西穂高岳 | 西穂山荘

ぐずついた天気が続きましたが、後半から夏らしさが戻ってくる予報となっています。

トリカブトと山荘 (2011.08.29 西穂山荘 )
トリカブトと山荘 (2011.08.29 西穂山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

08/02(火) 曇りのち小雨。最低気温12.1℃、最高気温17.3℃。日の出05:00頃、日没18:50頃
松本市の天気予報
明日
27℃
4℃
明後日
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 6:00発表
高山市の天気予報
明日
26℃
2℃
明後日
晴時々曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

この一週間はぐずついた天気が続きました。昨日と今日は早朝のみ視界が開け美しい景色を楽しむことができましたが、07:00くらいになると早々とガスが湧きはじめ、なかなかすっきりしたお天気になりません。
ただし、日の出から午前6時過ぎくらいまでのわずかな時間でしたが、素晴らしい『滝雲』を見ることができました。雲海の上は青空に巻雲が広がりをみせ、圧倒されるような壮大な景色となりました。
今週後半から夏らしさが戻ってくる予報となっていますので、大いに期待しています。

夏山では朝早い時間は天気が良く、時間の経過とともに雲が湧いてくることが多くなります。山荘で朝食を食べたら早めに出発し、昼頃までに山荘まで戻られる予定で行動される方が一般的です。

この時期は多種多様な高山の花を楽しむ事ができます。山荘付近ではオタカラコウや ニッコウキスゲ ゼンテイカ 、稜線ではチシマギキョウが見頃です。
ほかにも、イワツメクサ、 ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ 、コケモモ、アオノ ツガザクラ ツガザクラ ハクサンフウロ ハクサンフウロ コバイケイソウ コバイケイソウ クルマユリ クルマユリ ウサギギク ウサギギク 、ミヤマ アキノキリンソウ アキノキリンソウ ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ などを見ることができます。

登山道の状況

ロープウェイ~山荘間の登山道に問題箇所はありません。木道の上は雨で濡れると滑りやすくなりますので、通行の際はお気を付け下さい。
上高地~山荘間の登山道の雪はすべて消えて、安全に通行できます。

山荘~独標は、7/24に独標の山頂側斜面で大きな石が落ちそうになったため、7/25朝、一時的に通行止めとして整備を行いました。現在は安全に通ることができます。ルートを外れないよう、マーキングに従って通行して下さい。浮石が多い場所もありますので注意して歩いてください。

独標より先は上級者向けのルートです。初心者の方は独標山頂より先へは行かないようにお願い致します。
西穂高岳山頂から奥穂への縦走路も雪はありません。縦走される際には落石などに十分ご注意ください。

登山装備

登っている時は汗をかきますので、あまり着込んでしまうと途中で脱がなければならなくなりますが、休憩中や朝晩は暖かめの衣類が必要です。山荘より上の稜線上は風が強いことがあります。防風対策が必要です。

注意点

西穂山荘のテント場はせいぜい30張程度のスペースしか確保できません。7月中旬~10月中旬にかけての週末は非常に混雑するため、状況によっては設営スペースが確保できないことも考えられます。可能な方はなるべく週末の幕営を避けていただくようにお願いします。なお、テント場をご利用の際は必ずレストハウスにて受付を済ませた後、設営してください。

テントの外に食べ物等を出しておくと、匂いに釣られて野生動物が寄ってきます。夜間やテントから離れる際は特に御注意下さい。

お知らせ

宿泊予約の受付は松本事務所で行っておりますので、予約は電話番号0263-36-7052までお願いします。
現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしておりますが、個室および団体予約は、現地電話で受け付けておりません。

ドコモのFOMAは山荘内でも良く繋がるようになりました。稜線でも大抵の場所で繋がります。
auは山荘付近・稜線ともに繋がります。
ソフトバンクは昨年より山荘西面なら繋がるようになりました。

昨年の今頃の様子は?

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

西穂高岳 標高 2,909m

 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

焼岳 標高 2,455m

 北アルプスの玄関口、上高地にずっしりと腰をすえる焼岳は、乗鞍火山帯で唯一の活火山として知られている。  何よりも場所がいい。釜トンネルを抜けてさあいよいよ山だ、と沸き立つ視野に初めに飛び込んでくるのが荒々しい焼岳の下堀沢。大正池に影を落とす姿も、数少なくなった枯れ木と調和しているし、田代池、穂高橋、河童橋と、上高地の要所で必ず姿を見せる。山頂からわずかに白い蒸気を見せる鐘状火山(トロイデ)である。  噴火の歴史は古く、歴史に残っている初めは天正13年(1585)、近いところでは大正4年(1915)6月6日の大爆発で、1日で梓川を大正池に変えてしまった。最近は昭和37年(1962)で、今度は泥流で大正池を埋め、浅い幅広の川のように変えてしまった。それ以来、長い間登山禁止だったが、最近全面的に解除されたため多くの登山者の姿が見られるようになった。頂上には溶岩円頂丘には珍しい噴火口があり、池になっている。  北側の肩は中尾峠で、ここを乗越せば蒲田川の中尾集落に通じる歴史の古い峠道だ。また、新中尾峠には焼岳小屋がある。山頂へは上高地から所要4時間。中尾口から所要4時間30分。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報