八方尾根ルートは、扇雪渓で100mほど、丸山ケルン上で30mほど残雪の上を歩きます。慣れていない人はアイゼンを!
天気・気温
山と周辺の状況
今日は晴れて、夏空が広がっていて、夏山の訪れを感じます。劔岳、富山平野がキレイに見えています。
雪はさらに融けて、登山道もだいぶ夏道を通れるようになってきました。
稜線では
クロユリ
クロユリ
が満開です。
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、コ
イワカガミ
イワカガミ
、
チングルマ
チングルマ
、
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
、
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ
と、花の季節です。また、ミヤマクワガタの紫の花も出てきました。
ライチョウはそろそろヒナの姿を見かける時期になりました。
登山道の状況
八方尾根ルートは、扇雪渓の約100mおよび、丸山ケルンの上部で約30mほど、まだ雪の上を歩きます。
扇雪渓では南斜面をトラバースする部分では、キックステップで通過できますが、慣れていない人は必ず軽アイゼンを履いてください。
また、丸山ケルンから上の残雪は、必ず尾根ルート通ってください。トラバース道はまだ通らないでください。いずれもマーキングしているので、マーキングを外れて歩かないようにお願いします。道迷いや滑落の危険性があります。とうに下りでは注意してください。
五竜岳方面は、すべて雪がとけて夏道になりました。
不帰方面は未確認ですが、通過した人の情報によると、雪解けや雨で、浮石がたいへん多くなっています。とくに鎖場で浮石を落とさないようにしてください。鎖場には、鎖に小石が挟まっていたりするので、十分に注意してください。
祖母谷方面は、まだ残雪が多く残っています。スコップでステップを切ったり、マーキングしたりはしていますが、滑落や道迷いには十分に注意してください。まだ、アイゼンも必要です。
唐松岳の南斜面の雪渓をトラバースする場合は、スタップは切ってありますが、通る前にかならず山荘にお知らせください。ステップは細くなています。
その他、尾根道では、雪解け直後は浮石が多くあります。あまり端にはいかないようにしましょう。とくに下りでつまづいたりしないように気をつけてください。
登山装備
ルートによっては、まだアイゼンが必要です。雨具、寒暖の差に対応できる服装、セーターやフリースなどの防寒着、日焼け止めをお願いします。
丸山を通過したあたりからは、急激に風が強くなりますので、しっかりと風対策を行ってください。
注意点
水分は多めに持ってきて、行動中はしっかり補給してください。
水分不足による高山病が多発するころになりました。
昨年の今頃の様子は?
2023年のGWは4/27~5/6迄営業(要予約)。前爪のあるアイゼン、ピッケルなど雪山登山装備が必要2023.04.27
2023年の夏山営業は7/1~10/21。利用には予約が必要。予約は6月中旬から受付予定2023.05.11
2023年の夏季営業は6/24(土)泊~(テントは7/1~)。利用には予約が必要。予約は一ヶ月前から受付2023.05.24
唐松岳頂上山荘周辺の過去の様子
唐松岳頂上山荘
- 電話番号:
- 090-5204-7876
- 連絡先住所:
- 長野県北安曇郡白馬村北城6336