このところ丸山付近に雷鳥が出没。冬になると雷鳥は生息域の高度を下げ、山荘周辺でも見られるようになります
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
積雪量は先週と変わらず50cmくらいで、雪質はかなり重めです。例年通りでいくと、年末には積雪量は200cm近くに達します。岩場の積雪量はまだまだ少なめですが、だいぶ冬山らしくなってきました。
このところ丸山付近に雷鳥が出没しています。冬になると雷鳥は生息域の高度を下げ、山荘周辺でも見られるようになります。
日の出は山荘前のテラスから見られるようになりました。冬期間は山荘前から御来光を見ることができます。また、白銀の山々と雲海に沈む夕日も格別です。
冬になると、上空に寒気があり地上で西高東低の気圧配置になった場合、太平洋側ではよく晴れていても北アルプスは雪となりますので、天候には十分に注意してください。
登山道の状況
ロープウェイ側登山道は山荘からロープウェイの西穂高口駅までずっと雪に覆われています。登山道には竹に赤リボンを付したものを設置してありますので目印にしてください( まれに竹の棒を抜いて杖代わりに使用している人がいます。他の方の迷惑になりますのでお止めください)。
降雪後に人がたくさん歩いているため、登山道上は踏み固められ雪面は硬くなっており、一部凍っている箇所もあります。アイゼンを携行したほうが安全です。登山の直前にまとまった降雪があれば、ワカンまたはスノーシューが必要になります。
丸山も雪に覆われています。丸山に行くにはまだ積雪量が少ないため、ハイマツを傷めないよう夏道を歩かなければなりませんが、降雪直後はルートがやや不明瞭なこともありますので、ご注意ください。
山荘から上の稜線は風で雪が吹き飛ばされてしまうため樹林帯の中ほど積雪量は多くありません。アイゼン・ピッケルは必携ですが、まだ積雪が少ないためアイゼンで岩の上を歩く場所が多く、慣れない方は非常に歩きにくい時期です。
登山装備
そろそろ冬山装備へと移行する時期になってきました。 最低気温は-10℃を下回る日もありますので、防寒着を用意してください。なお、登っている時は汗をかきますので、あまり着込んでしまうと途中で脱がなければならなくなりますが、休憩中や朝晩は暖かめの衣類が必要です。
山荘より上の稜線上は風が強いことがありますので、防風対策も必要です。雪面が硬い場合はアイゼンが必要となります。ストックもあると良いでしょう。
手袋・スパッツ等の雪に対する装備が必要です。雪にならずに雨が予想される場合は、まだカッパやザックカバー等も必要です。
注意点
新穂高ロープウェイは、12月3日(金)~7日(火)の間、補修・保守工事を行うため全面運休となっております。
ロープウェイ下を歩くことは禁止されておりますので、上記期間中は岐阜県側からの入下山はできなくなります。御注意ください。
マイカーでお越しのお客様は、新穂高温泉付近の道路状況をよく御確認ください。雪のシーズンになるとスタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンが必要となってきます。
お知らせ
宿泊予約の受付は松本事務所で行っておりますので、予約は電話番号0263-36-7052までお願い致します。現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしております。 (個室及び団体予約は、現地電話で受け付けておりません。)
新年を憧れの穂高で迎えてみませんか。冬山といえば多くの人が「厳しい」「危険」というイメージをまず思い浮かべますが、年末年始の西穂高は、「山荘まで」ならば、大勢の人が登山道を歩いてくれtr冬の間で最も登りやすい時期なのです。それはるからです。
12/30~1/3くらいまでは登山者の数が多いため、直前にまとまった雪が降らなければ、素晴らしい踏み跡(トレースと言います)ができ、登りやすい時期です。西穂山荘は北アルプスの稜線で唯一、通年営業している山小屋です。冬の穂高とともに過ごしているスタッフが、皆様のお越しをお待ち致しております。
2011/3/31まで、高速道路無料化社会実験の一環で安房トンネルの通行料金が無料化されています。
昨年の今頃の様子は?
新穂高ロープウェイから山荘までのルートを一部変更2023.04.23
融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30
GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07
天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14
西穂山荘周辺の過去の様子
西穂山荘
- 電話番号:
- 連絡先住所:
- 長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所