カラマツの黄葉も見頃を過ぎて、落葉が始まりました。ビジターセンターは10/31で終了です
天気・気温
山と周辺の状況
大江湿原のシンボル、三本カラマツもかなり落葉してしまいました。それでも冷たい風に耐えています。今日は、朝は5.8℃でしたが、気温は下がり続け、14:00には2.8℃。どんどん気温が下がっていきました。
植生復元作業を行ったスタッフは、「雪が降るかも」と少々、びくつきながら登って行きました。無線での情報では、山頂付近では雪は降っていないものの、空気中の水分が枝先に凍りつく「エビの尻尾」が見られたそうです。
10/23には大江湿原でも氷点下を記録しました。湿原の草は霜で真っ白、木道も見事に凍っていました。太陽が昇れば溶ける、朝の時間だけの風景です。草が凍っている姿はとても綺麗なのですが、凍った木道は、気をつけても滑りますのでご注意を。
湿原の植物は枯れ褐色となり、ダケカンバなどの木々の派は黄葉(紅葉)を終えて落葉し、冬の装いとなっています。まだカラマツの葉の黄金色が目を楽しませてくれていますが、カラマツの葉の落葉も始まっていて葉が風に舞っています。冬はすぐそこです。
尾瀬沼ビジターセンターは10/31で閉館、下山が近づいてきました。大江湿原にある休憩テラスの営林署で設置していた看板が撤去され、何軒かの山小屋も営業が終了となるなど、尾瀬のシーズンも間もなく終了です。
登山道の状況
尾瀬沼の東岸、浅湖湿原では木道の架け替え工事が行われています。10/30まで行われますので、通行時は注意してください。
小沼湿原でも木道工事が始まっています。入れ替える木道に沿って鉄板の道が仮設されています。
尾瀬沼周辺では、木道の上に落ち葉が積もっている場所が多くあります。さらに、今朝は霜も降りて、木道上で滑ったり転んだりしている人の姿を多く見かけました。尾瀬にお越しの際は、時間に余裕をもって、怪我の無いようにゆっくり楽しんでください。
燧ヶ岳は、5つの峰(柴安嵓、俎嵓、御池岳、赤ナグレ岳、ミノブチ岳)があり、そのうち登山できるのは柴安嵓、俎嵓、ミノブチ岳)の3つです。今の時期の登山は、防寒対策は必須です。また、積雪も考えられます。昨年は10/11に初冠雪しているので、天候には十分注意して登山してください。
また、燧ヶ岳には4つの登山道がありますが、間違いのないようにしましょう。登山道には所々にピンクのテープが付けられています。温泉小屋道は廃道になっています。
登山装備
朝晩の増え込みが厳しくなってきています。フリースなどの防寒具を必ず用意してください。また、手袋や帽子などの防寒具も重宝します。
注意点
10/26~10/27の降雪のため、一時道路閉鎖がされています。また、道路閉鎖に伴い、バスも運休となっていますので、ご注意ください。なお、道路閉鎖解除及びバス運行再開の日程は未定です。
【道路閉鎖】
・桧枝岐方面 ○国道352号:七入~御池~県境 ○御池~沼山峠
・魚沼市方面 ○国道352号:銀山平~県境 ○銀山平(石抱橋)~駒の湯温泉入口
【バス運休】
・七入~御池~沼山峠(会津乗合自動車)
なお、道路閉鎖および冬季交通情報の詳細は、以下を参照してください
http://www.oze-fnd.or.jp/main/access/access1/toukiheisa.html
尾瀬沼の西側にある沼尻の休憩所は10/11で終了しています。尾瀬沼の2つある公衆トイレのうち、第一トイレが閉鎖になりました。トイレを利用する時は第二トイレをお使いください。三平下かビジターセンターのある東岸で「用を済まして」から歩きましょう。
お知らせ
ビジターセンターのベランダにはオコジョ発見マップが掲示されています。センターではオコジョを見かけたお客様に、目撃場所やその時の様子などを聞いて、「オコジョ発見証」を発行しています。ちなみに今シーズンは、これまでに86件の申請がありました。
今月に入り、ビジターセンター内展示室に、今シーズンのブログが一挙に展示されています。入山当時(5月)の雪に覆われた湿原の写真や、ミズバショウの写真、また、夏のニッコウキスゲの写真など、今シーズンを振り返る懐かしいブログがいっぱいです。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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