台風一過のあとは、冷え込み、今朝の気温は10℃を下回りました。台風の被害はとくにありません
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬は台風の接近で尾瀬周辺も強い風が吹き、雨も強く降りました。尾瀬内では増水による通行止めや、アクセス道路の通行止めもありましたが、現在は解除されています。先日の豪雨のような被害はなかったようです。
風が強かったため、折れてしまった木の枝が目立ちました。ビジターセンターの側には、沢山の球果(まつぼっくり)を付けたカラマツの枝が落ちていました。
その後は寒気が入り、本日は「ヘッ、クション」とくしゃみを何度もくり返し目覚めました。今朝の気温は10℃を下回りました。霜でも降りたかと散歩をしてみましたが、降霜はなかったようです。しかし、トンボが凍えてピクリとも動きませんでした。防寒対策を忘れずに入山して下さい。
湿原も茶色に色づいてきています。
レンゲツツジ
レンゲツツジ
の葉は赤く染まりつつあります。林内では
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
やシラタマノキの実がなっています。また、池塘では
ヒツジグサ
ヒツジグサ
の葉が紅葉を始めています。
周辺では、秋の花がまだ咲いていて、尾瀬の最終ランナー・エゾリンドウは開花間近、ほかは
イワショウブ
イワショウブ
、ミヤマ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
、ミズギク、ミヤマワレモコワ、
ウメバチソウ
ウメバチソウ
、
ヒツジグサ
ヒツジグサ
、オク
トリカブト
ヤマトリカブト
、
サラシナショウマ
サラシナショウマ
などが咲いています。
登山道の状況
7月下旬の集中豪雨で、尾瀬沼南岸(沼尻~三平下)は、土砂崩落のため当面は通行止めです。
通行可能となっている区間も場所によっては、歩道が狭くなっていたり、ぬかるみや崩れやすくなっている箇所がありますので、通行する際にはご注意願います。
燧ヶ岳への登山道は、どのルートも問題有りませんが、7/下旬の集中豪雨で荒れている箇所があります。燧ケ岳から下るガレ場は足元に注意してください。また、ガレ場から林内に入る箇所でのルート見失いに注意してください。
ほかにも見晴新道では土砂崩れ箇所があり、巻いて通るところは迷いやすくなっています。
長英新道(尾瀬沼・浅湖湿原~山頂)は、林内はヌカルミが多くなっています。ナデッ窪は、通行可能ですが悪路です。
登山装備
ツキノワグマの糞や足跡が多くなってきていますので、特に朝夕方の行動には注意が必要です。
尾瀬は山ですので装備をしっかりとされた上で入山してください。雨対策としてレインウェア、ザックカバーなどをご準備下さい。
自然保護のためにストックの先端にゴムキャップを装着して使用しましょう。
注意点
尾瀬内のほとんどで携帯電話はつながりません。ご注意ください。
尾瀬沼キャンプ場は28張り限定の予約制です。必ず予約をお願いします。なお、炊事場はありません。
お知らせ
沼尻休憩所は9/15まで土日のみの営業となっています。トイレの利用も平日は使えませんので、ご注意ください。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
ミズバショウのシーズン、もうしばらく楽しめそうです。木々は芽吹きはじめ、湿原の緑が濃くなってきました。2023.05.31
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: