樹木でもダケカンバの黄葉が進み、三本カラマツも徐々に色づき始めています
天気・気温
山と周辺の状況
周辺はすっかり秋の装いで、尾瀬のシーズンも残りあとわずかです。尾瀬沼の西側にある沼尻の休憩所は10/11で終了しました。尾瀬沼の2つある公衆トイレのうち、第一トイレが閉鎖になりました。トイレを利用する時は第二トイレをお使いください。三平下かビジターセンターのある東岸で「用を済まして」から歩きましょう。
いろいろなところで冬支度がはじまり、秋も終わりに近づいてきました。大江湿原の草紅葉は終盤、樹木でもダケカンバの黄葉も進んでいます。三本カラマツも徐々に色づき始めています。黄金色に輝くのが待ち遠しいです。
尾瀬沼周辺では、ようやく木々が色づいてきています。赤や黄色に色づいた葉は、光の当たり具合で色が違って見えます。木の下から葉を見上げると、陽を受けて透ける葉が綺麗です。
また、尾瀬沼にカモ達が渡ってきています。まだ数は少ないですが、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロなどが来てます。ヒドリガモが特に多く見られ、時々「ピュー」と鳴いていました。
浅湖湿原のミネザクラの枝先には、小さな新芽を発見しました。葉っぱはすっかり落ちてしまいましたが、来年の春に向けてしっかり準備をしているようです。厳しい冬を乗り越えて、沢山の花を咲かせほしいものです。
登山道の状況
尾瀬沼の東岸、浅湖湿原では木道の架け替え工事が行われています。10/30まで行われますので、通行時は注意してください。
小沼湿原でも木道工事が始まっています。入れ替える木道に沿って鉄板の道が仮設されています。
最近は雨の日が続き木道がたいへん滑りやすくなります。登山道は、一部で水が流れこんでぬかるんでいるところもあります。また、木道の上に積もった落ち葉も滑りますので、十分に注意してください。
濡れた木道と積もった落ち葉は、とても滑りやすい組み合わせです。あせらずゆっくり歩きましょう。木道に打ち付けてある横木を踏みながら歩くと、滑り止めになります。
燧ヶ岳には4つの登山道がありますが、間違いのないようにしましょう。登山道には所々にピンクのテープが付けられています。温泉小屋道は廃道になっています。
登山装備
朝晩の増え込みが厳しくなってきています。フリースなどの防寒具を必ず用意してください。また、手袋や帽子などの防寒具も重宝します。
注意点
尾瀬沼の西側にある沼尻の休憩所は10/11で終了しました。尾瀬沼の2つある公衆トイレのうち、第一トイレが閉鎖になりました。トイレを利用する時は第二トイレをお使いください。三平下かビジターセンターのある東岸で「用を済まして」から歩きましょう。
お知らせ
今月に入り、ビジターセンター内展示室に、今シーズンのブログが一挙に展示されています。入山当時(5月)の雪に覆われた湿原の写真や、ミズバショウの写真、また、夏のニッコウキスゲの写真など、今シーズンを振り返る懐かしいブログがいっぱいです。
尾瀬沼ビジターセンターでは、尾瀬を紹介する「尾瀬国立公園の四季」と「尾瀬沼の四季」と題したビデオの上映しています。共に15分程度のものです。尾瀬沼にお越しの際は、ビジターセンターにお立ち寄りください。
2010年は「国際生物多様性年」で10月には名古屋で生物多様性条約第10回条約会議(COP10)が開催されます。これを機に全国84か所の環境省関連のビジターセンターなどでスタンプラリーが実施されています。尾瀬沼ビジターセンターでもスタンプを用意して皆さんのお越しをお待ちしています。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: