夏の花から秋の花へとバトンタッチされています。尾瀬沼周辺で紅葉がチラホラ見られるようになってきました
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
大江湿原は夏の花から秋の花へとバトンタッチされています。現在、湿原では、オタカラコウ、
イワショウブ
イワショウブ
、ミヤマワレモコウ、
ヤナギラン
ヤナギラン
、
サラシナショウマ
サラシナショウマ
、
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
、ミズギク、ミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、オク
トリカブト
ヤマトリカブト
、マルバダケブキ、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
などが咲いています。
また林内では、ノリウツギ、ツルリンドウ、オヤマリンドウなども見られます。
今、湿原で目立っているのは、長い円柱状に花をつけ、白いブラシのように見える
サラシナショウマ
サラシナショウマ
という植物です。背が高く目立つのですぐに分かるかと思います。
また、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
の白いつぼみが沢山でてきています。
ウメバチソウ
ウメバチソウ
は、5つあるオシベが1日1本ずつ伸びていくそうです。咲いて何日目かが花を見ると確認できます。
釣り鐘型のお花を咲かせているのはツルニンジンで、下向きに咲く花です。
尾瀬沼周辺で紅葉がチラホラ見られるようになってきました。なお、9月の尾瀬沼ビジターセンターでは、紅葉のしくみやカエデの見分け方が分かるようになる展示を行う計画です。お越しの際はビジターセンターに立ち寄って下さい。
また、1ヶ月前と比べると、なんとなく湿原の表面が茶色に見えるような気がします。カヤツリグサ科のアブラガヤやイネ科のヌマガヤなどの穂の色が要因でしょうか?
登山道の状況
7月下旬の集中豪雨で、尾瀬沼南岸(沼尻~三平下)は、土砂崩落のため当面は通行止めです。
通行可能となっている区間も場所によっては、歩道が狭くなっていたり、ぬかるみや崩れやすくなっている箇所がありますので、通行する際にはご注意願います。
ビジターセンターから小淵沢田代への道、および大江湿原から小淵沢田代への道は、人が少なく滑りやすい道です。苔や落ち葉で滑るので、慎重に通行してください。
燧ヶ岳への登山道は、どのルートも問題有りません。燧ケ岳から下るガレ場は足元に注意してください。また、ガレ場から林内に入る箇所でのルート見失いに注意してください。
長英新道(尾瀬沼・浅湖湿原~山頂)は、林内はヌカルミが多くなっています。ナデッ窪は、通行可能ですが悪路です。
登山装備
ツキノワグマの糞や足跡が多くなってきていますので、特に朝夕方の行動には注意が必要です。
尾瀬は山ですので装備をしっかりとされた上で入山してください。
雨対策としてレインウェア、ザックカバーなどをご準備下さい。
自然保護のためにストックの先端にゴムキャップを装着して使用しましょう。
注意点
尾瀬ヶ原方面、研究見本園で頻繁にツキノワグマが目撃され、研究見本園を閉鎖しています。至仏山に登られる方は研究見本園入口で鈴をならす、声を出すなどで、クマに人がいることを知らせ、クマがいないことを確認してから通行してください。
尾瀬内のほとんどで携帯電話はつながりません。ご注意ください。
尾瀬沼キャンプ場は28張り限定の予約制です。必ず予約をお願いします。なお、炊事場はありません。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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- 連絡先住所: