西穂高岳 | 西穂山荘

お花のシーズンはまだまだ続いています。周辺の雪もほぼ消えて、梅雨明けが待ち遠しい時期です

独標と雲海 (2011.07.25 西穂山荘 )
独標と雲海 (2011.07.25 西穂山荘 )
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天気・気温

07/05(火) 曇り時々晴れ。最低気温+9.9℃、最高+14.4℃ 日の出4:41頃。日の入19:14頃。
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
16℃
6℃
明後日
27℃
4℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
16℃
5℃
明後日
26℃
2℃
日本気象協会提供 2024年5月8日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

7月に入っても雨の日が続き、梅雨明けが待ち遠しい時期ですが、山荘は夏シーズンに向けて着々と準備を進めています。今年もたくさんの登山者の方との出会いを、スタッフ一同楽しみにしております。

お花のシーズンはまだまだ続いていますが、夏前に花期が終わるもの・真夏に咲くもの・秋口に咲くものと、開花時期は種類によって様々です。いろいろな花を楽しみたい方は、時期を変えて何度も来てみるのも面白いかもしれません。
現在、周辺で見られる花は、ムラサキヤシオツツジ、 オオカメノキ オオカメノキ 、エイレンソウ、 サンカヨウ サンカヨウ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ キヌガサソウ キヌガサソウ 、キバナ シャクナゲ シャクナゲ 、オオ サクラソウ サクラソウ 、イワウメ、サンリンソウ、コ イワカガミ イワカガミ 、チシマアマナ、 ゴゼンタチバナ ゴゼンタチバナ ミツバオウレン ミツバオウレン 、イワツメクサ、 ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ などです。

この時期の朝日は前穂高岳の後ろから昇るため、御来光が見られるのは実際の日の出の時間から25~30分くらい後になります。

悪天候時は、風が強く視界も利かなくなることがあります。高山では気象状況の変化が激しいことを念頭に置き、慎重な判断の下に安全登山を心がけましょう。

登山道の状況

ロープウェイ~山荘間の登山道の雪は今月には完全になくなりました。コースタイムは1時間30分ほどで危険な場所はありません。

上高地~山荘間の登山道は、迷い沢付近より上部の傾斜の緩い場所にやや残雪があります。雪の下が空洞になっている所が多いので、踏み抜きにご注意ください。中尾根の下と舟窪は昨年秋の登山道整備により、だいぶ歩きやすくなりました。


焼岳方面はやや残雪があるようです。

山荘より西穂高頂上へ向かう登山道上に残雪はありませんが、融雪直後で浮石がたくさんありますので注意して歩いてください。

独標の西穂山頂側(北側)斜面のルートが、崩落により大きく変わっています。新しいルートにはしっかりと目印を付けてありますので、そちらを通行して下さい。ルートを外れると再び崩落・落石の起こる危険が有りますので、昇り降りの際は十分注意して下さい。

西穂高岳山頂から奥穂への縦走路は、所々に残雪が残っており場所によってはアイゼン・ピッケルが必要になる可能性があります。

登山装備

手袋・スパッツ・帽子等の装備はまだ必要です。紫外線から目を守るため、サングラスも用意しましょう。冬用まではいりませんが、防寒着を用意してください。

雪は減りましたが、樹林帯にはまだ雪が多く残っているので、アイゼンは携行したほうが良いでしょう。ストックもあると良いでしょう。
西穂高岳から先に行く場合は、アイゼン・ピッケル共に必要になる場合もあります。

注意点

西穂山荘の周辺は植物が生い茂っており、せいぜい30張程度のスペースしか確保できません。昨年のトップシーズンは山荘前のテント場に収容しきれない日が発生するようになりましたので、注意してください。

お知らせ

宿泊予約の受付は松本事務所で行っておりますので、予約は電話番号0263-36-7052までお願い致します。現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしております(個室及び団体予約は、現地電話で受け付けておりません)。

7/16以降の週末は夏山シーズンに入り、毎週混雑が予想されます。7/25、7/17も現在のところ予約が多めです。
7/21、8/24は中学校の集団登山が予定されており、大変混雑します。

昨年の今頃の様子は?

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

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