３連休は大勢の登山者が西穂高を訪れました。花も今が盛りで、多種多様な高山植物を楽しむことができます。

天気・気温

山と周辺の状況

この３連休は天候にも恵まれ、大勢の登山者の方々が西穂高を訪れました。
紺碧の空のもと元気な声が山に溢れ、夏山シーズンの到来を感じさせてくれます。
本格的な夏の訪れと同時に、高山では遅い新緑の時期を迎えています。
若々しい黄緑色の葉がトウヒやオオシラビソを彩り、山全体に新しい力がみなぎっているようにも見えます。
また、高山の花も今が盛りで、多種多様な高山植物を楽しむことができます。

登山道の状況

独標から山頂方面へ行く場合、独標の北側斜面を下りますが、その上部が崩落したためルートが変わっています。
既に整備は行っていますので通行に支障はありませんが、通行の際はご注意下さい。
この件に関しまして、詳しくは西穂山荘のホームページをご参照下さい。 http://www.nishiho.com/
独標の南側（山荘側）斜面は今までと変わりませんので、独標までを目標に登られるお客様には影響はありません。
ただし、一見すると独標の北側斜面の下りがこれまでよりも楽な道に見えるため、「もう少し先まで行ける のでは？」 と考えてしまう方が増えるのではないか、と懸念しています。
独標より先は上級者向けですので、安易な気持ちで立ち入らないようお願いします。

登山装備

登っている時は汗をかきますので、あまり着込んでしまうと途中で脱がなければならなくなりますが、休憩中や朝晩は暖かめの衣類が必要です。
山荘より上の稜線上は風が強いことがあります。防風対策が必要です。
上高地側登山道では、雪面が硬い場合はアイゼンが必要となります。
ストックもあると良いでしょう。残雪があるため、スパッツはまだ必要です。

注意点

西穂山荘の周辺は植物が生い茂っており、テント場はせいぜい30張程度のスペースしか確保できません。
7月中旬～10月中旬にかけての週末は非常に混雑するため、状況によっては設営スペースが確保できないことも考えられます。トップシーズンにおいては山荘前のテント場に収容しきれない日が発生するようになりました。
テント設営の際には他の人達にも配慮してなるべく間隔を空けないように張っていただくとともに、可能な方はなるべく週末の幕営を避けていただくようにお願いします。
テントの外に食べ物等を出しておくと、匂いに釣られて野生動物が寄ってきます。
夜間やテントから離れる際は特に御注意下さい。

テント場をご利用の際は必ずレストハウスにて受付を済ませた後、設営してください。

お知らせ

宿泊予約の受付は松本事務所で行っておりますので、予約は電話番号0263-36-7052までお願いします。
現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしておりますが、個室および団体予約は、現地電話で受け付けておりません。

7/21（木）、8/24（水）は中学校の集団登山が予定されており、大変混雑します。　
7/23（土）、30（土）はテント場が一杯となり、テントが張れない可能性があります。
7/25（月）、27日（水）も、現在のところ予約が多めです。

ドコモのFOMAは山荘内でも良く繋がるようになりました。稜線でも大抵の場所で繋がります。
auは山荘付近・稜線ともに繋がります。
ソフトバンクは昨年より山荘西面なら繋がるようになりました。

昨年の今頃の様子は？

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

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