西穂高岳 | 西穂山荘

積雪量は徐々に増え、山荘周辺で50cm近くになり、いよいよ本格的な冬を迎えようとしています。

青空と白銀の北アルプスのコントラストが見事 (2010.12.01 西穂山荘 )
青空と白銀の北アルプスのコントラストが見事 (2010.12.01 西穂山荘 )
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天気・気温

11/16(火) 快晴。最低気温-9.4℃。最高気温+3.9℃。積雪50cm。日の出6:25頃。日の入16:45頃。
松本市の天気予報
明日
24℃
6℃
明後日
28℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
26℃
9℃
明後日
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年5月2日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

積雪量は徐々に増え、山荘周辺で50cm近くになりました。積雪量は風の影響で場所によって異なりますが、吹き溜まりでは50cm以上のところもあります。いよいよ本格的な冬を迎えようとしています。例年通りなら、年末には積雪量は2m近くに達します。冬になると、上空に寒気があり地上で西高東低の気圧配置になった場合、太平洋側ではよく晴れていても、北アルプスは雪となります。
 
冬期間は山荘前から御来光を見ることができます。

登山道の状況

ロープウェイ側登山道は、山荘からロープウェイの西穂高口駅までずっと雪に覆われています。降雪後に人がたくさん歩いているため、登山道上は踏み固められ、雪面は硬くなっていますので、アイゼンをお持ちいただいた方が安全です。登山の直前にまとまった降雪があれば、ワカンまたはスノーシューが必要になります。

山荘から上の稜線は風で雪が吹き飛ばされてしまうため、樹林帯の中ほど積雪量は多くありません。アイゼン・ピッケルは必携ですが、まだ積雪が少ないためアイゼンで岩の上を歩く場所が多く、慣れない方は非常に歩きにくい時期です。

登山装備

そろそろ冬山装備へと移行する時期になってきました。
最低気温は-10℃を下回る日もありますので、防寒着を御用意ください。なお、登っている時は汗をかきますので、あまり着込んでしまうと途中で脱がなければならなくなりますが、休憩中や朝晩は暖かめの衣類が必要です。
山荘より上の稜線上は風が強いことがありますので、防風対策も必要です。
雪面が硬い場合はアイゼンが必要となります。ストックもあると良いでしょう。
手袋・スパッツ等の雪に対する装備が必要です。
雪にならずに雨が予想される場合は、まだカッパやザックカバー等も必要です。

注意点

新穂高ロープウェイは、12月3日(金)~7日(火)の間、補修・保守工事を行うため全面運休となっております。
ロープウェイ下を歩くことは禁止されておりますので、上記期間中は岐阜県側からの入下山はできなくなります。御注意ください。

マイカーでお越しのお客様は、新穂高温泉付近の道路状況をよく御確認ください。雪のシーズンになるとスタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンが必要となってきます。

お知らせ

宿泊予約の受付は松本事務所で行っておりますので、予約は電話番号0263-36-7052までお願い致します。現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしております。 (個室及び団体予約は、現地電話で受け付けておりません。)

携帯電話情報は、ドコモのFOMAが山荘内でも良く繋がるようになりました。稜線でも大抵の場所で繋がります。auも山荘付近、稜線ともに繋がります。ソフトバンクは昨年より山荘西面なら繋がるようになりました。

2011/3/31まで、高速道路無料化社会実験の一環で安房トンネルの通行料金が無料化されています。

昨年の今頃の様子は?

新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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西穂高岳 標高 2,909m

 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

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 北アルプスの玄関口、上高地にずっしりと腰をすえる焼岳は、乗鞍火山帯で唯一の活火山として知られている。  何よりも場所がいい。釜トンネルを抜けてさあいよいよ山だ、と沸き立つ視野に初めに飛び込んでくるのが荒々しい焼岳の下堀沢。大正池に影を落とす姿も、数少なくなった枯れ木と調和しているし、田代池、穂高橋、河童橋と、上高地の要所で必ず姿を見せる。山頂からわずかに白い蒸気を見せる鐘状火山(トロイデ)である。  噴火の歴史は古く、歴史に残っている初めは天正13年(1585)、近いところでは大正4年(1915)6月6日の大爆発で、1日で梓川を大正池に変えてしまった。最近は昭和37年(1962)で、今度は泥流で大正池を埋め、浅い幅広の川のように変えてしまった。それ以来、長い間登山禁止だったが、最近全面的に解除されたため多くの登山者の姿が見られるようになった。頂上には溶岩円頂丘には珍しい噴火口があり、池になっている。  北側の肩は中尾峠で、ここを乗越せば蒲田川の中尾集落に通じる歴史の古い峠道だ。また、新中尾峠には焼岳小屋がある。山頂へは上高地から所要4時間。中尾口から所要4時間30分。

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