西穂高岳 | 西穂山荘

日中の雲一つ無い時は盛夏とも思える暑さになります。日が傾きだすと気温が下がり、半袖では肌寒く感じます。

紅葉はまだ先 (2011.09.26 西穂山荘 )
紅葉はまだ先 (2011.09.26 西穂山荘 )
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天気・気温

09/16(金) 曇り一時晴。最低気温10..5℃、最高気温20.9℃。日の出05:35、日没18:04頃(09/13)。
松本市の天気予報
明日
27℃
3℃
明後日
28℃
9℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 4:00発表
高山市の天気予報
明日
26℃
2℃
明後日
晴のち曇
26℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月9日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

台風が通り過ぎた先週の7日あたりから天気は安定しています。
このところ連日の暑さが報じられていますが、山も例外ではありません。
山荘周辺も日中の雲一つ無い時は盛夏とも思える暑さになります。ただし日が傾きだすと気温が下がり、さすがに半袖では肌寒く感じます。
山荘周辺では ナナカマド ナナカマド の実も赤く色付き秋の気配を感じさせます。山荘より下の登山道でアザミの花ががかろうじて色を保っている状態で、背丈の低い草木の葉は色付きはじめました。
この時期の朝日は前穂高岳の後ろから昇るため、御来光が見られるのは実際の日の出の時間から20~30分くらい後になります。

登山道の状況

ロープウェイ~山荘間の登山道に問題箇所はありません。
木道の上は雨で濡れると滑りやすくなりますので、通行の際はお気を付け下さい。
上高地~山荘間の登山道も安全に通行できます。
独標の山頂側斜面は崩落によりルートが変わっています。現在は安全に通ることができますが、ルートを外れないよう、マーキングに従って通行して下さい。
独標より先は上級者向けのコースです。初心者の方は独標山頂より先へは行かないようにお願い致します。ピラミッドピークの先、第7峰の鎖場付近で事故が多発しています。通過の際には慎重に行動してください。
西穂高岳山頂から奥穂へのルートは日本の縦走路の中でも最も困難なルートのひとつと言われています。十分な経験・準備等が必要となりますので、安易に立ち入らないようにお願い致します。

登山装備

山荘の中は夜も暖かいですが、休憩中などに羽織る衣類をお持ちください。
山荘より上の稜線上は風が強いことがあります。防風対策も必要です
登っている時は汗をかきますので、あまり着込んでしまうと途中で脱がなければならなくなりますが、休憩中や朝晩は暖かめの衣類が必要です。最低気温は10度以下まで下がる日もあります。
高山では気象の変化が激しく、突然雨が降り出すことも珍しくありません。最低限の装備は常に携行し、無理のない安全な登山をお楽しみください

注意点

西穂山荘のテント場はせいぜい30張程度のスペースしか確保できません。
7月中旬~10月中旬にかけての週末は非常に混雑するため、状況によっては設営スペースが確保できないことも考えられます。
可能な方はなるべく週末の幕営を避けていただくようにお願いします。
なお、テント場をご利用の際は必ずレストハウスにて受付を済ませた後、設営してください。
レストハウスの食事メニュー(お酒やおつまみ類を除く)を御注文いただけるのは、夕方4時頃までとなっておりますので御注意ください。

テントの外に食べ物等を出しておくと、匂いに釣られて野生動物が寄ってきます。夜間やテントから離れる際は特に御注意下さい。

お知らせ

10月9日までの週末は、個室が満室の日が多くなっています。平日はまだ余裕がのある日がたくさんあります。宿泊予約の受付は松本事務所で行っておりますので、予約は電話番号0263-36-7052までお願いします。
現地の電話は、直前の予約・キャンセルのみお受けしておりますが、個室および団体予約は、現地電話で受け付けておりません。

ドコモのFOMAは山荘内でも良く繋がるようになりました。稜線でも大抵の場所で繋がります。
auは山荘付近・稜線ともに繋がります。
ソフトバンクは昨年より山荘西面なら繋がるようになりました。

昨年の今頃の様子は?

融雪は進みましたが、凍結箇所もあるので8本爪以上アイゼンで2023.04.30

GW最終日は雨。5月8日から新穂高ロープウェイが運休です2023.05.07

天気は雪から雨に。山荘周辺の積雪は70㎝ほど2023.05.14

西穂山荘周辺の過去の様子

西穂山荘

電話番号:
連絡先住所:
長野県松本市中央1-11-25 西穂山荘事務所

地図で見る
http://www.nishiho.com/

施設の詳細を見る

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西穂高岳 標高 2,909m

 穂高連峰の南端にあり、さらに南へ続く稜線は焼岳に至る。東側は上高地の谷を隔てて霞沢岳と向かい合い、西側は蒲田川の新穂高温泉を挟んで笠ヶ岳がすばらしい。  標高は3000mを切っているが、岩稜、お花畑、ハイマツと、高山帯の要素がそろっているので、北アルプスの入門コースとして人気がある。  この山から奥穂高岳への岩稜は北アルプスでも最も難しいコースで、初縦走は大正元年(1912)、鵜殿正雄が行っている。同じ年、辻村伊助は『スウイス日記』の中で「神河内ならぬ上高地は不快な所である」とその俗化を嘆いている。とはいえ昭和45年(1970)に新穂高温泉から千石尾根にロープウェイが架かり、登山が容易になった現在の山の賑わいと比べようもあるまい。  昭和42年(1967)には西穂高岳・独標で松本深志高校の生徒11人が落雷遭難を起こしている。低くても登りやすくても、アルプスは危険と紙一重の山なのである。  千石尾根が主稜線に突き上げた森林限界に西穂山荘が建っている。  登山道は上高地から所要6時間30分。新穂高温泉からは、ロープウェイ終点から歩いて西穂山荘、独標経由所要3時間30分。

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