涼しい風が吹き、空にも積乱雲の姿はなく秋の穏やかな空です。ダケカンバも、ちらほら黄色の葉が見られるように
天気・気温
山と周辺の状況
最近は日中でも気温が低く、肌寒い日が続き、暖房を入れる時期になってきました。つい1~2週間前までは、尾瀬なりの暑い日々が続いていたのが嘘のように涼しい(冷たい?)風が吹いてくるようになりました。空にも積乱雲の姿はなく、「秋の穏やかな空」になっています。
湿原の草紅葉が始まり秋の気配です。
キンコウカ
キンコウカ
の葉が色付き、赤くなった
レンゲツツジ
レンゲツツジ
の葉が目立ちます。林内では、
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
や
オオカメノキ
オオカメノキ
の赤い実がたくさん見られます。
少しずつ木々も紅葉してきました。大江湿原のダケカンバも、ちらほら黄色の葉が見られるようになってきました。これからの色の移り変わりが楽しみです。
登山道の上には赤や黄色の落ち葉が目立ってきて、歩くのが楽しくなってくる時期です。
まだお花も少し咲いています。花の数は少ないですが、その分見つけた時は嬉しいです。エゾリンドウ、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
、ゴマナ、ミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、オク
トリカブト
ヤマトリカブト
、オゼミズギクなどです。
登山道の状況
尾瀬沼の東岸、浅湖湿原では木道の架け替え工事が行われています。10/30まで行われますので、通行時は注意してください。
また、尾瀬沼南岸では、雨天時のぬかるみや木道の傷んでいる箇所が多くあるので、注意してください。
大江湿原・三本カラマツ付近の木道が新しく取り替えられました。
ほか、雨の日は木道がたいへん滑りやすくなりますので、十分に注意して通行してください。
登山装備
夕立があるので、雨具は必ずお持ちください。また、朝晩はかなり冷え込むようになりましたので、フリースなどの防寒具を必ず用意してください。
注意点
■尾瀬ヶ原見晴公衆トイレについて
合併浄化槽に亀裂が入っていることにより使用できなくなった見晴公衆トイレについては、代替措置として仮設トイレになっています。開山当初は5基(男女兼用)でしたが、7月6日に5基を増設して10基で運用しています。引き続きご不便をお掛けいたしますが、現状をご理解いただきますようお願い申し上げます。
■クマの出没について
現在もクマ出没注意のため、警鐘を3ヶ所設置しています。朝の早い時間帯、夕方の遅い時間帯は、十分に気を付けて行動してください。
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターでは、尾瀬を紹介する「尾瀬国立公園の四季」と「尾瀬沼の四季」と題したビデオの上映しています。共に15分程度のものです。尾瀬沼にお越しの際は、ビジターセンターにお立ち寄りください。
2010年は「国際生物多様性年」で10月には名古屋で生物多様性条約第10回条約会議(COP10)が開催されます。これを機に全国84か所の環境省関連のビジターセンターなどでスタンプラリーが実施されています。尾瀬沼ビジターセンターでもスタンプを用意して皆さんのお越しをお待ちしています。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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- 連絡先住所: