8月5日(金)のユートピアの状況。 お花は全体に「遅れ気味」です。
天気・気温
山と周辺の状況
今の時期に問合せが圧倒的に多いのが、やはりお花情報ですが、今年の特徴としては、まず「遅れ気味」ということでしょう。
しかし、ナンゴク
クガイソウ
クガイソウ
は通常通りです。
(ややピークを過ぎかけていますが、今年はピークがあったのかどうか?)
梅雨明けの暑さで、順調に花穂が伸びてきたのですが、
その後の台風の影響で長雨が続き、花穂が例年よりも短いような気がします。
またかなり日照時間も少なくなっており、色づきが悪いようです。
同じ場所にヒトツバヨモギが増えており、生育期の日照不足も影響があるようです。
シモツケソウ
シモツケソウ
は今が8分咲きで、これからがもっと見頃になりそうです。
去年から見られた傾向ですが、ヨモギの繁殖がユートピアのお花の生態を大きく変えつつあるように思います。
元々背丈の低い
イヨフウロ
イヨフウロ
は、昨年よりも激減しており、今年もヨモギの影に隠れて咲いている状態です。
また画像をごらん頂けばお解かりのようにオオバギボシがまだ咲いています。
例年ですと遅くとも7月半ばで終わる花です。
やはり植生の変化に伴い、開花時期も変化しつつあるのでしょうか。
登山道の状況
登山道の危険ヶ所は何ヶ所かありますが、昨年よりも大きく崩れた場所はないようです。
しかし山では「まさか・・・」が起きて当たり前のことだと思っていてください。
今まで崩れていないから、これからも崩れることはないとは限らないのです。
常に危険が隠れているということは念頭においてください。
従って下山のときによく使われる「砂すべり」コースについては、時期によっては非常に危険なルートになるからです。
よく状態をご確認の上、お越しください。
登山装備
大山寺が多少涼しくても登り始めるとかなり汗が出ます。必ず薄着でスタートしてください。
汗で濡れた服を山頂でもう一度着ることになります。
今日はかなりの登山者がいましたが、雑誌のファッションをそのまま着てこられる方が多いようです。カラフルになり賑やかでいいのですが、当日の気温とか状況に応じて変えていかないと、結局本人が暑くてバテテしまうといったことになります。
山の衣服はそれぞれに特長があり、それをよく理解した上でコーディネートしてください。
最低でも500MLの水またはお茶、スポーツドリンクなどを最低でも3本はお持ちください(合計1.5リットル)。当然下りでも飲みますので、計画的に摂取するようにしてください。
注意点
ここ何年かは山で若い人たちが増えてきて、みんなカラフルな服装で、登ってこられます。
残念なことに最近は年配の方は、挨拶をしても返事が帰ってこないことが増えてきて、逆に若者たちの礼儀正しい挨拶を聞くとホッとします。
山は楽しく登りましょう。
お知らせ
登山について、また他のコースなどで詳しいことを聞きたい方、あるいは登山ガイドなど、
「大山レークホテル」(TEL0859-52-3333)久保までお気軽にお問合せください。
登りながら、楽な登山の方法であるとか、長続きのできる登山の歩き方であるとかをお教えします。
昨年の今頃の様子は?
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大山プロガイド協会周辺の過去の様子
大山プロガイド協会
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