大山 | 大山プロガイド協会

本日は強風で、6合目上部で下山。6合目の避難小屋はいちおう掘り出してあります

大山寺橋より三鈷峰を望む (2011.02.24 大山レークホテル )
大山寺橋より三鈷峰を望む (2011.02.24 大山レークホテル )
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天気・気温

02/21(月) 8:00の大山寺の天候:曇り、気温-3℃。微風
鳥取市の天気予報
明日
雨時々曇
22℃
19℃
明後日
曇のち雨
22℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 18:00発表
松江市の天気予報
明日
雨時々曇
25℃
18℃
明後日
曇のち雨
20℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月5日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

2月に入ってからの積雪も少なくなり、春のような天候が何日か続いています。大山寺までの道路にはほとんど積雪はなくなりました。

2/21は強風でした。6合目付近の平均の風速が20m/sから25m/sぐらい、瞬間で30m/sはあると思われるぐらいの強風のため、ストックからピッケルに持ち替えて登りましたが、何度か耐風姿勢を取らなければならない風のため、6合目上部で諦めました。

登山道の状況

登山道は赤布をくくりつけた竹の目印が立っていますが、次の目印が見えないと危険信号です。登山道は積雪で判別できません。トレースは風で吹き飛ばされ、自分の歩いたあとさえ見えなくなることがあります。ひどくなると自分が登っているのか下っているのかさえもわからなくなりますので、決して無理はしないでください。
特に8合目付近から上は赤布の目印から外れないように、くれぐれも元谷側に近づかないように歩いてください。今の季節は、赤布が見えなくなると、もうそれ以上は登らないで下山したほうが無難でしょう。

登山口へは下山キャンプ場側からの通常の登山口にお回りください。桝水から大山寺の道路は、今年は通行止めとなっていますので、ご注意ください。

2/21の状況では、6合目の避難小屋はいちおう掘り出してありますが、すでに雪が吹き込んでいて、スコップを持ってないと入れない状態です(ここまで掘り出していただいたK谷さん、有難うございます)。
せっかく掘り出していただいた小屋ですので、使用については山のマナーを守ってきれいに使ってください。
なおトイレは登山口から山頂の避難小屋までは、ありませんのでご注意ください。

登山装備

少しづつ暖かくなってきたとはいえ、まだまだ大山は冬山です。アイゼンは10本爪以上、ピッケルは滑落防止、雪目防止にサングラスまたはゴーグルなど、完全な冬山装備は必ずお持ちください。
なお、冬山に登る方で、半数以上の方が、基本的にピッケルの握り方が間違っています。いざという時の使い方、制動のかけ方など、しっかり使えるように講習を受けることをお勧めします。

注意点

8合目を過ぎて山頂までの間は、非常に迷いやすい場所ですので、くれぐれも無理をしないでください。吹雪いている時は下山しましょう。
3合目付近から5合目付近にかけて、トレースの後を尻セードで降りている跡があります。斜面の状況からして気持ちはわからないではないですが、トレースの後はやめてください。山での常識です。

お知らせ

山頂の避難小屋は年中開放されています。入口が凍っていて開きにくい場合がありますが、必ず入れます。1階の出入り口が雪で開かなくなっても、2階からの出入り口がありますのでご利用ください。

その他、登山道や周辺状況の詳しい情報については、大山寺とやま旅館までお気軽にお問合せください。

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

中国地方は梅雨入り。蒸し暑くなる季節、大山では薄着での行動とこまめな水分補給を2023.05.30

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 草鳴社ケルン付近からの眺め
  • 6合目避難小屋の様子
  • イワカガミが咲き始めました
  • 標高1500m下付近の残雪
  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

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 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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ユーザーの登山記録から