず用意してください。
注意点
■尾瀬ヶ原見晴公衆トイレについて
合併浄化槽に亀裂が入っていることにより使用できなくなった見晴公衆トイレについては、代替措置として仮設トイレになっています。開山当初は5基(男女兼用)でしたが、7月6日に5基を増設して10基で運用しています。引き続きご不便をお掛けいたしますが、現状をご理解いただきますようお願い申し上げます。
■クマの出没について
現在もクマ出没注意のため、警鐘を3ヶ所設置しています。朝の早い時間帯、夕方の遅い時間帯は、十分に気を付けて行動してください。
■沼尻休憩所のトイレについて
沼尻休憩所の夏季休業に伴い、沼尻トイレが下記の期間で利用できなくなりますので、ご注意ください。
8月30日(月)~9月3日(金)、9月6日(月)~9月10日(金)
■山小屋の夏季休業について
以下の小屋では夏季休業
弥四郎小屋・・・8/29(日)~9/10(金)
温泉小屋・・・8/29(日)~9/16(木)
大清水小屋・・・8/27(金)~8/28(土)
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターでは、尾瀬を紹介する「尾瀬国立公園の四季」と「尾瀬沼の四季」と題したビデオの上映しています。共に15分程度のものです。尾瀬沼にお越しの際は、ビジターセンターにお立ち寄りください。
2010年は「国際生物多様性年」で10月には名古屋で生物多様性条約第10回条約会議(COP10)が開催されます。これを機に全国84か所の環境省関連のビジターセンターなどでスタンプラリーが実施されています。尾瀬沼ビジターセンターでもスタンプを用意して皆さんのお越しをお待ちしています。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: