6合目上付近の登山道は5月の半ばまで残りそう。ここを無理に登ってしまうと、下りで滑って下りられないということもあります。
天気・気温
午前11時の山頂の天候 ガス。-5℃。15~20m/s。
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
3/29夕方に新雪が降り、大山寺では道路が白くなる程度でしたが、6合目付近から上では平均20cm程度は降っていたようです。
大山寺から少し米子方面に下りていくと梅が満開で、さらに地方によっては桜情報も聞かれる時期になってきましたが、山に入るとまだまだ別世界です。装備が不十分な際は、決して無理をしないでください。
登山道の状況
6合目から上では強風と視界不良で、私より先行した登山者が何人か途中で下山してきた状況でした。徐々に視界は良くなりつつありましたが、結局山頂では真っ白のガスの中で、下山してから、きれいに晴れ渡っていました。
このところよく問い合わせで聞かれるのが、「いつ頃雪がなくなりますか?」ということです。今までの経験からみると、6合目の上付近では、登山道は5月の半ばまでは残りそうです。ここを無理に登ってしまうと、下りで滑って下りられないということがあります。ただし、これからの気象条件にもよりますので、目安にしてください。
雪の量としては、「まぁ最近では多いほうかな」というレベルなんですが、春の南風があまり吹かないために融けないで、そのまま残っているという状態です。
登山装備
装備で必要な物は、アイゼンは必携です。しかも軽アイゼンでは役に立ちません。10本以上のアイゼンをご用意ください。
また来週から寒気が入り込むとの予想ですが、基本的にまだまだ冬山です。それから、暖かい飲み物、ゴーグル、帽子、ピッケル、手袋の替えなど冬山の装備をそのままお持ちいただいたほうがいいと思います。
天候によっては不要の装備もありますが、山の予報は米子市内とはかなり違う場合がありますのでご注意ください。
注意点
頂上の避難小屋ですが、1階から出入りできますが、また新雪が降ると埋まってしまいます。スコップが置いてありますので、少し掘っていただければ入れます。
出入り口の横の窓が1ヶ所だけ明かり取り用に除雪してますが、まだライトを持っていかれたほうが無難です。
トイレは非水洗が1ヶ所だけ使えます。
お知らせ
あの地震から2週間近くが経とうとしています。改めて、今回の地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
未だ消息のわからない方の情報、そして復興へ向けてさまざまな現場で命がけで活動されている方々を見ると、みんなで力を合わせることの大切さを痛感すると同時に自分自身が勉強させられることばかりです。
ささやかですが、山道具で使っていない物、役に立つであろうと思われる物を送らせてもらいました。
冬山登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは、登山ガイドも含めてスノーシューのガイドなど、「大山レークホテル」 TEL0859-52-3333 久保までお気軽にお問合せください。
※また私事で恐縮なのですが、先日ホテルに山情報のお問い合わせを頂きました「ニシヤマ」様、ご連絡先の電話番号が聞き間違いのようで、いまだ連絡がとれておりません。もしこの記事を見ておられたら、再度ご連絡ください。
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
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