センター周辺でミズバショウが咲き始めています。 尾瀬沼周辺まだ雪の中、沼上は融雪が早く通行は危険
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬沼ビジターセンターは5/1からオープンしています。今朝は最低気温が-1.9℃まで下がり、ビジターセンター前のベンチは霜で白くなっていました。
尾瀬沼の雪は徐々に融け始めていますが、燧ヶ岳からの尾瀬沼を見ると、まだまだ真っ白で、氷と雪に覆われています。この白い尾瀬沼を見られるのもあと2週間ほどでしょう。
この時期、尾瀬沼は一面に雪が茶色に変わる現象がおきます。この現象を赤渋(アカシボ)と呼んでいます。雪が融け始めてくると発生します。
尾瀬沼ビジターセンターそば、釜ツ堀湿原など一部雪が融けたところから
ミズバショウ
ミズバショウ
とこの
リュウキンカ
リュウキンカ
が綺麗に咲きはじめています。沼の雪もどんどん青色が濃くなってきました。尾瀬にも春到来です。まだまだ新緑の葉は出てきませんが、暖かい日差しで芽も目が覚めてくるでしょう
大江湿原、沼山峠周辺はまだまだたくさんの雪が残っていて、足下に注意が必要です。雪が融けた場所では
リュウキンカ
リュウキンカ
、
ミズバショウ
ミズバショウ
を見ることができます。沼山峠近くではヒメウスノキの芽が出てきました。
登山道の状況
昨年より早く尾瀬沼の氷が融け始めているため、尾瀬沼上の通行は危険です。また、尾瀬沼の南岸(三平下~沼尻)ルートは、残雪の斜面を横断することとなり尾瀬沼への滑落の危険がありますので、十分に注意してください。できるだけ北岸ルートを歩いてください。
北岸ルートは、赤いテープなどの印を目標に進みましょう。徐々に木道が出ているので注意が必要です。南岸ルートには目印はありませんので、雪融けを待ちましょう。
大清水~尾瀬沼間はほとんどが雪道です。三平下から大清水へのトレースはありません。木道が出ていない広い雪面で道を間違えたという登山者もいました。地図やコンパスといった基本的な装備をきちんと整え、余裕のある計画が必要です。
沼山峠~御池(車道)はまだ除雪されておらず、バスは開通していません。沼山峠~大江湿原の林内は、赤い印・赤テープを目印に歩いてください。木道はまだ雪に埋まっていますが、雪は締っていて歩きやすいです。大江湿原の木道では、踏み抜く箇所が増えているので注意して歩いてください。
燧ヶ岳へは5/5に視察に行きましたが、悪天候のため引き返しました。悪天候での登山は大変危険です。無理はせず、安全第一でお願します。
登山装備
尾瀬沼へは軽アイゼンなどの滑り止めがあると便利です。朝は0℃前後、日中は10℃前後とまだまだ寒いので、防寒対策や雨対策は必須です。
太陽の照り返しから目を守るためにサングラスが必要です。
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターは5月1日に開所しました。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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