ビジターセンターのすぐ南にある釜堀沢も小さなミズバショウが開花。大江湿原は雪解けが進みました
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬沼周辺も、いよいよ
ミズバショウ
ミズバショウ
のシーズンです。ビジターセンターのすぐ南にある釜堀沢にも小さな水芭蕉が咲き始め、訪れる人を笑顔にしてくれています。
大江湿原では雪融けして、大江川に沿って
ミズバショウ
ミズバショウ
が咲いています。また、雪融けした湿原をよく見ると
ワタスゲ
ワタスゲ
が顔を出していました。もう少しすると黄色い花を咲かせ、6月下旬ごろには白い綿毛が見られると思います。
季節の移ろいは着実に進んでいて、目の高さにカラマツの新芽が確認でき、活き活きとした見事な緑色をだしています。
また、足もとは雪の下から長く閉ざされていたベンチが姿を現しはじめています。
ヤナギラン
ヤナギラン
の丘の分岐近くにある
レンゲツツジ
レンゲツツジ
の下には、ヒメイチゲの花が沢山咲いていました。
登山道の状況
尾瀬沼の南岸(三平下~沼尻)ルートは、残雪の斜面を横断することとなり尾瀬沼への滑落の危険がありますので、十分に注意してください。北岸周り(尾瀬沼の北側ルート)をご利用ください。浅湖湿原あたりは現在、冠水状態なので、こちらもご注意ください。
沼尻~白砂峠越え、赤田代へは、まだ雪に覆われています。このルートを歩く際には、赤いテープを目印に歩いてください。目印を追っていけば迷うことはありませんは、沢を越える箇所は大きな踏抜き自己などにならないよう、気をつけてください。なお、沼尻の休憩所は、まだ雪に閉ざされています。
大清水~尾瀬沼のルートは一ノ瀬から尾瀬沼間にまだ雪が多く残っています。大清水~一ノ瀬間は、
キクザキイチゲ
キクザキイチリンソウ
、
ニリンソウ
ニリンソウ
、
タチツボ
スミレ
スミレ
タチツボ
スミレ
スミレ
、
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
などがみられました。
燧ヶ岳は5/16に視察しましたが、樹林帯はまだ林の中ですが、日当たりの良い山頂はだいぶ雪が少なくなっていました。ただし、かなり歩きにくく、雪の積もっている下が空洞のところもあり、危険箇所も多数あります。また、雪が柔らかく踏ん張りがききません。ナデックボルートは踏み抜くと2m近く落ちるところもあり、危険です。なるべく通行は控えてください。
登山装備
軽アイゼンなどの滑り止めがあると便利です。
朝は0℃前後、日中は10℃前後とまだまだ寒いので、防寒対策や雨対策は必須です。
太陽の照り返しから目を守るためにサングラスが必要です。
注意点
滑りやすいので転倒に注意してください。雪解けが進んでいる場所では踏抜きに注意してください。
十分に準備し、余裕のある計画でお願いします。
お知らせ
尾瀬沼ビジターセンターは5月1日に開所しました。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: