樹木の紅葉はピークを迎えています。尾瀬沼周辺ではダケカンバやカラマツの色づきがきれいです
天気・気温
山と周辺の状況
今日は秋晴れとなりましたが、肌寒い一日でした。尾瀬沼ビジターセンターは10/31で閉館、下山が近づいてきました。大江湿原にある休憩テラスの営林署で設置していた看板が撤去され、何軒かの山小屋も営業が終了となるなど、尾瀬のシーズンも間もなく終了です。
最近は霜が降りる日も出てきましたが、氷点下にはなっていません。燧ケ岳や至仏山の冠雪もなく、このままシーズンが終わるのでしょうか?
樹木の紅葉はピークを迎えています。尾瀬沼周辺ではダケカンバやカラマツの色づきがきれいです。大江湿原の三本カラマツも少し黄色みを帯びてきています。例年では10/20過ぎあたりが見頃です。カラマツが黄色にそまり、一気に散ると尾瀬は人を寄せ付けない冬に入って行きます。
御池~見晴方面に行く裏燧林道では、紅葉は終盤ですが、天神田代から渋沢温泉小屋の紅葉がきれいです。ブナやホオノキ、トチノキなどの広葉樹の紅葉が見事です。また、落差約50mの渋沢大滝では、崖の木々が紅葉していて、今の時期ならではの景色を楽しむことが出来ます。
登山道の状況
尾瀬沼の東岸、浅湖湿原では木道の架け替え工事が行われています。10/30まで行われますので、通行時は注意してください。
小沼湿原でも木道工事が始まっています。入れ替える木道に沿って鉄板の道が仮設されています。
尾瀬沼周辺では、木道の上に落ち葉が積もっている場所が多くあります。さらに、今朝は霜も降りて、木道上で滑ったり転んだりしている人の姿を多く見かけました。尾瀬にお越しの際は、時間に余裕をもって、怪我の無いようにゆっくり楽しんでください。
燧ヶ岳には4つの登山道がありますが、間違いのないようにしましょう。登山道には所々にピンクのテープが付けられています。温泉小屋道は廃道になっています。
登山装備
朝晩の増え込みが厳しくなってきています。フリースなどの防寒具を必ず用意してください。また、手袋や帽子などの防寒具も重宝します。
注意点
尾瀬沼の西側にある沼尻の休憩所は10/11で終了しました。尾瀬沼の2つある公衆トイレのうち、第一トイレが閉鎖になりました。トイレを利用する時は第二トイレをお使いください。三平下かビジターセンターのある東岸で「用を済まして」から歩きましょう。
お知らせ
ビジターセンターのベランダにはオコジョ発見マップが掲示されています。センターではオコジョを見かけたお客様に、目撃場所やその時の様子などを聞いて、「オコジョ発見証」を発行しています。ちなみに今シーズンは、これまでに86件の申請がありました。
今月に入り、ビジターセンター内展示室に、今シーズンのブログが一挙に展示されています。入山当時(5月)の雪に覆われた湿原の写真や、ミズバショウの写真、また、夏のニッコウキスゲの写真など、今シーズンを振り返る懐かしいブログがいっぱいです。
尾瀬沼ビジターセンターでは、尾瀬を紹介する「尾瀬国立公園の四季」と「尾瀬沼の四季」と題したビデオの上映しています。共に15分程度のものです。尾瀬沼にお越しの際は、ビジターセンターにお立ち寄りください。
2010年は「国際生物多様性年」で10月には名古屋で生物多様性条約第10回条約会議(COP10)が開催されます。これを機に全国84か所の環境省関連のビジターセンターなどでスタンプラリーが実施されています。尾瀬沼ビジターセンターでもスタンプを用意して皆さんのお越しをお待ちしています。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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