大江湿原のニッコウキスゲは終盤。代わりにヤナギランやワレモコウが咲き始め、尾瀬はもうすぐ秋に突入です
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
大江湿原の
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
は終盤です。咲き終えた花はしぼみ、実をつけはじめているものも見受けられるようになってきました。ただし、植物達のリレーはまだまだ続きますよ。
サワギキョウ
サワギキョウ
やミズギクなどが今後競演予定です。
また、
ヤナギラン
ヤナギラン
やワレモコウ、
キンコウカ
キンコウカ
も咲き出しました。ほかにもビジターセンターの周りでは、
ヤマオダマキ
ヤマオダマキ
が花を咲かせています。
ヤマオダマキ
ヤマオダマキ
は、花の中をのぞき込むと、まるで蜂の巣みたいに格子状に五つに分かれています。長く伸びた花びらの付け根の部分は、先端が丸くなっていてとってもキュートな花です。
ほかにも、小さく可愛らしい花が順序よく螺旋状に並んで咲いている
ネジバナ
ネジバナ
(上手に特徴をとらえた名前のつけ方だと思いませんか?)なども注目です。
池塘では、
ヒツジグサ
ヒツジグサ
も咲き始めています。
ヒツジグサ
ヒツジグサ
は、朝晩はつぼみなので、お昼に見に行きましょう。
他にも湿原では、サワラン、トキソウ、
ノアザミ
ノアザミ
、
コオニユリ
コオニユリ
、カキツバタ、
コバギボウシ
コバギボウシ
、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
などが見られます。
チングルマ
チングルマ
は果穂になりました。林内では、
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
、
ギンリョウソウ
ギンリョウソウ
、モミジカラマツなども見られます。
咲く花を見ると、尾瀬はもうすぐ秋に突入です。尾瀬の四季の移り変わりの早さには本当に驚かされます。花の顔ぶれは日々移り変わりますので、何度来ても楽しめます。
登山道の状況
尾瀬沼の周回コースは、とくに異常箇所はありません。
燧ヶ岳登山道の御池新道(御池~燧ヶ岳)は、7/13の時点では俎嵓~熊沢田代の間に谷筋に残雪が残っていました。下りの際は慎重に通過してください。
ナデッ窪(沼尻~燧ヶ岳)の残雪はすべて融けています。急登で苔むした岩が多く滑りやすいため、利用するなら登りで利用してください。一部倒木をまたいだり、くぐったりする箇所があります。
長英新道(浅湖湿原~燧ヶ岳)は、林内はぬかるむ場所があります。特に段差が大きい箇所にはロープの設置がされていますのでご利用下さい。
見晴新道(見晴~燧ヶ岳)は、紫安嵓の直下が岩の多い急坂になっております。浮石・落石等にご注意の上ご利用下さい。
大清水平~白砂湿原間の南岸ルートで木道の破損や傾き、ぬかるみなどで歩きにくい箇所があります。ご利用の際はご注意下さい。
登山装備
最近スカートにサンダル姿の方を見かけます。尾瀬は山ですので装備をしっかりとされた上で入山してください。
自然保護のためにストックの先端にゴムキャップを装着して使用しましょう。
注意点
尾瀬内のほとんどで携帯電話はつながりません。ご注意ください。
尾瀬沼キャンプ場は28張り限定の予約制です。必ず予約をお願いします。なお、炊事場はありません。
木道が濡れている場合は滑りやすいので転倒などに注意してください。
入山前に情報収集し、十分な装備と余裕のある計画を立てた上で起こし下さい。
お知らせ
「違いを知ろう!」をテーマに、白い綿毛をつけるワタスゲとサギスゲの違いや、食虫植物モウセンゴケの代表的な2種の違いなどを説明した展示を開催中です。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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